ロックな2.5mmへリケーブル!武蔵野レーベル「STONES」/ONKYO DP-S1音質編
こんにちは。久々にガジェットカテゴリーの更新です。
ONKYO/DP-S1の2.5mmバランス接続を体感すべく、今回もケースと同じブランドである「Musashino LABEL」のバランスケーブルの中の一つ「STONES」を入手しましたのでレポートしていきます。
DP-S1については、7月6日にアップデートもリリースされましたので、最後にそちらにも少し触れていきます。
さて、ついに入手しました2.5mmバランスケーブル!Musashino LABELのケーブルを選んだ理由としては、単純に前回レポートしたケース(プレミアムレザーケース)が質感・商品コンセプトともに良かったこと、異なる3種類のケーブルを開発するというメーカーの心意気・面白さに惹かれたためです。ヤフオクやAmazonでリーズナブルなケーブルはたくさんありますが、デザインやレビューを見ても、コレ!というモノが無かったというのも私の背中を押しています。
決定打は、
①ケーブルが黒
②プラグがL型
③デザイン
よく聴くジャンルはJ-POPと洋楽ということもあり「STONES」を選択。3種類のケーブルの聴き比べができると比較レポートとしては一番いいのですが、アニソンもクラシックも今のところメインで聴かないので、もし聴くようになったら買い足したいと思います(いつになることやら…)※取り扱い店舗へ行けば聴き比べも可能
eーイヤホンで取り扱っているのを確認し、ポチリ。送料無料で翌日に到着。いやー、ほんとに早いです。
それでは、早速パッケージからレポートしていきましょう。
【パッケージ~開封】
今回もケースと同じく高級感のある手触りのいいパッケージです。
ケーブルのラインナップとしては、
・forロックの「STONES」
・forクラシックの「Cantabile」
・forアニソンの「Sunshine」
ケーブルはそれぞれの3.5mm3極アンバランスと2.5mm4極バランスがラインナップされています。さらに「Sunshine」のみ4.4mm5極もラインナップされています。
扉はマグネットでパチッと開閉できます。扉の内側にはブランドコンセプト。ウィンドウの下にはイヤホンの特徴が書いてあります。
「ベース、バスドラ、ギターが渾身一体でごつごつとした巨石の様な音の塊となって…」そういうことで「STONES」なのですね。音質がどのように変化するのか、期待が高まります!
【イヤホン&プラグ】
開けてみました。ケーブルは編まれています。そのうえで樹脂コーティングが施され、容易に絡まるということはありません。個人的にはケーブルはJVC WOOD純正の布っぽい方が高級感があって好みなのですが、バランスケーブルというと編み編みコードですよね。
楽曲再生中にコードを絡めてもノイズは感じられませんでした。購入動機にもあったようにDP-S1とケースのシックな外観からケーブルも黒がいいと思っていたので満足です。長く使っているうちにほどけたりしないか少し心配です。
【MMCX端子・イヤーピース】
イヤホンとの接続部分をアップで。
リケーブルの際は、MMCX端子部を無理にひねったりケーブルを持って引っ張らずに、爪を隙間に押し込むようにして外します。
MMCX端子からケーブルにかけてワイヤーが入っているので自由に曲げることが可能。購入直後はイヤーハンガー的に曲がっているのでお使いのイヤホンのタイプに合わせて曲げましょう。購入前にお持ちのイヤホンハウジングのケーブル規格確認を忘れずに。
【2.5mmプラグ】
DAP本体とケーブルをつなぐプラグはL型。たまにDP-S1のレビューで2.5mmバランス接続した際のプラグの不安定さについて書かれていることがありますが、「STONES」を挿した感じは良好そのもの。緩くてプラグが回るといったことは皆無です。カッチリと接続されています。アルミの質感と角張った円柱プラグは、四角いDP-S1とのデザインマッチングもいいですね。
3.5mmイヤホンを接続すると消えていた「Balanced」のアイコンも黄色く点灯!この部分について、3.5mmイヤホンを挿すたびに切ない気持ちになっていたので気持ち的にも実に晴れやかです(笑)
プラグ部分のアクセントである赤いキャップ(アルミ製)キャップにはMusashino LABELの「M」のマークが。個人的にはここの色はグリーンが良かったのですが、STONESということで音質のイメージに合った赤ということでしょう。ちなみにキャップがグリーンなのは「Cantabile」です。
3.5mmプラグとの比較。細いですがしっかりした作りです。JVC WOOD純正の3.5mmの方が3極なのに対して2.5mmは4極。絶縁リングで仕切られた金属部分で見分けます。
イヤホンの分岐部はアルミと黒檀の二部構成。JVC WOOD FW01のハウジング部も黒檀なので素材もマッチしているといえます。さりげなく黒檀部に「M」のマーク入り。黒檀部を上下してイヤホンまでのケーブル分岐の長さを調節します。
続いて、肝心の音について書いていきたいと思います。バランスケーブルは今のところこれ一本ですので、ここではJVC WOOD FW01純正のアンバランスケーブルと聞き比べた感想です。
結論から言うと、「STONES」ケーブルの謳い文句に偽りなしです。おそるべしバランス接続、おそるべしSTONESケーブル&JVCイヤホン、そしておそるべしDP-S1です。どの要素がこの完成された音を作り出しているのかは判別つきませんが、このイヤホンとケーブルがDP-S1の性能を引き出していると言っていいと思います。まず、全体的な印象として、アンバランス時に比べさらに音の明瞭さがアップしています。それに伴ってか、ボリュームも上がったように感じます。一つひとつの楽器の音、ヴォーカルの息づかいまではっきりと感じ取れます。
バスドラムの響きはアンバランス接続時より増して、耳の奥から腹に抜けるようなどっしりとした臨場感を与えています。そしてそれに負けじと中音域も音の輪郭がはっきりしていながら絹のようななめらかさ。エレキギターの音も、弦上を滑る指使いやハンマリングオンやプリングオフのように弦越しにフレットを叩く音など、より細かな音まで再現できています。
今まで聴いていた音が、いかにボンヤリしていたか…。力強くも繊細、そのような印象を受けます。
聴き取れる音の幅がグンと広がったうえに一つ一つの音の出場所が明瞭になったことで、さらに臨場感が増している。まさに小さなライブ会場が耳にはまっているという感覚です。
以上の感想を踏まえて、ギター・ドラム・ベースという一番ポピュラーな楽器を強調してくれる「STONES」は3種類あるイヤホンの中でも一番万人受けしやすいモデルではないでしょうか。
【おまけ/アップデート後のDP-S1】
前述しました7月6日にアップデートがあり、楽曲一覧の右側にスクロールバーが追加されました。これを待っていたユーザーは多いのではないでしょうか。上下スライダーは指が画面に触れることで出現します。操作感は良好!これで一気に最下・最上の曲へ行き来できるようになりました。
今回のアップデート、そして2.5mmバランス接続の音質を体験したことで、DP-S1は、またまた手放せない・いつでも持ち歩きたいアイテムとして急成長を遂げました。次回のアップデートも大掛かりなものになる(らしい)との情報もあります。期待して待ちましょう!以上、Musashion LABEL「STONES」(DP-S1/音質編)のレポートでした。
ではまた。
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