注目度急上昇!Munekawaのペンケース 【Arch Pen M】
こんにちは。今回は久しぶりにペンケースのレポートです。
いつも使っているのは土屋鞄のロールペンケースですが、ボールペンや万年筆が増えてくると持ち運びたいものが増え、それに伴ってペンケースも増えてしまいます。本来、ペンケースに入れるペンを数本選んでからペンケースに入れるものですが、私の悪いクセでペンに合うペンケースを探してしまうのです。
購入の経緯として、モンブランの筆記具を手に入れたことで専用のペンケースが欲しくなったこと。モンブランをオロビアンコのペンケースに入れていたのですが、何かしっくりこない。モンブランを携帯するなら黒いペンケースが合いそうだ、ということで黒のペンケースを物色。普段レザー製品を買う場合、経年変化が分かりにくいので黒はビジネスバッグ以外では買わないのですが、今回はそんなことまったく気にせず。
そこで見つけたのがこちら、Munekawa(宗川)のペンケース Arch Pen M です。
Arch Pen Mは2〜3本差しで、これぞというお気に入りをコンパクトに持ち運べます。ペンケースというと以前は収納力を重視して買ったものですが、今では、特に万年筆を使うようになってからというもの、お気に入りの数本を持ち歩くために収納力度返しのペンケースを持つようになりました。
2本差しのペンケースと比較するとオロビアンコのものに比べて一回り小さく、質感も特殊な加工によって牛革でありながらコードバンのような透明感のある革質となっています。Munekawaが約15cm、オロビアンコが1cm程長く約16cmです。
こう比べると大きさの差は歴然ですね。スーツのポケットにも収まるサイズです。
メインで使っているペンケースを並べてみました。左からMunekawa Atch Pen M、オロビアンコ二本差し、土屋鞄ロールペンケース、土屋鞄オーバルペンケース。
【各部ディティール】
裏側には「Munekawa since1999」の刻印。金の型押しが高級感と上品さを醸し出しています。両端に向けて靴べらのように緩やかに反っており、底は前面に向かってカーブしています。複雑な加工です。このカーブする革が、手に持ったときに指のライン、親指の付け根の膨らみ等にフィットし、表面はツルッとした革質ながらも持ちやすさに貢献していると感じます。
サイドから。表面と裏地の質感の違う2枚革で構成されています。コバの磨き上げ処理も丁寧の一言。
底の部分のカーブがまるで革靴のトゥのようです。革の厚みは薄めですがペラペラというわけではなく、しっかりと強度があります。
表面は牛革でありながらコードバンのようにきめ細かくなめらか。染色後に表面に高圧アイロンで熱を加えることで革に張りと淡い艶を持たせているそうです。この加工による艶が高級感に一役買っていますね。黒以外の色はさながら宝石のような上品な輝きです。ブルーやグリーンも相当気になるところ。
裏地は頑丈なダークブラウンのレザー。表面の革とは加工が異なっており、耐久性のある革だそうです。表側とはまた違った光沢のある仕上げとなっています。アップで見ると革の毛穴まで確認することができますね。
スペックは2〜3本差しですが、使用の際の注意点として、収納室に仕切りがないため収納本数はペンの太さに依存することです。モンブランの149やパーカー・デュオフォールド等のキングサイズの万年筆は一本+αのみ収納可能かと思われます。私の持つ大きめの万年筆ではデルタのスクリーニョがキングサイズになるのですが、そちらを入れてみたところ一本のみ収納可能でした。入れようと思えば、キングサイズのペンと細めのペン(CROSSのクラシックセンチュリーやパーカージョッター等)が入りそうです。
モンブランならクラシックシリーズ、デルタはドルチェビータスリム、ペリカンはスーベレーンのM600までが適合します。このように、軸径が13cmくらいまでの万年筆であれば二本収納可能です。
細めのペンであれば3~5本は収納可能。手元にあるペンでは、クラシックセンチュリー(軸径約7.5mm)なら5本、パーカージョッター(軸径約10mm)なら3本収納できました。革は使っていくと若干のびて形が変わるため使い込むうちに収納本数も変わってきそうですね。
Munekawaのペンケース Arch Penには2〜3本差しの他に1本差し(Arch Pen S)もあります。色もArch Pen Mと同じ5色展開。今回は黒を手にしましたが、先ほども書いたようにブルーやグリーンも気になっています。どの色も鮮やかで透明感があって所有欲を満たしてくれそうです。以上、注目度急上昇のMunekawaのペンケース Arch Pen M のレポートでした。
ではまた。
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