ボディジャケットと言うべき装着感!DP-S1専用プレミアムレザーケース 【武蔵野レーベル】

2017.05.24 Wednesday

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    前回に続いてONKYO DP-S1関連の記事です。

     

    武蔵野レーベルの専用ケースを入手しましたので装着感などをレポートしていきます。

     

     

    DP-S1単体でも十分質感はよいのですが、傷防止とさらなる所有感向上のためにレザーケースを装着します。

    現在のDP-S1用のケースはレザーケースやスリーブケース、ポーチ型など様々ですが、ここはレザーでしょ、ということで。

    以前も人間を魅了する三大マテリアルについて書きましたが、DP-S1が.瓮織襦▲院璽垢▲譽供爾箸いΔ海箸如△△箸JVCのハイレゾ対応イヤホン WOOD HA-FW01(ウッド)が届くのを待つばかりとなりました。

     

     

    この武蔵野レーベルのレザーケースには、

     

    サフィアーノ加工本革レザーケース

    プレミアムレザーケース(キャメル)

    プレミアムレザーケース(ブラック)

     

    3種類があり、今回購入したのはプレミアムレザーケース(キャメル)です。

    サフィアーノ加工レザーケースは内側がブルーグリーンっぽい色でなかなかおしゃれでしたが、やっぱり外装は黒より明るい色合いのブラウン系がいいかな、ということでプレミアムレザーのキャメルに決定。

     

     

    それでは、さっそく届いたパッケージとケースを見ていきましょう。

     

     

    商品のパッケージはなめらかな手触りで高級感があります。プレミアムなパッケージ。

     

     

    横側から開くと本体が出てきます。これはDP-S1本体以上の、かなりの高級感を出してます!

    左には商品コンセプトが書かれています。

    緑豊かな武蔵野で誕生したブランドです。

     

     

     

    本体を出してみました。

    箱型で上下の面を織り込む仕組みになっています。

    かぶせ式よりも本体を覆う面積が多く安心感あり。裏面はスエード、表面はなめらかなさわり心地の本革です。多少傷が付いても指で揉み込めば消えてくれます。

     

     

    裏はこんな感じで、「musashino LABEL」のロゴ入り。プレミアムレザーケースでも、このキャメルのみ裏にステッチが入っています。いいデザインアクセントになっていますね。

     

     

    数日間本体ケースとしてお世話になったHERZのトランプケースとの大きさ比較です。本体にピッタリフィットする専用ケースだけあってレザーでありながら大きさ(厚み)もコンパクトにまとまっています。

    トランプケースは名刺入れに戻るか、イヤホンが来たらイヤホンケースとして使うとしましょう。

     

     

    それでは本体への装着感を見ていきます。

     

     

    ジャストフィットのため差し込む際は固めです。ゆっくりと差し込んでいきます。内側がスエードのため、出し入れの際に本体に傷がつくことはなさそうです。

    レザー調シボ加工のボディがリアルレザーの中に。

    今からどのような革色の変化を見せてくれるか楽しみです!

     

     

    ぐるっと一回りしてみます。

     

     

    本体の左側面です。プレイキー、曲送りキーはくり抜きではなくケースの上から押せる仕様。

    この無駄に穴を開けないところがいいですね。

    そして下部にはストラップなどを取り付けられるDカン付きです。

     

     

    下面は充電差し込み口の切り抜きのみ。シンプルです。

     

     

    右側面はホールドスイッチ穴にボリュームノブ穴。

    切り抜き幅が絶妙で、当然ですがケースを着けた状態でもホールドスイッチが押しにくいこともありません。

     

     

    上面はイヤホン差し込み口と充電ランプの穴。私が今使っているイヤホン(Apple EarPods)は難なく差し込めますが、他のケーブルが干渉せずにさせるかはやってみないとわかりません。

    I型のケーブルの形(ピンの幅)によっては干渉する可能性もあるため確認が必要です。

     

     

    最後はお約束、名刺との比較です。

    ほぼほぼ名刺と同サイズです。レザーケースを着けてもこのコンパクトさ!!

     

    しっとりとした手触り、ボディージャケット的な装着感など、かなり気に入りました。

    DP-S1で音楽を聴いた時間が、このレザーケースの色合の変化となって残されていくことでしょう!

    色違いやサフィアーノ加工レザーもまた気分転換に欲しいところです。

     

    以上、DP-S1専用レザーケースのレポートでした。

     

     

     

    名刺サイズの高音質DAP【ONKYO DP-S1】 外観編

    2017.05.22 Monday

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      こんにちは。

       

      今回は最近入手したDAP(デジタルオーディオプレーヤー)についてレポートします。

      ONKYOより発売されたコンパクトなDAP「DP-S1」です。

       

       

      まだハイレゾ対応のイヤホンが手元に届いていないため、今回は主に外観や使用感について書いていきます。

       

      まず、購入のきっかけは転勤により自宅から40kmの道のりを車(時に電車)で出勤することになったことにあります。

      1時間半の出勤時間をいかに快適に過ごすか。

       

      行き着いた考えとして車内空間の充実→音楽の充実でした。

      車ではもっぱらラジオを聴いていたのですが、車がAUX端子を備えていることもあり、ラインでつないでカーステレオでも楽しめて電車でも楽しめるDAPを導入しようと決定しました。

       

      スマートフォンでいいや!とならない性分なのでどうせならいいものを持とう、と。

      そして最近気になっていた「ハイレゾ」の音質を楽しめてかつコンパクトであることを条件に探し始めました。

      Twitterでアドバイスや情報をいただき、たどり着いたモデルがONKYODP-S1です。

      昔、ポータブルMDプレイヤーはONKYO製を使っていた時期もあったので音質については心配ないだろうと思っていました。

       

      決まればさっそく検索です。

      会社の福利厚生でお世話になっているベネフィットステーションを覗いてみると、あるではないですか。DP-S1が。

      ポイントがたんまりあったので即交換。

       

      ハイレゾ対応のイヤホンも相当迷いましたが、

      JVCWOODシリーズのイヤホンがあったのでこちらもポイントでポチリ。(こちらは次回以降にレポートします)

       

      晴れて念願のDAPを手に入れた訳であります。

       

       

       

      では経緯が長くなりましたが、本体を見ていきたいと思います。

       

       

      パッケージと開封直後はこんな感じです。

      同梱物は本体と取説、AtoBのケーブル、保護フィルム。

      本体メモリは16GBと少な目です。しかしmicroSDカードスロットを2基搭載しているので問題ないでしょう。

      スペックについてはメーカーHPをご覧ください。

       

      本体には保護フィルムが1枚付いていますが、あくまでオマケのため質がよくありません。

      したがって、ミヤビックスのアンチグレア保護フィルムを買いました。

       

      光沢のないタイプですのでスベスベしています。透過性は光沢フィルムに比べると落ちますが、画面で確認するのはほぼ文字のみなのと、画面の解像度がそれほど高くないこともありこれでよいかと思います。

       

       

      【本体外観】

      では本体をぐるっとひと回り見ていきましょう。

       

       

      本体はアルミブロック削り出しで軽くて強く、質感もあります。表面は梨地塗装ですべすべな触り心地。

      テム・レイの回路が好きな方は、この角ばったデザインが好きではないでしょうか(笑)

       

      重量は130gでスマートフォン等と同じくらいの重量です。個人的には重さはもう少し欲しかったところですが。

      低面の右側にはMicroUSBのポートがあります。

       

       

      右側面にはホールドレバーとボリュームノブ。

      ボリュームノブは他のレビューでも言われている通り軽めです。カチカチとクリック感はありますが、確かにもう少し硬くても良かったかなと思います。

       

       

      左側面は上部にプレイキーや曲送りキー、下部はMicroSDスロットを2基備えています。

      このプレイキーの使用感がなかなか優秀で、本体サイズが絶妙なため左手で持つと親指付近に、右手で持つと人差し指付近にキーがくるため非常に操作しやすいのです。

       

       

      上面は写真の左側から電源キー、充電インジケーター(小さい黒い穴みたいなの)、3.5mmジャック、2.5mmジャックです。

      今のところ3.5mmジャックしか試せてないですが、ハイレゾ対応イヤホンが届いたらリケーブルして2.5mmバランス駆動も試してみたいと思います。

       

