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イヤホンの進化を実感する!ハイレゾ対応イヤホン 【JVC WOOD HA-FW01】

2021年5月19日

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こんにちは。

前回、前々回よりDAP関連のレポートをしており今回で3回目、イヤホン編です。今回、ハイレゾ対応イヤホンを使ってみて、改めて昨今のイヤホンの性能の高さを目の当たり(耳の当たり?)にしました!

昔からコンパクトなオーディオプレーヤーには高性能なイヤホンが付きものでした。以前のイヤホンを振り返りながら、新しいイヤホンのレポートを進めていきます。

 

 

 

 

 

【パッケージ】

それではさっそく、注文していたJVCのハイレゾ対応イヤホンパッケージのレポートです。モデルは「WOOD HA-FW01」。

 

 

なぜこのモデルにしたかというと、まず好みの素材(ウッド)、リケーブルできる、音についてもレビューで高評価だったこと。パッケージは高級感がありますねー。「日本製」というところが誇らしげです。

 

 

パッケージを開くとこのような状態。様々なサイズのイヤーピースが同梱されています。右側のイヤーピースは低反発素材のものです。真ん中のCLASS-Sと書いてあるものはキャリングケース。

 

 

【キャリングケース】

 

キャリングケースを出してみました。なかなかの高級感です。内側は起毛素材でイヤホンを優しく包み込みます。ケースの中にはケーブルリールとクリップが付属。私は使いませんが…。

 

 

イヤホンを入れるとこのようになります。コンパクトに持ち歩けそうですね。

 

 

しかしながら、私が使うのは前回も登場したHERZのトランプケースです。純正のケースと対象的に四角いですが収まりはよいです。お気に入りの名刺ケースなどをイヤホンケースとして使うのもいいかもしれません。

 

 

【イヤホン本体】

では、外観のレポートです。

 

 

WOODシリーズにはFW01FW03まであり、いずれもハウジングに木材を使用しています。金属と木のコンビが高級感を醸し出していますね。プラグはI型です。FW01の木はシリーズ中で一番黒っぽいのが残念ですが。適度な重さもあって装着感も上々。ケーブルが樹脂製ではないため絡まりにくいのもいいです。樹脂製のケーブルはいずれベタついてくるので、絡まりにくいベタつかないはうれしい仕様ですね。 

デザイン的な唯一の不満点としてはでかでかと主張するJVCのロゴでしょうか。この辺のデザインは前モデルのHA-FX1100の方が洗練されていてよいかと。

 

 

右は赤のライン、左は青のラインが入っています。ハウジングに対してイヤーピースが斜めに取り付けられているためイヤホン本体が外耳に干渉することが少なく、ナチュラルな着け心地です。

 

 

左側のケーブルには小さなポッチがついていて、暗がりでも左右のイヤホンを見分けることができるようになっています。

 

 

【音について】

それではいよいよ音について書いていきます。そこまで音の技術についてや音質について専門ではないので、感じたままを書いてきたいと思います。ここでは、一般的に使われている方が多いであろうイヤホン「Apple EarPods」との間で感じた音質の違いをレポートしていきます。

 どちらかというと、私のように今まで何かの機器に付属してきたイヤホンでしか音楽を聴いたことがないかた、これからハイレゾ対応機器で音楽を聴いてみようかなというかた向けの記事かも知れません。そもそもApple EarPodsはカナル型ではないので仕組みから装着感から全く違うのですが、聴いてみた音の違いが素人の私にでもわかるので、今まで一般的なイヤホンでしか音楽を聴かれたことのない方の参考になればと思います。

 

 

それでは私のイヤホン遍歴からお伝えしておきます。

 

AIWAのステレオカセットプレーヤー(HS-P75)に付属のイヤホン

 

 

ONKYOMDプレーヤーに付属のイヤホン(これは訳あって本体とともに友人へあげました)

SONYMDウォークマン(MZ-N10)に付属のイヤホン

 

 

・第4世代ipod touchに付属のイヤホン

BlackBerry9000(スマートフォン)に付属のイヤホン

 

 

ipodのイヤホンが断線したので買い増し(現行のApple EarPods

 

 

こう思うと故障を伴わないイヤホンの買い増しは今回が初めてですね。

この中でまず鳥肌が立ったのが、BlackBerry9000に付属してきたイヤホンです。この時期になるとイヤホンとしての基本性能も上がってきているのかも知れませんが、低音の響き、音のクリアさが今までとまるで違ったのを覚えています。しかも私にとって初のカナル型イヤホンでした。カナル型を着けたときの外界音の遮断性、音楽没入感がなんとも言えず好きです。イヤホンプラグの形もかっこよくて気に入っていました。

