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付属のポーチで持ち歩きたい!ラミーサファリのNANGAコラボモデル レビュー【with LAMY Safari ニブ交換方法】

皆さんの万年筆入門は、どのメーカーの何というモデルだったでしょうか?
個人的に万人にお勧めできる万年筆として、ラミーのサファリ(LAMY Safari)があります。
 

リーズナブルな海外製の万年筆において、一番ポピュラー且つ人気があるのはラミーのサファリと言っても過言ではないでしょう。
 

堅牢で手軽に扱え、様々なカラーバリエーションがあり、そしてデザインもお洒落ときている。
万年筆入門、そして普段の利用においてこれほど「信頼の3拍子」が揃っている万年筆もなかなか無いです。
 

サファリの記事は前にも書いた記憶がありますが、今回はそんなラミーサファリのコラボモデルについて。
サファリはすでに2本持っていましたが、特別なメーカーとのコラボということでサファリが1本増える形となりました。
 

 
そのサファリ万年筆とは「ナンガ×ラミー ミニスリーピングバッグ+サファリ セット」
「ナンガダウン」で有名なアウトドアブランドとのコラボモデルです。
 

前半はNANGA×LAMYのコラボモデルのレポート、後半はサファリのニブ交換方法についての二部構成でお届けします。
 

それでは前置は簡単に、早速見ていきましょう!
 

 

 

 

【NANGA×LAMYのリミテッドモデル】

以前から気になっていた、アウトドアブランド「NANGA(ナンガ)」とのコラボモデル。
 

NANGAの前身は寝袋メーカー。
その技術を生かし高性能なシュラフやダウンを手がける、今やアウトドアアパレルメーカーとしても日本を代表するブランドとなっています。
 

NANGAという名前はヒマラヤ山脈の「ナンガ・パルバット」から。
筆記具メーカーだとヨーロッパアルプス最高峰からとられた「モンブラン」が思い浮かびますね。
 

私個人としても地元関西(NANGAは滋賀発)のメーカーが筆記具界のビッグネームであるラミーとコラボしているということが堪らなく嬉しいのです。
これは応援の意味も含めて買うしかないでしょう、と。
 

手元にあるのはカーキのコラボサファリ。
「NANGA×LAMY MINI SLEEPING BAG+SAFARI SET」
そんなNANGA×LAMYのコラボモデルは、実にNANGAらしいひねりのあるコンセプトです。
 

 
シュラフ型のミニバッグとセットになったリミテッドパッケージ。
 

リミッテッドモデルのラインナップは、
BLK/WHT…ミニバッグがブラック、サファリがホワイトのNANGAオリジナルカラー。
KHA…カーキのミニバッグ、グリーンのサファリ。
ORG…オレンジのミニバッグ、オレンジのサファリ。
 

オリジナルカラーのホワイトは早々に売り切れていましたので、大人しめのカラーが好みな私はカーキをチョイス。
(オレンジもNANGAっぽくて良いですが…)
 

 
サファリ本体には「NANGA」のロゴ。
大きめに入ったロゴがアウトドア然としていて、サファリのイメージとも合っています。
 

サファリは本国ドイツでは小学生も使っているメジャーな筆記具。
首軸の形が自然に正しい持ち方になるように、親指と人差し指用の面がデザインされています。
 

そして重量も約17g(インクの供給方式により前後)と非常に軽いため、まさに老若男女に使いやすい万年筆となっています。
 

 
ちなみに、首軸と胴軸をネジで結合する際、上面に「NANGA」ロゴを配置したい場合は、「LAMY」ロゴを上面にした状態で胴軸を回し嵌めましょう。(LAMYロゴを上面にしたい場合はその逆)
 

ニブのカラーはブラック。
ボディカラーのグリーンとマッチしています。
 

そして、コンバーターの赤いノブとも相性が良いカラーです。
 

サファリにはデフォルトでブルーのカートリッジインクが1本付属していますので、購入後にすぐ書き出すことが可能。
カートリッジ/コンバーター両用式ですので、インク瓶から好きなカラーのインクを吸いたい場合は、このお洒落なコンバーター(別売)が必要となります。
 

後半の記事でやりますが、サファリの限定モデルに着くニブはだいたいが細字(F)と決まっていますので、字幅を変えたい方はニブ交換をしましょう。
 

 
本リミテッドエディションで目を引く部分が、NANGAと言えばシュラフ!のシュラフ型ミニバッグでしょう。
こちらは手触りが良く、そのまま寝袋を小さくしたようなデザインが可愛いペンケースとなっています。
 

次の項ではこのシュラフ型ミニバッグ(ペンケース)について見ていきます。
 

 

【ペンケースとしてはもちろん、様々に使えるミニバッグ】

人間用ではなくペンや小物用のミニシュラフ。
 

 
本リミテッドエディションの大きなポイントである小型の寝袋にサファリを3本収めてみました。
 

か、可愛すぎる…!
 