       

      最後は背面です。

      裏面パネルはシボ感を出した樹脂によるアクセント。同時に滑りにくいデザインとなっています。

      左下には「ONKYO」のロゴ入り。

       

       

      手に持った感じです。

      コンパクトですが角ばっていてカッチリしたたたずまい。もともとスマホとの音楽のすみ分けを考えていましたのでDP-X1Aではなくコンパクトなこちらを選んで正解でした。UIも独自UIとなっており音楽に特化した作りです。

       

       

      【名刺と比較】

       

       

      ビジネスマンにも分かりやすく、名刺との比較です。

      このコンパクトサイズ。ポータブル機器であるからには携帯のしやすさは第一条件ですね。

       

       

      重ねてみたところ。この絵だけでもコンパクトなもの好きにはハアハアという感じです。

      大容量な名刺ケースにも収まるサイズといえます。

       

       

      名刺ケースとしても使っている「HERZ」のトランプケースに入れてみたところ、ちょうどでした。

      カッチリしたポータブル機器には革ケースがよく似合います。

      専用ケースが届くまではこのまま名刺を抜いてDAPケースとして使っていくとしましょう。イヤホン差さりませんけど。

       

      少しだけメニュー画面を見ていきます。

      先ほども少し触れましたが音楽を聴くためだけのシンプルな機器のため、構成もいたってシンプル!

      音楽を楽しむメニューは「Music」「Streaming」の2種類です。

       

       

      オレンジ色の枠にした画面がホーム画面です。

      上段には2種類のメニュー、下段は設定に由来するアイコンが並んでいます。起動中の機能アイコンは文字が黄色く変化。

      矢印の通りに画面が切り替わります。

      再生・停止中の楽曲がある場合は常に下の部分に表示され、再生画面に戻ることが可能。

      「Music」は本体及びSDカード1・2へのアクセス。「Streaming」を選ぶ場合はWiFiに接続した状態で行います。

       

      自宅ではJamboxにBluetooth接続してtunein radioをストリーミング再生しています。

      ついでにJamboxとの大きさ比較をしてみましょう。

       

       

      このようにコンパクトなサウンドシステムとなります。

      ボディの表面処理も似ていてなかなかのマッチング。

       

      Bluetooth接続ですが、ホーム画面のBluetoothアイコンのタップだけでは接続されず、設定のBluetoothの項目から接続先を選ばなくてはなりませんでした。

      もしかしたらJamboxが他の機器と優先的に繋がってしまうためか、DP-S1がスマートフォン・Jambox双方とペアリングしているからかも知れませんが…。

      それほど不便には感じないためそのまま使います。

       

      車ではカーステレオに繋いで音楽を楽しみ、自宅ではこのコンビで音楽を楽しみたいと思います。

      私自身、音楽再生に特化した小型プレーヤーを買うのはSONYのMDウォークマン以来なので、妙にテンションが上がりました。

      鞄に入れる荷物がひとつ増えた形となりましたが、専用機というのはいいですね!

       

      以上、DP-S1の外観レポートでした。

      ハイレゾ対応イヤホンやDP-S1専用ケースも、届き次第 順次レポートしていきたいと思います。

       

      ではまた。

       

       

       

      Huawei Watch OS2.0へアップデート!即レポ

      2017.05.12 Friday

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        待ちに待っていたHuawei watchandroid wear 2.0がリリースされましたので早速アップデートしてみました。

         

        今回のOSアップデートではUIが変更となり、使い勝手が大幅に向上しています。

        もともとのアップデート予定が確か2月でしたので、3か月越しのリリースとなりました。ほんと長かったです…。

        いくつかの変更点がありますが、ひとまずはUIの変更点と一番気になっていた日本語入力とPlayストアの2点を即レポします。

         

         

        画面の画像はスクリーンショットです。

        比較イメージがわきやすいように比較画像がある場合は左側がOS1.5、右側がOS2.0

         

         

         

         

        まずOS1.5では画面右から左へのフリックがアプリ一覧表示だったのに対して、左右から画面中へのフリックがフェイス変更になっています。

        ちなみにOS1.5のフェイス変更はフェイスの長タップでした。

        慣れないうちは間違えて頻繁にフェイス変更画面にしてしまいます。これは慣れるしかないですが・・・

         

         

         

        上から下へのフリックはメニュー表示です。今までページが分かれていた項目が一つの画面で確認・変更できます。

        これは便利になりましたね。なぜ初めからこうじゃなかったのか不思議です。

         

         

        ちなみにOS1.5はこんな感じでした。なぜか一画面ずつフリックで切り替え。

        下から上へのフリックは今まで通り通知の表示です。各通知もサイズ変更され見やすくなっています。

         

         

         

        ところで、アプリ一覧へのアクセスの仕方がどうなったかというと、本体横のハードボタンで行います。

        これは自然な正統進化ではないでしょうか。非常に分かりやすいUIだと思います。

         

         

        アプリ一覧は画面に沿ってスクロールするようになり視認性がアップ!動きもヌルヌルでいい感じです。

        OS1.5はアプリが画面に3つまでしか表示できないため起動したいアプリを探すのが面倒でした。

         

         

        【日本語入力】

        今回のアップデートで個人的に一番期待していたのが文字入力です。

        今までは音声入力か絵文字入力しかできませんでしたが、今度はフリックでの日本語入力とアルファベット入力に対応しています。

         

         

        返信をタップすると音声入力か絵文字入力か日本語キーボードかを選択する画面になります。

        右側の日本語キーボードをタップ。

         

         

        日本語入力はフリックに対応。

        句読点や濁点、小文字に漢字変換ももちろん対応しています。

         

         

        アルファベットや数字・記号との切り替えも対応。

        自由に返信文を作れるようになっています。これはほんとありがたい!

         

         

        地球儀のアイコンをタップすると英語入力へと切り替わります。

        この英語入力がなかなか素晴らしく、文字の上に指を滑らせていくことで単語に変化します。

        説明が難しいですが、たとえば「android」と打ちたい場合、一語一語タップするのではなく、a→n→d→r〜という具合にアルファベットからアルファベットへつなげて指を滑らせていくだけで単語が入力できるのです。日本語のフリック入力みたいな感じでしょうか。

        指を離すと自動でスペースが入る親切設計。

         

         

        【Play ストア】

        もう一つの目玉としてWear単体でのアプリのダウンロード&インストールがあります。

        これでiphoneとペアリングしている場合でもアプリが入れられるようになるわけですね。 

         

         

        アプリ一覧には見慣れたショッピングバッグのアイコンがみえます。

        それでは実際にアプリを一つ入れてみます。

         

        ウォッチの画面上でレビューなども読むことができます。タップでダウンロード。

        有料のアプリをダウンロードする場合はwearで入力する4桁のPINを設定する必要があります。

        スマートフォン本体との間でPINを決めて入力するとダウンロードの画面に。

         

         

        無事にインストールできました。

        こちらは時間とともに月齢が表示できるフェイスアプリです。

         

         

        今までデフォルトで入っていたアプリもwear単体で更新可能です。

         

        ひとまずは気になっていた部分のみ画像メインで見てきました。

        日本語文字入力ができるようになり、通話に続く文字のコミュニケーションについても補完された形となります。

        何がなくともこれが一番うれしい機能追加と言えますね。

         

        一日過ごしてみて気になった点としては、電池の持ちが悪くなったように感じることです。

        これはwear単体での通信など、利便性がアップしている代償かも知れませんが、

        単に今日一日いじくりまわしていたからかも知れません。

         

        電池の持ちについてはもう少し様子をみてみたいと思います。

        ただ時計として使いたい場合は機内モードにすれば電池の減りも緩和できそうですね。

         

        以上、Huawei WatchOS2.0アップデートレポートでした。

         

        日本製万年筆への誘い 【セーラー/プロフィット21】

        2017.05.11 Thursday

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          今回は日本製の万年筆について書いていこうと思います。
          仕事でも万年筆を使うことがあるのですが、200文字程度のコメントや署名を書く際、一番書きやすく出番が多い万年筆がセーラー万年筆のプロフィット21です。