 

次に、現在まで使っていたApple EarPods。これを使って初めて音楽を聴いたとき、全身の毛が抜けるかと思うほどの衝撃。低音から高音までひとつひとつの音がハッキリしていて厚みがある!と感じました。こちらはカナル型ではないのに耳底に届く感があり、さすがはAppleと言わざるを得ません。

 

そして、今回のJVC WOOD HA-FW01。これはやばいです。イヤホンはここまで進化していたのですね。音質の感想は後述で。 

 

どのような音楽を聴こうかと悩みましたが、アコースティックなサウンドがわかりやすいかなと思い、

Mr.Children/ヒカリノアトリエ(今のところ唯一のハイレゾ音源)

・スキマスイッチ/DOUBLES BEST(アルバム:CDリッピング)

・BUMP OF CHICKEN/COSMONAUT(アルバム:CDリッピング)

などJ-POPを聴いてみました。まだ2.5mmのケーブルを持ちあわせていないので付属の3.5mmアンバランス接続です。

 

 

 

【DP-S1側の設定】

今回試したなかで一番気に入った設定は、

 

・カスタムサウンド:オン/イコライザはRockBass Enhancerは2

・アップサンプリング:192/176.4

Hi-bit 32:オン

・デジタルフィルタ:SHARP

・ロックレンジアジャスト:NormalNarrowの中間

 

レポートでは付属の3.5mmアンバランス駆動で聴いた感想です。ハイレゾ音源をDLした曲と、CDからリッピングした音源をそれぞれ聴いてみて、今までの音質との違いが一番わかりやすいのがCDリッピングした過去の音源。こちらも設定のアップサンプリング、Hi-bit 32あたりの恩恵を受けているのが分かります。格段に音が違いますね。各楽器の音の独立感、ヴェールが一つはがれたようなクリアな音質を再生できています。

Bass Enhancerはオフにするかオンにするかでかなり印象が違ってきます。オフの状態だと素直にボーカルが前に出てくる感じです。オンにして2くらいに設定するとバスドラムの響きが効いてきます。この辺は完全に好みですが。

 

 

【音質・臨場感の違い】

音場が広いとよく表現されていますが、臨場感があるということでしょうか。歌い手のすぐそばで歌を聴いているような、クリアでまっすぐに伸びる声、ピアノの旋律、ギターの弦上を滑る指使い、音の厚み、すべてメリハリがありながらバランスよくまとまっている感じです。今までのイヤホンでは他の音に埋もれて聞こえてこなかった楽器の音を、文字通り聞き分けることができてしまうほど明瞭な音質です。ノイズを感じないと言いましょうか。特にピアノの音やギターの音など、アコースティックなサウンドがこれでもかと言うほど生々しい(笑)

ピアノの鍵盤に指を落とした時にかすかに聞こえるかん高いキーンという音。かなりわかりにくい表現ですが…、鍵盤からピアノを伝う金属音に似た振動音?まで聞こえます。はじめてピアノを触ったときにもこんな音してたなーという、懐かしい音を感じることができます。

 

ギターの弦を滑る指使い。これは意図された曲中の効果的な場面のみで聞こえるのではなく、楽曲の全編を通して聞き取れます。ほんとうにそばで鳴らしている、歌っているその真ん前の特等席にいるような細かな楽器の音を楽しめます。私もギターを弾くので、この演奏中に弦を通じて常に出る音がよくわかります。また、音が木製の振動板を抜けてきているためなのか、低音がとてもまろやかに感じます。ズンズンと身体に響く低音ではなく、上品な暖かみのある低音。

イヤホンにもエージングがあるようですので、今後どのように音が変化していくか楽んでいきたいと思います。

 

いろいろ感じたままを書いてきましたが、HA-FW01は総じてDP-S1の性能を引き出すイヤホンといえるでしょう。いや、今回は付属の3.5mmケーブルを使っているため、リケーブルして2.5mmバランス接続した時の音が本当のHA-FW01とDP-S1の実力と言わなくてはなりませんね。こちらも非常に楽しみです。

そして巷にはポータブルアンプと呼ばれるモノも存在しているということで、音楽の世界の奥の深さ(沼の深さ)を再認識して震えています。今後、また音楽関連で何かを入手することがあればレポートしたいと思います。

ではまた。

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