人が使うシュラフと同じように首元が絞れるため、逆さ向けない限り持ち運び中にペンを落とすということはありません。
ミニシュラフの内側(背の部分)にはペンのクリップを挟めるベルトもあるため、収納したペンをすぐに使わない場合はクリップで固定するのも良し。
 

そして注目はカラビナの「LAMYロゴ」。
対面は「NANGAロゴ」となっていますので、カラビナ自体もリミテッドエディション仕様です。
 

 
首元を緩めてペンを取り出します。
ミニシュラフ自体に伸縮性があるため、首元を締めた状態のままペンを出すことも可能ですが、収納本数が多い場合は緩めましょう。
 

収納しているサファリは、
・アクアマリン(2011年限定色)
・ペトロール(2017年限定色)
・NANGA×LAMYグリーン(2022年)
の3本。
 

ミニシュラフの触り心地はナンガダウンそのもの。
中には拘りの羽毛が充填されています。
 

実はこのシュラフ型ミニポーチは単独でのラインナップもあり、様々なカラーのものを購入することができます。
(他のメーカーとのミニシュラフのコラボモデルもあり!)
 

そのためペン意外の小物にも対応した造りとなっていて、一番身近なアイテムではスマートフォンなどを入れて、カラビナでバッグにぶら下げる、ベルトループにぶら下げるといった使い方ができるのです。
 

 
写真はiPhone12を入れてみたところ。
iPhoneだと12Pro、12、12miniに最適なサイズと言えます。
(Pro MAXとなると横幅的に難しいので注意)
 

 
iPhone12はこのようにすっぽりと入ります。
うむ、暖かそうですね。
 

12miniだともう少し余裕がありそう。
ボトムのベルトループにぶら下げて、スマホや車のキーや小銭入れなどを持ち運ぶと便利ではないでしょうか。
 

 
サファリを入れてリュックにぶら下げてみました。
手持ちのリュックにカラビナを繋ぐ場所がなかったので持ち手に付けましたが、サイズ感は伝わりますでしょうか?
 

さて、NANGAロゴ入りのサファリにプラスして、使えるミニシュラフも付いたお得なNANGA×LAMYリミテッドエディション。
 

 
アウトドア専用として使うというよりは、ペンケース代わりに屋内で持ち運ぶのもありです。
アウトドアやキャンプ用品が好きな方、NANGA製品好きの方は、他に差を付けるアイテムとして普段使いのミニシュラフはいかがでしょうか。
 

次の項では限定モデル付属の細字(F)ニブを交換して、他の字幅を楽しんでみます。
 

 

【これは簡単!サファリのニブ交換方法】

手持ちのサファリが3本となりましたが、そのいずれもがFニブとなっています。
 

サファリと言えば、ニブ交換の敷居が低いのも持ち味の一つではないでしょうか。
各字幅のニブはAmazonでも1つ1,500円前後で販売されています。
 

今回のニブ交換ではデフォルトのFにかわり、EF(極細)とB(太字)を試していきたいと思います。
 

 
立派な(?)小型トランクのようなケースに入って届いたサファリのニブ。
ペリカンやカヴェコ等のペン先は円筒のケースに入っていましたが、サファリはペン先というよりニブのみの交換となるため、四角いボックスに収められています。
 

 
ケースを開けてニブとご対面。
台紙には5つスリットがありますので、トランク1つで5つのニブを収納できます。
 

いやしかし、万年筆のニブ交換と聞くと高度な技術が必要なイメージがありますが、このトランクからも見て取れるように、サファリのニブ交換はボールペンのリフィルを交換するが如く簡単な作業なのです。
 

 
サファリのペン先の構造ですが、ペン芯にニブが差し込んであるだけのとても分かりやすい構造です。
 

それもそのはず、ドイツの子供達は自信でサファリのニブ交換(字幅の変更)を行います。
使う人が子供でも操作がしやすいよう、シンプルな造りとなっているのでしょう。
 

 
それではニブの交換方法ですが…、
 

 

首軸を持って、ニブを真っ直ぐに引き抜くのみ…!
 