          万年筆を使い始めてからはもっぱら欧州メーカーの万年筆ばかりを買っていたわけですが、ある日ふと、日本製の万年筆が欲しいと感じることがありました。
          それはになにかというと、ペン先の太さです。
          欧州メーカーの万年筆は軸が美しいものばかりで所有時の満足度は高いのですが、実際に書いてみると「ちょっと太いなー」と感じてしまうのです。そう感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
          ペン先を裏返して書くという方法もありますが、力加減によってはペン先を傷める可能性もあるため、あまりその方法は使いたくありません。
          私は自分が普段書く文字のサイズから、ペン先はFを選んで買っています。
          画数の多い文字を書く際、ペン先が太いとどうも時がつぶれてしまい釈然としません。
          一度デルタのペン先Mを買ったことがあるのですが、自分には太すぎてすぐに使わなくなってしまいました。

          そのため、日本語を書くために生まれてきた日本の万年筆を試さないわけにはあるまい。と思った次第です。
          いつもなら欲しいと感じた瞬間ポチってしまう性分なのですが、季刊誌「趣味の文具箱」やネットで調べるにつれじわじわと購入意欲が沸いてきて買うに至るという、9割方が衝動買いの自分にしては珍しいパターンでの入手でした(笑)
          日本製万年筆の地味な(控え目な?)見た目に警戒したのか、初めてとなるオール黒軸の荘厳な雰囲気に呑まれたのか…。

          ペン先の話が出たついでに、まずはニブを見ていきたいと思います。
          【ニブ】


          飾り模様に1911、セーラーの碇、14K、585にSAILORと続きます。大きめのしっかりしたニブです。
          1911はセーラーが創業した年。そう思うと、もう創業から100年以上経っているわけですね。

          サイドにはペン先の太さを表すH-F(ハード・ファイン)
          この細さが日本語、特に漢字を書くのに適していて、画数の多い漢字や、止めはらいが目立つ漢字でも綺麗に書くことができます。
           
          【ナノインク】

          セーラー万年筆を使う上で忘れてならないのが「ナノインク」です。
          ナノインクはセーラー万年筆専用のインクで、粒子が細かく、耐水性に優れているのが特徴です。
          色はブルーブラックともいうべき「青墨」と漆黒の「極黒」を使っています。

          耐水性の比較。上がナノインク、下が一般的なインクです。
          私は亀仙流ではないのですが、「亀」という字を書いてみました。もちろん鶴仙流でもありません。
          水を文字に落とした後、1分待ってから拭き取っています。
          このように、万が一 水がはねたとしてもナノインクで書いた文字に滲みはありません。
          まあ、紙の方が痛んじゃいますけどね。

          インクタンクはコンバーターとカートリッジの両様式。私はナノインクを吸うためにコンバーターをセットしています。コンバーターの操作性は回転がやや固めで正直使いにくいです。指先に力を入れるあまり多少手がプルプルしてしまいます(笑)

          次に軸を見ていきましょう。
          【キャップ〜軸】

          これぞ万年筆!といった姿です。感触もなめらか。樹脂軸ですが、色は艶やかで所有感を満たしてくれます。
          キャップの先とペン尻はゆるやかに細くなっていて、とてもスタイリッシュ。
          そして、黒とシルバーのコントラストが美しくビジネス向けとも言えます。


          キャップリングにはSAILOR JAPAN FOUNDED 1911の刻印。
          タブルリングが高級感を演出しています。クリップも嫌みのないスタンダードな形状。
          キャップはねじ式で機密性が高く、今のところ使っていてインクが乾いたことがありません。
          仕事で出すとモンブラン?と聞かれることもありますが、確かに似ています。
          似てるといえばプラチナの万年筆にも似てますね。この辺は他社の万年筆にインスピレーションを受けてデザインされているのかもしれません。
          以上、プロフィット21のレポートでした。
          総じて、見た目・書きやすさともに日本の底力を感じる完成度の高い万年筆です。
          【比較/プロフィット21と四季彩・茜空】
          こちらはプロフィット21の書きやすさに感銘を受けて買った、色彩シリーズの茜空(あかねぞら)。
          私はわかりやすく赤インク専用万年筆として使っています。

          この軸の色がまた絶妙で赤というよりは朱色に近い、北斎の赤富士を彷彿とさせる色合いなのです。
          プロフィット21とは軸の長さ・軸径ともに同じ万年筆なのですが、所々が違う仕様となっているので簡単に比較していきます。


          プロフィット21に比べるとニブがほっそりとしていますね。刻印もいたってシンプル。
          ニブの素材はステンレスで筆記感は若干固め。Fというペン先の細さと相まってサリサリとした書き心地です。

          クリップ形状は同じ。キャップの文字も同じですが、プロフィット21がダブルリングに対して四季彩がシングルです。
          尻軸のリングは四季彩にはありません。
          二本を比べると、14Kのペン先による書き味と軸の高級感はさすがプロフィット21といえます。

          さて、いかがでしたでしょうか。
          日本語が書きやすい万年筆。普段日本語を書くからこそこだわりたい万年筆でした。

          セーラーの書きやすさを体験してしまったものですから、まずいことにプラチナとパイロットの万年筆も試したくなってしまいました!
          またいつか入手したらお知らせしたいと思います。
          セーラープロフィット21と四季彩・茜空のレポートでした。
          ではまた。

           

