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エレガントなパーカー入門モデル【パーカークラシックフライターとジョッターの違い】

当ブログは流行にかかわらず自分が使ってよかった筆記具をレポートするスタンス。

 

ということで過去のモデルが多くなってしまうのですが、最近注目しているパーカーのボールペンから「クラシック フライター」を見ていきたいと思います。

 

パーカーのボールペンの良さは何かと聞かれると、それは「書き味と軸のバリエーションの多さ」と言えるのではないでしょうか。

 

金属製のタンクに入ったお馴染みの「クインクフロー(Quink Flow)」は速乾性のある油性インクでありながら硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な書き味。

 

G2タイプリフィルが一方で「パーカータイプ」と呼ばれるように、ボールペンの油性インクといえばパーカーと言えるほど書き味が良いです。
(個人的な感想も含む)

 

多くの筆記具メーカーがG2リフィルに対応することで、メーカーの垣根を越えたリフィル(インク)と軸のコラボレーションを試すことができるのは大きな魅力。

 

綺麗なアウロラの軸や木軸のファーバーカステル伯爵コレクションにクインクフローを入れて使う。
ボールペンと言えば黒いインクがメインですが、黒と言えどその色味や粘度はメーカー毎に異なっており、自分が書きやすい粘度・色でお気に入りの軸を使うという楽しみは、書くという作業を特別なものに変えてくれます。

 

そして軸のバリエーションは、筆記具の老舗ともいえるパーカーの長い歴史の中で生まれてきた数々のデザインに裏付けられるように、形を変えながらも現在に脈々と受け継がれているのです。

 

ボールペンはパーカージョッターに始まり、過去にも様々なモデルが発売されてきました。
高価格な筆記具をメインに展開するモンブランやペリカンと違い、数千円~数万円(数十万円)という価格帯の広さもパーカーの魅力と言えます。

 

そんな書き心地の良いパーカーのインクを手軽に楽しめるラインナップが、ジョッターでありクラシック(フライター)です。
 

 
ジョッターは以前にも新旧比較の記事で紹介していますが、今回は総金属軸のクラシック フライター ストライプ ボールペン。

 

ボールペンの始祖であるジョッターと比較しながら見ていきたいと思います。

 

フライターとジョッター、2本はよく似ているようで微妙な違いが見られるモデル。
 

 
▲左からクラシックフライター、ジョッターオリジナル(旧)、ジョッターオリジナル(新)

 

サイズを並べるとクラシックフライターはジョッターオリジナルに比べて細身かつ長いことが分かります。
ジョッターでも十分細いのですが、クラシックフライターの軸径は約8mm。
胴軸径は8mmですが、先細なデザインとなっており、グリップポイントはCROSSのクラシックセンチュリーの7.5mmとほぼ同等。
細軸好きな方だけでなく女性にも扱いやすいサイズではないでしょうか。

 

ここで、少しややこしいのですがフライターには今回の記事の「クラシック フライター」とは別に「ジョッター フライター」があり、ジョッターフライターはジョッターオリジナルの樹脂部分が金属製となっています。
軸径やサイズ、矢羽クリップなどのデザインはジョッターそのもので、軸が総金属製なのがジョッターフライター。
それよりも細長く、矢羽クリップの形が違うのがクラシックフライター。

 

当記事ではややこしいので、クラシックフライターを「フライター」、ジョッターオリジナルを「ジョッター」と呼ぶ事にします。

 

ということで次は「クラシック」なフライターの矢羽クリップをジョッターと比べてみましょう。
 

 
クラシックフライターを「クラシック」と言わしめる部分が、この矢羽クリップではないでしょうか。
横から見比べた写真ですが、ジョッターのシンプルな矢羽クリップとは異なり、まるでパーカー75のようなリアルな羽がデザインされた矢羽クリップなのがお分かり頂けるかと思います。
 

 
そして、その羽の部分で軸に固定されているのがフライターのクリップの特徴。
一目でパーカーの筆記具と分かる、たまらなく格好良いデザインではありませんか。
 

 
クリップの羽の部分は衣類の生地を通さないため、スリムな天冠付近はジャケットのポケットから大きく上にせり出す形となります。
そして、このような形故にポケットからつまみ出す際、非常につまみやすくなっているのです。
細身のボールペンをスタイリッシュにポケットから取り出す。ビジネスマンにもお勧めのシルエットです。

