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完全体になったプロギアスリムミニ!発売されたセーラーのコンバーターミニを試す

2024年11月3日

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2020年8月28日についに発売された「万年筆用インク吸入器 コンバーターミニ」。
セーラープロフェッショナルギアスリムミニ(以下プロギアスリムミニ)を使われている方にはまさに朗報となったのではないでしょうか。
 
私も遅ればせながら噂の「セーラー コンバーターミニ」を入手しましたので記していきます。
 

 
コンパクトかつ正統派万年筆な見た目、様々なカラーラインナップが人気のプロギアスリムミニ。
私もカヴェコの3本差しレザーケースにすっぽりと入るそのサイズから愛用を続けています。
 
プロギアスリムミニを他の海外製ミニ万年筆と比べて唯一残念だった点が、カートリッジ専用だったこと。
海外製のミニ万年筆はそのカートリッジ差し込み口の共通性から、だいたいのモデルでカヴェコのミニコンバーター2が利用できました。
 
しかし独自規格のセーラー万年筆は海外共通規格のミニコンバーターは使えません。
 
以前の記事「四季織カートリッジで死角無し!セーラーの小型万年筆プロギアスリムミニが最高に楽しい【プロフェッショナルギアスリムミニ レビュー】」でカートリッジに追加ラインナップされた「SHIKIORI(四季織)」により、SHIKIORIインクが楽しめるようになったと喜んだ矢先、コンバーターミニ発売の知らせ。
 
これは正直嬉しいですね。何せプロギアスリムミニで他社インクを楽しもうと思うとミニコンバーターを自作する必要がありましたから。
 
これで他社のインクも気軽に楽しめるようになったわけです。
めでたい!
 

 

それではパッケージから見ていきましょう!
 

 
紺とホワイトのお洒落なパッケージ。
ブリスター部分は通常のコンバーターのものなのか余りが見られますが、ここを見るだけでいかに今回のコンバーターミニが小さいかが確認できます。
 
セーラーのコンバーター接続部分はセーラー独自規格のため他のメーカーとは互換性がありません。
まさにプロギアスリムミニのために作られたコンバーター。
 

 
プロギアスリムミニと比較。手元のプロギアスリムミニは旧タイプで尻軸にキャップをねじ込むためのネジ切りがあります。
コンバーターミニと同時発売の新型プロギアスリムミニは、尻軸キャップを嵌合してポストできるようになりました。
 

 
裏を開封すると操作説明書が。
日本語と英語の表記。プロフェッショナルギアをはじめ、セーラーのしなるペン先の書き味に魅せられた海外ユーザーが多いためでしょうか。
 

 
プロギアスリムミニとプロフィット21。
それぞれカートリッジ/コンバーター両用式です。コンバーターも大と小でデザインも統一されています。
 

 
左からSHIKIORIカートリッジ、コンバーターミニ、コンバーター(通常サイズ)。
インクの容量はいうまでも無くカートリッジに軍配があがります。コンバーターミニはカートリッジのちょうど半分くらいのインク容量でしょうか。
しかし、インク容量が少ないことでインクのローテーションを早くできるというメリットもあります。
 

 
プロギアスリムミニに装着してみました。
これのために作られただけあって、サイズもデザインも素晴らしいフィット感。
うう…こんな日が来るとは。感無量です。
 

 

早速インク瓶からインクを吸ってみましょう!
セーラーコンバーターの素晴らしい点は操作性が良いこと。パイロット、プラチナのコンバーターは正直固い(個体差あるかも)ですが、セーラーのコンバーターはハズレがありません。
 

 
非常にハンドルが軽く、スムースにインク吸入ができます。
ハンドル自体のサイズ(つまむスペース)は通常のコンバーターの半分くらいしかありませんが、軽い操作性のお陰で使いにくいということはありません。
 
2回ほどピストンを上下すると、インクタンクが小さいながらも中をインクで満たすことができます。
 
吸入するインクはSHIKIORIの「夜桜」。
記事を書いている今が秋ですので、若干季節外れのインクですがとても好きな色なんですよね「夜桜」。
鮮やかな昼間の桜と違い、夕闇に浮かぶ枯れたような色合いの桜並木が目に浮かぶ素晴らしい色です。
 

 


 
さて、今回は少々遅れましたがセーラーから発売された「コンバーターミニ」をレビューしました。
インク瓶からSHIKIORIを吸入できる喜び、そして他メーカーのインクも吸入できるようになりました。
 
まさにプロギアスリムミニは名実共に最強のミニ万年筆になったと言えるでしょう。
これからプロギアスリムミニを買おうかと考えておられる方や、私のように以前からカートリッジで愛用されている方も、コンバーターミニは必携のアイテムとなります。
 
これを手にして、ぜひコンパクトな万年筆ライフを楽しんでほしいと思います。
 
今回はショートな記事でお届けしました。
それではまた。

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