          【KUM編】鉛筆使い必携!ドイツ製ポケットシャープナー比較

          2017.05.03 Wednesday

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            こんにちは。
            前回に続きドイツ製ポケットシャープナーを見ていきたいと思います。
            今回はKUMです。
            【KUM/ロングポイント・ウェッジツイン】
            KUMは1919年にドイツで設立されました。精度の高い金属&プラスチックの加工技術でシャープナー等を生産しているメーカーです。
            今回レポートするのは、現在主流のプラスチック製シャープナーではなく、少しレトロなマグネシウム製のシャープナー2品です。
            私はどうしてもこのKUMのロングポイントが欲しくて仕方なく、探し回ったあげくやっと手に入れることができました。
            今となってはなかなかにレアものですので、どこかで見かけたら購入をおすすめします。
            一方、2穴シャープナー・ウェッジツインは今でも現役で買うことができます。
            しかしこちらもなかなか見つけることができなくて、古びた文房具店のさびれた画材コーナーにてやっと見つけることができました。なので新品にも関わらずかなりくたびれた外観でのゲットでした。
            そして翌晩、何気なく楽天のサイトを見ていると普通に同じウェッジツインが売られており、愕然としたのを今でも覚えています。
            さて、前置きはこれくらいにしてロングポイントとウェッジツインの外観比較から見ていくことにしましょう。
            まずは長さの比較です。先ほどのDUXしかり通常の金属製ポケットシャープナーの全長が約2.5cmに対して、ロングポイントは約3cmと5mmほど長くなっています。これはつまり5mm長く削れることを意味しています。
            外観はどちらも薄汚れていますね。これは使用歴がDUXより長いことに由来していますのでご安心ください。
            ブレードのMade In Germanyの刻印とKUMのロゴがデザインのアクセントとなっています。
            マグネシウム製とあって見た目よりかなり軽量で、重さは約10g。DUXの3分の1以下ですね。
            ただ安っぽい感じは微塵もありません。スタイリッシュな銀色+感触もひんやりとしていて確かな満足感です。
            こちらもDUXと同様に側面が凹凸処理&適度にくぼんでおり、親指と人差し指でつまんだときのフィット感は申し分ありません。
            それでは、ロングポイントで鉛筆を削ってみましょう。
            当然ですが削りかすが長いです。
            DUXに比べ削り音が高いような気がします。本体が軽いので力の入れ加減はDUXより難しいと感じます。
            通常のポケットシャープナーで削ったものとの比較です。どちらも硬度Fの鉛筆を使用しています。
            画像の通り左がロングポイント、右がノーマルです。
            長さを測ると5mmロングポイントのほうが長く、鋭角に削れています。これによって筆記ポイントが5mm長くなり、書きやすさにつながります。紙と手の間に距離があるほど文字の視認性はアップします。
            製図ペンが使いやすいと感じる方にはロングポイントの削り具合いはマッチするのではないでしょうか。
            私がロングポイントを手に入れたいと思ったのはまさにこの5mm差の書きやすさにあります。
            次にウェッジツインを見ていきます。
            こちらは異なる2種類太さの鉛筆を削ることができる、一粒で二度おいしいシャープナーです。
            左が通常サイズで、右が太軸用。綺麗な円錐穴です。
            KUMはマグネシウム製の他に木製の2穴シャープナーも出しています。そちらもいずれ手に入れたいと思っています。
            裏を向けてみるとこちら。このストライプにKUMのロゴ、そしてMADE IN GERMANYの刻印がなんともお洒落ではないですか!
            この面を拝むだけでもウェッジツインを買う価値ありです。
            ちなみに購入した当初はこの面のちょうど真ん中に値札が貼られており、ロゴは文字通りヴェールに包まれていました。
            劣化した粘着のねちゃねちゃと格闘した末、出てきたこのロゴにひどく感動したものです。
            実際にウェッジツインで鉛筆を削ってみようと思います。
            それにしても、こんな中途半端な太さの鉛筆があるのか!と思っていたらありました(笑)
            左が通常の太さの鉛筆、右が太軸鉛筆。
            ファーバーカステルの111周年限定記念缶についてきた4Bジャンボ鉛筆がピッタリフィットします!
            今のところこの鉛筆のためだけの穴と言えます。
            2穴シャープナーの大きい方の穴ほど遭遇率の高くないジャンボ鉛筆ですが、お持ちの方はぜひ削られてみることをお勧めします。
            KUMはマグネシウム製で軽く、値段もリーズナブルで手が出しやすいです。
            ウェッジツインなどはデスクの引き出しに忍ばせておくと、いざという時に役に立ってくれるはずです。
            【おまけ・スタビロ/スワン
            冒頭で軽く触れている+αのシャープナーがこれです。
            金属製ではないのですが、おまけレポートとしてスタビロのブランドロゴを模したスワン型シャープナーの登場です。
            スタビロと言えば独特な形の蛍光マーカー、スタビロ・ボスが有名ですね。
            私も蛍光イエローを使っていますが、ボトルが幅広で実に使いやすいです。
            さて、そんなスタビロのシャープナーですが、かわいいスワンの形をしています。これはこれでお洒落ですね。
            見た目はかわいいですが、実に気持ち良く鉛筆を削ってくれます。
            スワンのボディをまじまじと見つめていると…、
            実は製造がKUMだということが分かりました。
            通りでよく削れるわけです。
            スワンのボディですが、実際はもう少し濃い赤です。値段もリーズナブルですし、一つデスクに置いておくのも華やかでいいかもしれません。
            【まとめ】
            さて、今回は様々なポケットシャープナーを比較しました。
            金属製ポケットシャープナーの魅力は感じていただけたでしょうか。
            鉛筆のぬくもりを指先で感じる、シャープナーの金属の冷たさを感じる
            鉛筆が削れていく音を楽しむ
            芳醇な木の香りを楽しむ
            削りかすを目で見て楽しむ、削った芯の色を楽しむ
            鉛筆とシャープナーで五感(味覚以外)を感じることができます。
            鉛筆を削る動作が好きな方は、削ることがさらに楽しくなることでしょう。
            鉛筆を削る動作が面倒だなと思っている方も、シャープナーをひとついつもよりランクの高いものに代えてみると削る作業が楽しみに変わるかもしれません。
            この先も増えそうな予感が拭いきれませんが、また新しいものや変わったものを手にしたときはレポートしたいと思います。
            それではまた。良い文房具に出会えますことを。

             

             

            【DUX編】鉛筆使い必携!ドイツ製ポケットシャープナー比較

            2017.05.01 Monday

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              突然ですが、鉛筆を削るのが好きです。

               

              万年筆やボールペンやシャープペンも素敵ですが、我々の筆記の原点である鉛筆。

              使った分だけ鉛筆そのものが減っていく、そのなんとも儚い筆記用具を陰で支えているのが鉛筆削り器です。

               

              しかしハンドルを回してゴリゴリ削る、あの大きな鉛筆削りを持ち歩くわけにはいきません。

              切れ味がよくて携帯できるものが必要です。

               

              今回は、そんな便利かつ最高に満足度の高いポケットシャープナーについて書いていきたいと思います。

               

               

              ふつう、ポケットシャープナーは1個あれば十分です。

              しかしなぜか1個、また1個と増えてしまうのがポケットシャープナー。

              今後も増え続ける予感がしてなりません。

               

              今回比較レポートするのは上の4個+αです。

              左から、KUMロングポイント、KUMウェッジツイン、DUXシャープナー、DUXシャープナー/ヴァリアブル

              いずれも金属素材のポケットシャープナーで、KUMがマグネシウム製、DUXが真鍮となっています。

              最近店頭で見かけるものは軽量なプラスチック素材のものが主流ですが、どうせ使うならなんといっても金属製でしょう。

              こんなに小さいのに所有欲が満たされるモノはそうそうないです。

               

              まずは永久不変の逸品とされるDUXのほうから見ていきましょう。

               

               

              【DUX/DX4112・4322N】

              1908年、ドイツで初めて手動式鉛筆削り器が発明され、それ以降、形を変えることなく作り続けられている名作。
              一つ一つが熟練の職人の手作業によって作り出されているそうです。歴史も古いポケットシャープナーですね。
              もはや一生もんの鉛筆削りといえます。
              こちらはいずれも真鍮製。ズッシリとしています。そしてこの鈍い黄金色の輝きが何とも言えませんな。
              左のノーマルな方(DX4112)が33g、右のヴァリアブル(4322N)の方が35gです。
              2つの違いは見ての通りダイヤルの有無ですが、これにちなんで使用感も異なってきます。
              私はペンケースに入れて持ち運ぶ普段使いはDX4112で、自宅用&色鉛筆用として使うのがヴァリアブルのほうです。
              裏向けてみました。絵になりますねー。
              先に手に入れたヴァリアブルのほうに経年変化によるクスミが見られます。使うほどに黄金色が変化していくのが真鍮製品の醍醐味と言えましょう。
              寄ってみます。DUXのロゴと下には誇らしげなGERMANYの刻印。なぜかドイツ製品は日本人の心に刺さるものが多いんですよね。
              質感ですが、真鍮を削り出したままの風合いでツルツルはしておらず、かといって見た目ほどゴツゴツもしておらず、何とも言えない触り心地を生んでいます。
              素材を生かした仕上げで味があります。
              横には確かなホールディングを約束する凹凸処理がされています。この凹凸がついた本体の横幅と、絶妙にくぼませた形状が親指と人差し指にピタリとフィットします。ロゴの面に中指を添えれば、力が入れやすい三点保持の完成です。
              金属なのでひんやりとした感触も楽しめます。
              ヴァリアブルには削り具合い調節ダイヤルがついています。
              数字が1→3へ大きくなるにつれて、より鉛筆を尖らせることができます。
              個体差なのか私が持っているものは2の数字が若干ズレていますが、これも手作業がなせる味として楽しみましょう。
              ダイヤルはカチカチと音を立て、確かなクリック感があります。細かく刻まれたローレットにより操作性も抜群。
              1〜3のダイヤルにはそれぞれ3段階の溝が彫ってあり、溝の長さで削り具合いを調節する仕組みです。ちょっとした工夫ですが、これはなかなか画期的な機構ではないでしょうか。
              それでは、実際に色鉛筆を削って、削り具合い調節ダイヤルの性能とやらを見ていきましょう。
              当然ですが盛大に削りかすが出るのでティッシュを敷きましょう。
              シャリシャリと心地よい音をたて鉛筆が削られていきます。非常にスムースに削れ、削りかすも美しい!
              私が鉛筆を削るのが好きな理由に、削った時の香りがあります。削るたびに芳醇な木の香りとともに新しい木肌が顔を出す。
              鉛筆は書くことより削ることに美学があるように思います。
              削り方にも自分なりの美学があります。
              鉛筆をシャープナーに対して軽く押し込み気味に力を加えながら180°ずつ削っていきます。最後は力を徐々に弱めながら360°一気に回しきることで、芯先が折れず美しい仕上がりになります。
              DUXのブレードは2000時間の使用にも耐えうる堅牢な刃が使われているそうです。
              実際に買ってから2年ほど経ちますがまったく切れ味が衰えておらず、刃を替えたことはありません。
              まあ鉛筆一本削るのに要する時間は数十秒ですので、死ぬまで刃は替えずにいけそうです(笑)
              もちろん替え刃も手に入れることができますので、使用環境によって切れ味が落ちたとしても安心です。
              削った3本の鉛筆を比較してみましょう。
              左からダイヤル1〜3の順に並べてあります。
              色鉛筆向きなのは1でしょうか。2と3はほぼ同じように見えますが、ダイヤルの溝が深い3のほうが心がより長めに削られているのが分かります。硬度の高い芯だとピンピンに尖らせることができます。
              鉛筆の場合は芯の硬度によって2と3を使い分ける感じになります。
              ヴァリアブルはDUXシャープナーの上位モデルとなります。
              この削り分けができるのはポイント高いですね。
              そしてオマケではありますが…、
              ヴァリアブルのほうには専用の革ケースが付いています。なんとも豪華です!
              これは人によっては必要ないという方もおられるようですが、ペンケースの中で金属の削り器がペンや定規と干渉することを考えると絶対にあったほうがいいと思います。
              ヴァリアブルを入れてみます。専用ケースだけあってこのようにピッタリフィットします。
              私はこのケースに普段使いしているDX4112を入れてペンケースに放り込んでいます。
              本体自体の
              以上、DUXのレポートでした。
              真鍮素材からくる確かな満足感、絶妙な形状による持ちやすさ、高品質なブレードの削りやすさなど、
              総じて非常に満足度の高いポケットシャープナーです。まさに一生モノ。
              鉛筆を常用する方であれば持っておいて損はありません!
              今回は長いので二編に分けます。
              後編(KUM)に続く。