なのですが、インクを入れている場合と入れていない場合でやり方は変えた方が良さそうです。
なぜなら、インクが入っている状態でニブ交換をすると100パーセント指がインクで汚れます。
(指に着いたインクはなかなか落ちません…)
 

そこで、マスキングテープやセロハンテープを使ってニブを外す方法がおすすめです。
 

 
ニブの上面にマステを貼って…
 

そのまま真っ直ぐ引き抜くのみ!
 

 
これだけ、とっても簡単。
しかもほぼ力を入れずに抜き事ができるため、お子様や女性にも行いやすい作業です。
 

 
個人的にこのペン芯のデザインが気に入っています。
まるでスペースシップのような直線的で格好の良いデザイン。
 

インク溝は2本ありペン先にインクを十分供給できます。
 

 
ペン芯を横から見たところ。
シンプルな三角形のペン芯で、フィンなどは設けられていません。
両サイドにはニブをスライドさせる用の凸がみえます。
 

 
ニブを差す場合は、インクが入っているときはペン芯に触れないように気をつけながら、素手でゆっくりと左右のレールに沿って真っ直ぐ差し込みます。
 

それだけで完了!
 

このようにサファリのニブ交換は簡単に行えるため、ニブさえあれば 言わば自由に字幅を変更できることになります。
 

 
ニブの種類は一般的に、EF、F、M、Bの4種類ですが、カリグラフィー等の特殊ニブや金ニブ(サファリ用ではないが互換性あり)もあり、まさにスチールから特殊ニブ、金ニブまで全てをカバーすることができる夢の万年筆と言って良いでしょう。
 

 

【各字幅の比較と書き味について】

最後は交換したペン先で試し書きを行っていきます。
 

サファリというと字幅Fを使う機会が多いですが、先のニブ交換でEFとBへ交換したので書き味や字幅を比較します。
 

 
いやー、しかし黒いニブは格好良いですね。
EFやBの書き味はどうでしょう?
 

 
それぞれの字幅(EF・F・M)を書き比べてみました。
文字だけ見るとEFとFはそれほど差がないように見えます。
 

使っているインクはラミーのペトロール。
2017年のインクで、サファリの万年筆と同じカラーです。
 

 
文字の濃淡を見るとFの方が表情豊かと言いますか、濃淡はハッキリと出ているように思います。
 

一方、EFとBは濃淡は控えめ。
Bの太さはかなり顕著で文字も目立ちます。
 

書き味という観点での違いは、EFは一番硬めでサリサリと少し引っかかる感じがしました。
Fと字幅の差がほとんど無いだけに、書き味の違いはハッキリとしています。
 

FとBは紙へのタッチがEFに比べて明らかに柔らかく、スルスルとペン先が滑っていきます。
 

日本語を書く上で、やはりFが書き味と太さ(字幅)を踏まえて一番使い勝手が良いかと。
デフォルトで着いているペン先として間違いない書きやすさ。
 

しかし個人的にはEFのサリサリとした書き味も好みで、ピンピンめに尖らせたHBくらいの鉛筆で書いているような感覚となり、一番自分らしい字が書けたかなと思います。
 

 
Bは普段使いには馴染まないですが、うまくコントロールできれば面白いのではないかと。
スタブニブのような使い勝手になるよう研ぎ直してもらうと私の好みに合うのかもしれません。
 

 

さて、今回は前半にNANGA×LAMYのリミテッドエディションのレポートを。
後半はニブ交換の方法と書き味の比較を行ってきました。
 

様々なカラーのサファリがある中で、他メーカーとコラボしたサファリはロゴがあったり、NANGAコラボでいうとミニシュラフという付加価値がついていたりと面白い展開を見せるラミー。
 

リーズナブルに手に入る万年筆でありながら、堅牢で、様々なボディカラーを楽しめ、簡単にニブを交換して字幅まで変えられる。
これって最強ではないでしょうか?
 

つい最近カヴェコはペン先交換が簡単と言っていましたが、それと同じくらいラミーも簡単ですので(しかもどちらもオプションのニブやペン先が安い!)、気軽に楽しんでみてはいかがでしょう。
 

それでは今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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