 

クリップ先あたりに見えるのがキャップリング。
胴軸とキャップの間に位置するこの部分にはペンの情報が盛りだくさん。
 

 
フライターとジョッターの比較では、刻印の深さに違いが見て取れます。
このフライター、通常のステンレスモデルとは違い、真鍮にシルバープレートが施されているストライプモデル。
パーカーのロゴや「PARKER」の文字、ストライプもクッキリと彫り込まれています。
 

 
U.S.A.に工場があった時に生産されたモデル。
「MADE IN U.S.A.」の刻印が見えます。
 

 
クリップの右側にあたる位置には「Q」の刻印。
前々回のデュオフォールドの記事で早見表にしたシリアルコードに習うと、製造年は1990年でしょうか。
(Qの横の記号は謎です…!)
 

 
ノックボタンの上部にパーカーロゴの刻印があるのもフライターがクラシカルで格好の良いポイントではないでしょうか。
左から、フライター、ジョッター(旧)、ジョッター(新)

 

旧のジョッターと同じくパーカーロゴがあるのがフライター。このロゴは製造年によって変化し、この3本矢羽のロゴは一番古いもの。
近年のジョッターはロゴの刻印がなくなりフラットとなっています。
 

 
ロゴが押してあるか押してないかだけですが、格好良さが全く違うように感じるノックボタン。
ノック感はロゴがない方が押しやすく、ロゴありだとノックした際に指の腹が丸く凹みます(笑)
 

 
エレガントなストライプのボディにクラシックな矢羽クリップ。
デザイン的に余分なものがなく洗練されています。
シルバープレートの鈍い輝きもデザインとマッチしているのではと思います。
 

 
リフィル交換はキャップリング下をネジって胴軸を2つに分解し行います。
フライターは総金属のためネジ部分も金属製。
ジョッターはオリジナルの場合は樹脂ですね。

 

見ての通り胴軸径の違いから2本のパーツに互換性はありません。
 

 
お馴染みのG2タイプリフィルを取り出しました。
新しいものと交換します。
このように並べてみると、フライターとジョッターのキャップの長さもまるで違うことに気づけます。
 

 
キャップの内側に配置されているネジ受けも、フライターは金属、ジョッターは樹脂。
金属と金属、樹脂と樹脂を合わせる事で耐久性も増します。安価にもかかわらず耐久性が高いのが2本のセールスポイントでもあるのです。
 

 
この3本に入れているリフィルはそれぞれ異なり、写真のようになっています。
パーカーの油性インク「クインクフロー」よりもさらに細い字幅をお求めの場合は、uniのジェットストリーム芯がおすすめ。
 

 
今となっては当たり前の性能ですが、筆記時にペン先がブレないボールペン。
「ブレないボールペン」として成功したゼブラの「ブレン」がブレないでいうと記憶に新しいですが、老舗のパーカーは随分前から筆記時にブレないボールペンを作っています。

 

これは書きやすさという点から当たり前の性能なのですが、安価なモデルでも品質に抜かりないところが流石はパーカーと言ったところでしょうか。
左がフライター、右がジョッターです。
 

 
字幅の比較はこちら。
フライターに入っていたリフィルは製造年代からもプチヴィンテージのため、若干インクの固化が始まっており書き味硬めです。
中字・細字共にハッキリとした黒でコントラスト高く書けるのがパーカーリフィルの特徴。
ジェットストリームは流石の極細さ。安定の書き味と言って良いでしょう。

 

 

さて、今回はパーカーの細軸モデル「クラシック フライター ボールペン」の珍バリエーションであるストライプをレポートしました。

 

価格帯の広いパーカーの筆記具ですが、誰もが手にしやすい価格の製品でも抜かりのない性能を提供してくれます。

 

単に安いというだけのモノではなく、パーカーの歴史を感じることができるデザインが贅沢に盛り込まれた逸品。
総金属の堅牢なボディに粘度最適なインクを装備したクラシックフライターは、パーカーファンならずとも細身の軸をお探しの方にはきっとマッチする事でしょう。

 

それでは今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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