               

              バイク乗りも注目!ジュラルミン製高級ボールペン MechaSEA レビュー

              2017.04.24 Monday

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                こんにちは。

                今回、完全に一目惚れと好奇心から禁断の高級ボールペンを手に入れてしまいましたのでレポートします。

                 

                荒木エフマシン製のジュラルミン削り出しボールペン「MechaSEA」は、今までのボールペンにはないギミックが盛りだくさん。

                傍らにあるとついつい触ってしまうボールペンです。

                 

                 

                なぜバイク乗りも注目!なのかというと、メーカーの荒木エフマシン株式会社はバイクや自動車のアフターパーツを製造されている会社。

                その高度な金属加工技術を駆使して作られたのがMechaSEAというわけです。

                バイク乗りの方に限らず、メカメカしいものが好きな方や、もちろん筆記具ファンも押さえておきたい逸品です。

                 

                ぶっちゃけ私はバイク乗りではないのですが、実際にペンを触ってみてバイク乗りの方に使いやすいだろうなー

                と感じる機能が何点かあります。(それは後述で)

                 

                 

                さて、話は変わりますが、筆記具に魅力を感じる部分とは何でしょうか?

                書きやすさ(筆記バランス・芯の太さ)や持ちやすさ(重さ・軸の太さ)、デザイン、色、素材、好きなブランドなど、人により様々だと思います。

                私の場合はまずデザインでしょうか。そして次に素材や持ちやすさ。

                 

                しかしいくら優れたデザインでも素材を伴わなければ優れたデザインとは言えません。

                優れたデザインというのは、その素材も要素として含んでいると言えるでしょう。

                 

                人の心を掴んで離さない3大マテリアルがあるとどこかで読んだことがあります。

                それは、ウッド(木)・レザー(革)・メタル(金属)だそうです。私もまったくその通りだと思います。

                 

                今回手に入れたボールペンはそんな3大マテリアルの中のひとつ、メタルの素材感が全面に出ています。

                優れた素材がデザインの良さをもたらしています。

                 

                それでは、ジュラルミンのボールペンがどのようなものか見ていきましょう。

                 

                 

                【重厚な専用ケース】

                 

                ケースもジュラルミン製で重厚感があります。重量もかなりズッシリしてます。

                ジュラルミンというと一般的にアタッシュケースなどに使われており、よく目にする素材ではないでしょうか。

                 

                そもそもジュラルミンとは何なのかというと、アルミニウムと銅やマグネシウムなどを混ぜたアルミニウム合金の一種です。

                アルミニウムに比べ高硬度で、航空機などにも使われているそうです。

                詳しくはウィキペディアをご覧ください。

                 

                一般的に筆記具で使われる金属素材は、真鍮やステンレスやシルバーなどですね。

                ジュラルミンのボールペンというのは今回初めて目にします。

                 

                 

                ケースをアップで。表面には「MechaSEA」のロゴが刻印されています。

                こちらも削り出しで高級感があります。

                 

                 

                キッチリと嚙み合ったケースを開けるといよいよボールペンの登場です!

                いやはや美しい。

                ケースの中にペンがピタリと固定されています。

                さながらジュラルミンの工芸品といったいで立ちです。

                 

                 

                別角度から。

                私が買う前から一番気になっていたのがこの天冠の部分。MechaSEAのロゴとも重なるこの丸い部分は何なのか?

                実に変わった形です。

                ボールペンといえばノック式かレバー式か軸回転式かですが、どれにも当てはまらない形をしています。

                はやる気持ちを抑えつつ、さっそく芯の繰り出し機構を見てみましょう!

                 

                 

                【芯繰り出し機構】

                 

                なんということでしょう!!

                 

                判明しました、一番気になっていた部分。

                芯の繰り出し機構は「ノブ回転式」と言いましょうか、天冠の丸い部分を縦に180°回転させることにより芯を繰り出します!

                まさにノブスイッチ。

                 

                今までこんな斬新な芯の繰り出し方法があったでしょうか!!

                私が記憶する限りではありません!

                 

                初めての体験に戸惑いつつ様々な回転方法を模索した結果、軸を手中にグリップして親指で回転させるのが一番しっくりきます。慣れないうちは丸いジュラルミンが滑りますが、コツを掴むと弱い力でも軽く回せるようになり、用もなく芯を出し入れしてしまいます。

                 

                これは気持ちいい!!

                ノック・レバー・軸回転に次ぐ、第四の芯繰り出し機構が見事に誕生しています。

                 

                おっといけません、

                興奮する気持ちが勝って、ボールペン全体像を紹介するのを忘れていました。

                 

                 

                【全体のフォルム】

                 

                ボールペン全体像。このフォルムです。

                天冠には先ほどの斬新なノブスイッチが。その下にはクリップがあります。

                軸はスクエア軸ですが寸胴ではなく、真ん中の部分がゆるやかにカーブしています。

                ペン先に向かっては別パーツで構成されており、4本のビスでとめられているのが確認できますね。

                オールジュラルミン製。

                もしこれが真鍮製だとすると相当な重量になるはずですが、ジュラルミンは軽くて強い素材です。

                 

                重さ:約36g

                全長:約14.4cm

                軸径:1.2cm

                 

                この密度感で重さ約36gです。

                軸径は一般的な太軸筆記具と同じくらいですね。前述したバイク乗りの方にも使いやすいポイントとして感じたのが、この軸の太さと先ほどのノブスイッチです。

                グローブをしたままの状態でも握りやすい太さと、親指一本で繰り出せる芯。

                親指一本と言えばノック式もありますが、ノック式の上から押す動作よりも指先でノブ側面をなでるだけの方が小動作です。

                かといってレバー式のボールペンでは、グローブをはめたままだとレバーが小さすぎると感じることでしょう。

                ※繰り返しますが、私はバイク乗りではないのであくまで想像です

                 

                 

                ぐるっと一回転してみました。

                ところどころに見えるビスがメカメカしさをさらに引き立てています。

                少し写真が小さくて見にくいですが、右下の写真の矢印部分、ノブとクリップの間に小さなスイッチがあります。

                これは何でしょうか。

                 

                次はクリップ周りを見ていきます。

                 

                 

                【クリップ部】

                 

                まずは軸と一体型のクリップ部です。

                バネ式で弱い力でも持ち上がります。薄い生地の服やノートに挟むのに適しています。

                 

                そして、このボールペンのもう一つの感動部分がこちらです!

                側面のレバーを赤い矢印の方向へ入れると…

                 

                 

                クリップのユニットがポップアップし、クリップに幅をもたせることができます!!

                これまた心地よい振動が指に伝わります。

                 

                このクリップのポップアップ機構は、より厚い生地に挟み込む場合に使います。

                厚めのキャンバス地や、ライダースジャケットなどにも良さそうですね。

                収納する際は指でカチッと押し込みます。

                 

                荒木エフマシン様曰はく、先ほどのノブ回転機構とこちらのクリップのポップアップ機構は10万回繰り返しテストをされたそうです。ボールペンに何万回もの動作テストを行うということは普通の筆記具ではあまり考えられません。

                素材だけではない、安心して長く使ってもらうためのこだわりが感じられます。

                 

                 

                タイトルの画像をもう一度。この角度が美しいです。

                こうして見るとクリップ部は朱鷺(トキ)の顔のようにも見えます。ペリカンクリップならぬトキクリップ。

                精密な金属が幾重にも重なるデザインに惚れ惚れします。


                次はペン先へと視線を向けてみましょう。

                 

                 

                【ペン先・リフィル交換】

                 

                ジェット機のノーズのようなデザインのペン先が4本のビスで軸に固定されています。

                ビスを付け外しするための溝がいいデザインアクセントとなっています。

                 

                リフィル交換はこの4本のビスを外して行います。

                ひと手間かかりますが、リフィルは頻繁に交換するものでもないので使い切ったあとのお楽しみとも言いましょうか。

                このひと手間を楽しむ心の余裕を持ちましょう(笑)

                 

                 

                ビスはM1.6規格の六角レンチで開け閉めします。こちらは別売りなので各自用意しましょう。

                ホームセンターにて数百円で手に入ります。

                 

                 

                溝に沿って六角レンチを差し込みます。

                それほど深い六角ビスではないので4本外すのに思ったほど時間を要しません。

                ドライバー等でネジをクリクリする作業は制作に参加しているようで楽しいですね。

                 

                 

                ビスをすべて外すとリフィルとバネが出てきます。

                替え芯は宇宙でも使えるフィッシャーリフィルです。

                今のところは宇宙に行く予定がないので試せませんが、このMechaSEAも宇宙で使うことができそうです。

                 

                 

                最初から装填されているリフィルには白いアダプターキャップが着いています。

                繰り出される芯の長さをMechaSEAに合うように調整するためのアダプターです。

                芯を交換するときはこの白いアダプターを次のリフィルに付け替えましょう。使い終わった芯と一緒に捨てないよう注意です。

                 

                今回、以前カランダッシュの記事で紹介したリフィルアダプターのフィッシャーVerを試そうと思いましたが、リフィルアダプターの方がフィッシャーのリフィルより若干太いのか、白いアダプターをとり着けることができませんでした。

                厳密にいうと、力任せに着けることはできそうですが、おそらく抜けなくなるためおすすめしません。

                 

                 

                【まとめ】

                 

                オール金属の満足感、それでいて軽く通常使用も問題なしの設計。ノブ回転式芯繰り出し機構やポップアップするクリップなど、楽しめるギミックもたくさんありました。

                特に芯の繰り出し機構は感動のひと言!

                ちなみにメーカーにて修理部品の供給も行っているとのことでアフターも安心。長く使い続けることができます。

                 

                違う分野で培った技術を筆記具に転用しようというチャレンジ精神と、細部にまでこだわったクラフトマンシップが感じられるボールペンでした。

                 

                オフィスで使うとインパクトがありすぎるため、私はいつも持ち歩くカメラバッグにフィッシャーのブレットとともに忍ばせています。冬には手袋をして撮影に臨むこともあるので、室内・野外問わずマルチに活躍してくれそうです。

                 

                以上、メイドインジャパンの高精度なジュラルミン製ボールペン、「MechaSEA」のレポートでした。

                 

                メーカーサイト

                荒木エフマシン株式会社

                 

                 

                ペンケースに拘る 土屋鞄のトーンオイルヌメ ロールペンケース

                2017.04.21 Friday

                0

                  万年筆、使ってますか?

                   

                  今回は筆記具を入れるペンケースをレポートしていきます。

                  土屋鞄のトーンオイルヌメロールペンケースです。

                   

                   

                  皆さんはどんなペンケースをお使いですか?

                  今回レポートする土屋鞄のトーンオイルヌメロールペンケースは、一枚革でくるくる巻いて紐でとめるタイプのペンケースです。

                  ペンの収納本数こそ少ないものの、必要最低限のレギュラーペンだけを選んで入れる、中に入れるペンへの愛情が一層深まるペンケースなのです。

                   

                  そしてペンケースといえばナイロンでもプラスチックでもなく、革。

                  ペンというアナログな媒体を収納するには、同じくアナログな素材である本革がマッチしています。

                   

                  お気に入りのものを皮で包むと、例えば手帳を開いてスケジュールを書くことや本を読むことが特別な時間になったように感じます。また、傍らに置いて、使った時間だけ革は育ちます。自分と過ごした時間だけ自分の色に染まっていくのが革製品の醍醐味といえましょう。

                  このロールペンケースも購入してかれこれ3年ほどになり、だいぶんいい色に育ってきました。

                   

                  こちらのロールペンケースに使われている素材は一般的なヌメ革とは少し異なっています。

                  トーンオイルヌメは植物の渋でなめしたあと、オイルをたっぷりしみこませてあり柔らかな風合いと芳醇な香りが特徴。

                  買って箱を開けたときの香りがとにかくかぐわしく、満足感が高いです。

                   

                  カラーはブラウンとこげ茶の二色。クリスマスには限定カラーも発売されます。

                  私は色の変化がわかりやすいブラウンをチョイス。家でも職場でも常に傍らに置いています。

                   

                   

                  それではさっそく、使い方を見ていきましょう。

                   

                   

                  通常のペンケースとは異なり、くるくると革を巻いて紐でとめて携帯する。その動作も新鮮なペンケースです。

                  開いたときはペンが取り出しやすいようにベロをペンの下に敷くとよいでしょう。

                   

                  内側の素材はさらに柔らかなピッグスウェード。外側とはまた違った触り心地が味わえます。

                  ピッグスウェードは外側の革より若干小さめに作ってあるとのことで、巻きやすさという部分でも一躍かっています。

                   

                  ポケットは万年筆等の太めのペンが差せる小さなものが4つ、大きなポケットが1つと至ってシンプル。

                  小さいポケットには一般的な万年筆が入れられますが、私の持っている万年筆ではデルタのスクリーニョ(軸径17mm)が入りませんでした。軸径15mmの万年筆でギリギリ入るかといったところ。

                   

                  大きいポケットにはペン以外にも分度器や物差し、ボールペンのリフィルやカッターナイフやペーパーナイフなど色々挿せそうです。私は万年筆・ボールペン・シャープペンシルのお気に入りをなるべくたくさん持っておきたいのでペンばかり入れています。

                   

                   

                  大きいポケットには土屋鞄のエンブレムが押されています。

                  革を切る道具のマークですね。ステッチも丁寧に縫ってあり高級感があります。

                   

                   

                  巻くときはベロをペンにかぶせて逆さ向けてもペンが落ちないようにします。

                  外側のシボ革、内側のピッグスウェード、ベロ、ポケットと各パーツが違う風合いの革でできています。(当然ですが天然革ですので風合いに個体差はあります)

                   

                   

                  あとはくるくると巻いて、さらに紐を3周ほど巻いて留めれば完成。

                  留め紐の巻き方も自由ですので、自分だけのオリジナルな留め方を模索するのも楽しそうです。

                   

                   

                  さて、使い方はここまでですが…、

                  実はもうひとつ同じロールペンケースを持っているため、革の風合いや色などの違いを比較していこうと思います。

                   

                   

                  左が3年使った方、右が買い足して1年ほど使った方です。

                  右の買い足した方には二軍のペンたちを入れています(笑)

                   

                  クリックして拡大していただくと分かりますが、使われている革(の部位?)が違い、それぞれまったく違った印象を与えています。

                  ピッグスウェードの色も右側の方が明るいですね。

                  ポケットもシボがなく通常のヌメ革に近い質感となっています。

                   

                  これは品質のバラつきではなく、これこそ天然の革の面白さというべきものでしょう!

                  言うなればそれぞれが一点モノで同じものが一つと無い。これまた愛着が沸く一つの要素ではないでしょうか。

                   

                   

                  ピッグスウェードを拡大するとこんな感じです。同じ茶色でもハッキリとした違いがあります。

                  私の好みでいうと左ですかね。ただ、これも時間がたって育ってくるとまた違った色味に変化する可能性があります。

                   

                   

                  外観比較です。左の3年モノはシボが馴染んできています。対して右の1年モノはシボが細かくて深いです。

                  3年モノのほうがツヤがありオレンジっぽいのですが、写真にすると分かりにくいですね…。

                  この先、それぞれ違った熟成を見せてくれそうです。

                   

                  実は3年モノは買って間なしに万年筆のインクが付いてしまい、当時はとてもガッカリしたものです。

                  しかし今から思うと万年筆を使い始めた頃のよい思い出であり、今や勲章ともいうべき愛着のあるワンポイントになりました。

                   

                  留め紐は使っているとステッチがほつれてくる場合がありますが、土屋鞄のショップで修理もしていただけるそうです。

                  末永く使うためのうれしい配慮ですね。

                   

                   

                  最後に持った画を。このサイズ感です。

                   

                  ポケットをフル活用して巻いた状態でリレーバトンと同じくらいの太さでしょうか。

                  リレーバトンも革で作ったら滑らないため、バトンの受け渡しミスもなくなるかもしれませんね。

                   

                  今回はペンを持ち運ぶことにまでこだわった、土屋鞄のトーンオイルヌメロールペンケースをレポートしました。

                  一風変わったペンケースもよいものです。

                  ぜひ、ペンケース選びの選択肢に加えてみてはいかがでしょう。

                   

                  ではまた。

                  続編:手持ちで超望遠ズームを楽しむ

                  2017.04.18 Tuesday

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                    引き続きズームレンズの活用について模索していきます。

                     

                    前回、OM-D E-M5 MarkM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

                    の組み合わせがかなり軽快だということが分かり、今回もブンブン振り回してきました。

                     

                    300mm、ISO1000、1/320秒、F6.7でシャボン玉を撮影後、1:1にトリミング

                     

                    望遠端のF6.7は決して明るいとは言えませんが、E-M5 Mark極楝里6軸手振れ補正と相まってブレることがありません。

                    以前レポートしたTokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROと比べてもかなりシャープな像を結びます。

                    まあミラーレンズとは用途が違うということで使い分けていきたいと思います。

                     

                    シャボンの中の景色、表面のマーブル模様までしっかり解像していますね。

                     

                     

                    75mm、ISO200、1/320秒、F7.1にて波紋を撮影。

                     

                    次はこのレンズの広角端である75mmです。波の滑らかな表面もよく出ています。

                    琵琶湖へ行くとなぜか無性に波や水しぶきを撮りたくなることがあるのですが、滋賀県民にはそういう血が流れているのでしょうか。

                     

                    今までメインで使っていたTokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROがF6.3固定でしたので、絞りが変えられることとオートフォーカスなのはやはり便利です。空にまだオリオン座があるうちに、このレンズでオリオン大星雲も撮っておきたいなーと思っています。

                     

                     

                    75mm、ISO1000、1/1000秒、F4.8

                     

                    子供のスナップを撮ってみました。35mm換算で150mm+F4.8で適度に背景もボケます。広角端では少し離れた位置からポートレートも撮れそう。

                    桜は逆光で撮るのが好みです。

                     

                     

                    では前回から撮影に使ってきたM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II をレポートしていきます。

                    マイクロフォーサーズといっても さすがに長さ・重さ他のレンズの比ではないので、縦グリップを着けた状態で使っています。

                    これがないとやはり前のめりになってしまい安定しません。

                     

                    鏡胴は樹脂製ですがチープな感じはせず、ズームリングは細かなローレットが刻まれておりトルクも良好。

                    このズームリングの位置に指をかけると、ちょうど縦グリップに手のひらを乗せることができて楽です。

                    一方、フォーカスリングのほうは少し軽いように感じます。

                    星撮りの時くらいしか使わないかも知れませんが、ピントを固定するのにマスキングテープは準備しておいたほうが良さそうです。

                     

                    レンズフードLH-61EパワーバッテリーホルダーHLD-8

                     

                    軽快とは書いていますが、こう見るとなかなか大きなカメラになっていますね…。

                    フードは大きいですが安心感があります。付け外しも45°くらいのバヨネット式で楽々。

                    ちなみにフードは逆さまにかぶせて携帯することもできます。

                     

                    そもそもE-M5を持ち始めたきっかけはクラシカルなデザインが気に入ったからです。フィルムで撮っていたときからOMシリーズを使っているので、デジタルになっても同じような感覚で撮りたかったというのもあるかも知れません。

                     

                    そんなクラシカルなデザインを潰してしまうため個人的に縦グリップは嫌いでしたが、慣れてくるとこれはこれで良いと思えてくるので不思議ですね。実際、縦撮りもしやすいですし、最近はもっぱら着けっぱなしです。

                     

                    では75mm、300mmそれぞれの長さを見ていきます。

                     

                     

                     

                    フード無しと有りです。

                    レンズ自体の長さは75mmの場合で約11.7cm、300mmで16.5cm、重さは423gです。

                    しかし縦グリップがあるお陰でレンズの重さもスペックほど感じません。

                     

                    フードありだとさらに長く…!

                    フードが約6.5cmですので、フードを着けて300mmにすると約22.5cmにもなります。

                    うーん、相当長いです(笑)

                    300mmなのでこんなものなんでしょうが、今までコンパクトなミラーレンズで撮っていたため余計に長く感じてしまいます。

                     

                    そう考えるとTokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROは単焦点とはいえ、小型軽量だということが再確認できますね。

                     

                    個人的にはズームしても長さが変わらないインナーズームのレンズがいいのですが、

                    焦点距離300mmのインナーズームレンズは聞いたことないので多分ないのでしょう。

                     

                    これで私が持っているマイクロフォーサーズのレンズは

                    Samyangの魚眼レンズ 7.5mmF3.5からこの300mmズームまで一通りそろったことになります。

                    これでこれ以上レンズが増えることはないでしょう。(きっと)

                     

                    以上、M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの作例と外観レポートでした。

                     

                     

                     

                    パーカー・ジョッター新旧比較!(誰得記事)

                    2017.04.09 Sunday

                    0

                      昔からあるモノでずっと形の変わらないモノってありますよね。

                      例えば、鉛筆や消しゴムなど。

                      時代や使い方によってバリエーションはあるものの、基本の形や機能は変わらないモノ。

                       

                      そんな中から、昔も今もずっと変わらない不朽のボールペン

                      パーカーの定番ボールペンであるジョッターについて、新旧のジョッターを比較します。

                      まさに誰得な記事ですが、ご興味のある方はぜひともお付き合いください。

                       

                      黒・グレーグリーンともにパーカー・ジョッター・スペシャル

                       

                       

                      【はじめに】

                       

                      パーカー・ジョッターにはバリエーションがあり、ステンレス+プラスチックの「スペシャル」、オールステンレスの「フライター」、カラフルな「コアライン」、彫刻が入った高級な「プレミアム」がラインナップされています。

                      私が使うのは、ステンレス+プラスチックの組み合わせが非常に味わい深いジョッター・スペシャル。

                       

                      なぜジョッター・スペシャルなのかというと、やはりこの素材からくるレトロなデザイン、パーカーという世界三大筆記具ブランドでありながら1000円ちょっとで買えてしまうリーズナブルな価格。

                      そして、1954年の発売当初からほとんど形が変わっていないという。まさにボールペンのスタンダードと呼ぶにふさわしいペンです。

                      ボールペンとしてはお値段相応であり決して高級感はないですが、確かな仕事をしてくれる相棒として仕事で使っています。

                       

                      今回比較する二本は、

                      1991年USA製のジョッター・スペシャル(黒)

                      2014年フランス製のジョッター・スペシャル/レトロエディション(グレーグリーン)

                      です。年齢差23歳。

                       

                      なぜその年代と分かるのか?という疑問にお答えすると、

                      ジョッターのステンレス部分には製造年のアルファベットが刻印されているため、そこから製造年が割り出せるわけです。

                       

                      ジョッター・スペシャル(黒)には「IIIU」の刻印、

                      レトロエディションには「III J.」とあります。

                      海外のパーカーに詳しいサイト(parkerpens.net)を見たところ、それぞれの製造年は上記の通りとなりました。

                      他にもUK製のジョッターもあるようですので、出合うことがあれば手に入れたいと思います。

                       

                       

                      そもそも、どうして比較するに至ったかというと、デッドストックのジョッター(黒)を手に入れたことに始まります。

                       

                      いつものように何気なくヤフオクを見ていると、現行品にはない、ノック部にパーカーのエンブレムが入ったものが出品されており、見つけた0.3秒後にはウォッチリストに登録されていました。

                      こうした過去の産物にお目にかかれるのはヤフオクの醍醐味。出品されている本数からもそれほどレアではないものの、これは手に入れとかなければ…!と、よくわからない衝動に駆られた次の瞬間、

                       

                      入札→意地でも落札という流れに‥。(ヤフオクあるあるですね)

                       

                      ボールペンは仕事でもよく使うので何本あっても困らないし、まあ自己投資ということで。

                      ペンを変えると仕事のやる気も上がりますし。

                       

                      品が届いて、まじまじと見てみると、これはなかなか違いがあるではないか!

                      ということで違いをまとめていきたいと思います。

                       

                       

                      【ノック部のエンブレム】

                       

                       

                      今回の購入〜比較のキッカケとなったノック部のエンブレム。

                      左が1991年USA、右が2014年フランスです。

                       

                      うーん、やはりエンブレム入りは文句なしにかっこいいですね。一目惚れしただけのことはあります。

                      肝心のノックのしやすさはというと、

                      悲しいかな、2014年フランス製のほうが押しやすいのです。

                      適度な膨らみがあるからでしょうか。

                      これは23年の進歩でしょう。新しいほうに軍配が上がります。

                       

                      1991年USAのほうはエンブレム部がくぼんでいて、ノックすると親指に丸い痕がつきます。

                      何回も連続してノックすると軽く痛いです。

                       

                      ただそこはジョッターへの愛でなんとかするしかありません(笑)

                       

                      ノック部周りは他にも変更点がありました。

                       

                      左が1991年USA、右が2014年フランス

                       

                      まず青矢印部ですが、1991年USAのほうがノック部が約1ミリほど長いです。

                      これはエンブレム周りがエッジの効いたデザインのためでしょう。

                      約1ミリ長いことでノック時のストロークもわずかな差が感じられます。

                       

                      また、オレンジ矢印部ですが、デザインなのかバリなのか分かりませんが2014年フランス製は小さな受け皿のような形をしています。これによってノックした時の感触が変わるわけではないですが、こう比べてみるとデザイン的なアクセントとなっているように思います。

                       

                      ノック感ですが、ジョッターは「カ、チッ!」としっかりしたノックが心地よいことでも有名です。

                      新旧のノック感の違いとして、

                      1991年USAは2014年フランスに比べてノックが柔らかく、ノック音も低いです。

                      2014年フランスは音が高い。音が高いと音が大きいようにも聞こえますね。

                      しかしどちらも決して耳障りな音ではなく、音に厚みを感じるのです。

                      ステンレス部のノック機構のスプリングとリフィルを受けるペン先側のスプリング、二つのスプリングのバランスが厚みのある音を奏でているのでしょう。

                       

                       

                      少し下に目をやると、クリップが見えます。

                       

                      パーカー筆記具の特徴と言える矢羽型クリップ部はどちらも同じに見えます。

                      矢羽の羽根の部分は同じに見えますが…、

                      実は、

                       

                      矢の部分に違いがあったのです!

                       

                       

                      【矢羽クリップ】

                       

                       

                      拡大めの比較画像です。

                      矢印の部分を見比べると、1991年USAのほうは矢の溝が二重なのに対し、2014年フランスは一本彫りとなっています。

                      USAがプレス、フランスが彫刻のようにも見えます。

                      これは好みの問題ですが、私は1991年USAのほうがプチ高級感があって好きですね。

                       

                      矢の下のブランド刻印も2014年フランスは文字が大きくなっています。

                      近年の自動車のロゴのように巨大化したのでしょうか。

                      私は車もペンもコンパクトにまとまった控え目なロゴのほうが好みです。

                       

                      矢の部分を横から見た際も若干の違いがみられます。

                       

                       

                      2014年フランスのほうが挟む部分が太いです。そのせいか、クリップ全体が若干斜めになっています。

                      これは個体差の可能性がありますが、1991年USAのほうがスマートに見えますね。

                      挟み込む力はどちらも同じようです。

                       

                      ここまでを総合的にみて、過去に作られたほうが繊細な仕上がりに感じてしまうのはなぜでしょう。

                      現代のコストカットの表れでしょうか。

                       

                       

                      ぐるっと回って、ステンレス部の仕上げと製造国刻印。

                       

                      ステンレスのヘアライン加工は1991年USAのほうが若干粗い感じがします。

                      指で撫でてみた感じも1991年USAのほうはザラザラ、2014年フランスのほうはすべすべとしています。

                      こちらは技術の進歩でしょうか、近年製造のほうが目が細かく光が反射する感じも滑らか。

                       

                      刻印の位置も1991年と2014年で違っていますね。

                      刻印自体も、「MADE IN USA」に対して「FRANCE」のみ。実にシンプルです。

                      国名の前にはパーカーのエンブレムが彫られているのですが、エンブレムも近年のものは横長になっています。

                       

                      ちなみにペンの構造自体はまったく同じようで、プラスチックの部分は入れ替えて使うことができます。

                      23年の差を感じさせない一貫した品質は流石です。

                      もちろん使うリフィルも一緒、軸の先から出るリフィルの長さも全く同じ。

                      パーカータイプのリフィルの生みの親だけあって、軸とリフィルのバランスも素晴らしいの一言。

                       

                       

                      【まとめ】

                       

                      さて、新旧のジョッターを比較してきました。

                      個人的な感想としては、ダントツで1991年USA製のジョッターのほうが好みです。

                       

                      ヘアライン加工以外の各部の細かな仕上げは、間違いなく1991年USAのほうにクラフツマンシップを感じることでしょう。

                      しかし2014年フランスも、ノックのしやすさは負けていません。

                       

                      ノック部の長さによるストロークの微妙な改善、細かな部分で変更されたデザインや機構など、比較を通してジョッターがジョッターであるために歩んできた歴史を感じることができました。

                       

                      長きにわたって変わらないデザイン、変わらない使いやすさ。

                      パーカー・ジョッターは、これからもボールペンのスタンダードとして使い続けられることだと思います。

                      そして私の愛用の一本であり続けることは間違いありません。

                       

                      この記事を読んだことで少しでもジョッターにご興味を持たれる方がいれば幸いです。

                       

                       

                      【おまけ・ジョッターの持ちやすさ】

                       

                      おまけとして他のペンとの長さの比較です。

                      仕事でよく使うボールペン3本を並べました。

                       

                       

                      左から、CROSSクラシックセンチュリー、パーカー・ジョッター、ペリカンD200(?)

                       

                      CROSS  :長さ135mm、軸径7.5mm、重さ33g

                      パーカー:長さ132mm、軸径10mm、重さ12g

                      ペリカン:長さ134mm、軸径11mm、重さ16g

                       

                      長さは一番短くコンパクト、太さはこの3本の中では中くらい。

                      個人的にクラシックセンチュリーは少し細いかなと感じるたちなので、太さはちょうど良く重さも一番軽量で扱いやすいです。

                      重いボールペンは嫌いではないですが、樹脂軸の軽さは長時間の筆記にももってこいですね。

                      ジョッターのこの太さ、軽さ、長さが絶妙で持ちやすさに直結しています。

                       

                      とにかく書いてて疲れないです。先方にペンをお貸しして書いてもらうときもノックは分かりやすくていいです。

                      大切な契約書に署名をいただく際に100均のペンとかだとなんだか申し訳ない感じもしますし。

                      接客業、営業職の方は導入してみてはいかがでしょうか。

                       

                      それでは今回はこの辺で。