続・日本製万年筆への誘い 【パイロット/カスタム74】

2017.06.18 Sunday

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    以前、セーラー/プロフィットを紹介しました。

    やはり日本製万年筆の完成度は高い!と改めて感心したわけですが、

    今回、プロフィットと並び高く評価されているパイロットのカスタム74を入手しましたので、プロフィットとの比較や書き味をレポートします。

     

     

    パイロットの万年筆は少し懐かしい感じがするのです。なぜかというと小学生の頃、祖父の書斎で見た万年筆が確かパイロットのものだった?から。小学生の自分には万年筆の使い方など分かるわけもなく、ペン先を見てどうやって書くのかと不思議に感じていたものです。

    今はもうその万年筆は実家にありませんので、あれがパイロットカスタムだったのかは知る術はありません。

    記憶に残っているのは、この特徴的な丸い形状のクリップのみです。

     

     

    【外観】

     

     

    軸からペン先に向けてとキャップ部です。

    これぞ万年筆!といった出で立ち。しかも黒と金の仏壇カラー。

    プロフィットほどスタイリッシュな感じはしませんが、プロフィットと比べても大きめで存在感があります。

     

     

    天冠と尻軸もプロフィットに比べると丸く、ずんぐりしています。リングがシルバーかゴールドかで印象もずいぶん違いますね。

    私の好みとしては断然シルバーなのですが、カスタム74のリングは細くて上品な印象を受けます。

     

     

    特徴的な丸いクリップは個人的にはあまり格好良いと思わないのですが、見慣れてくるとキャップのゴールドリングとのデザインのバランスもなかなか見事。パイロットの刻印があるクリップの三角形の先に丸いクリップエンドがクラシカルな感じを醸しています。

     

     

    軸はプロフィットと同じ黒い樹脂なのですが、カスタム74のほうが軸色がわずかに赤みががった黒に見えます。どちらにも深い艶があり高級感と、手に吸い付くような持ちやすさを両立しています。

    長さはカスタム74が約8mm長く、この長さと軸の丸いデザインもあって重厚な印象を与えていますね。

     

    ついでに他の万年筆を集めて長さ比較をしてみましょう。

    知名度のあるドルチェビータスリムやスーベレーンM400、プロフィットと比べても少し大きめです。

     

     

    左から、デルタ/スクリーニョ、ウォーターマン/カレン、パイロット/カスタム74、デルタ/シーウッド、アウロラ/イプシロン、セーラー/プロフィット、デルタ/ドルチェビータスリム、ペリカン/スーベレーンM400 です。

     

    スクリーニョがかなり大型な万年筆ですので、カスタム74はちょうど大くらいのサイズといえます。こう並べてみると、スーベレーンM400のコンパクトさが引き立ちますね。

     

     

    【ペン先】

     

     

    カスタム74はプロフィットと並び非常にペン先が滑らかで日本語が書きやすいことで定評があります。

    ニブは14K。PILOT、14K585、5、SMと刻印が並びます。

    バイカラーニブではなく金一色。

    14K585とは、合金の金の含有量が58.5%ということ。また、5とは「5号のペン先」。

    細字はプロフィット(H-F)ですでに保有済なので、今回は少し太めのSM(ソフト・ミディアム)をチョイス。

     

     

    ニブを横から見たところ。ペン芯の見え方も控えめです。大きすぎず小さすぎず、このバランスが書きやすさの要因のひとつでもあります。

     

     

    【コンバーター/CON‐70】

     

     

    両用式の万年筆について、私はカートリッジではなくコンバーター派です。

    今回パイロットの万年筆を試してみたいと思った理由にプッシュ式のコンバーターがあります。

    今まで使ってきた万年筆はすべて回転式のコンバーターかピストンフィラーだったため、プッシュ式とは何ぞ?という好奇心に駆られてしまいました。

    調べてみると回転式のコンバーターよりインクタンクの容量が多いらしく、こちらにも魅力を感じての導入です。

     

     

    今まで回転式のコンバーターしか使ったことがないため少し手間取ります。

    コンバーターの上部を押してタンク内の空気を出し、放すことでピストンが戻りインクがタンク内に入っていく仕組みです。

    これを数回繰り返してインクを満たすようです。

    試しに何回かエアで動作テストをしましたが、なかなか力のいる作業だと感じました。

     

     

    【インク】

     

     

    カスタム74に入れるインクは何にしようかと考えた結果、以前から少し気になっていた同じパイロットの色彩雫にしました。

    カラーは全部で24種類。「月夜」が人気のようですが、ペリカンのブルーブラックと被るのを避けるため、もう少しグレー味の強い「深海」にしてみました。なかなか良い色です。

     

     

    早速インクを入れてみましょう。

    コンバーターの上を何回か押してインクを少しずつ入れていきます。確かにインクタンクの容量は今までの回転式コンバーターに比べて入りますね。吸入できるインクは1.1cc。パイロット現行の回転式コンバーター(CON‐40)が0.4ccですのでその差は歴然です。

     

     

    【筆記比較】

    カスタム74・スーベレーンM400・プロフィット

     

     

    筆記の比較をしたのは、

    ・カスタム74SM:色彩雫(深海)

    ・スーベレーンM400EF:ブルーブラック

    ・プロフィット:H-F:極黒

     

     

    書いてみると時間とともに枯れた色へ変化していきます。ペリカンのブルーブラックと比べても灰味が強く、また違う色味です。

    字の太さはカスタム74SMとスーベレーンのEFが同じくらいの太さか、気持ちカスタム74SMの方が太いかなと感じます。

    そう思うとカスタム74でいえば、日本語を書くにはFあたりの字幅が最適かも知れません。

    プロフィットのH-Fはかなり書きやすいと感じています。インクの濃淡はほとんど出ませんが、細かい字を書くときはこれくらいの細さがいいですね。

     

    さらに、このカスタム74はインクフローが潤沢でインクがドバドバ出てきます(笑)

    これはインク色彩雫のせいなのか、ペン先がSMのせいなのか、はたまた個体差か。文字が少し滲んでしまっています。

    ちなみに紙はRHODIAのメモ帳です。

    インクフローが潤沢のため大容量コンバーターの恩恵を受けられるか、経過を待ちたいと思います。

     

    以上、セーラー/プロフィットに続き、パイロット/カスタム74のレポートでした。

    ペン先は柔らかく、大きさもあるため筆記した時に満足感があります。万年筆で字を書いているという感覚を味わいたい方は値段もリーズナブルですしお勧めです。

    個人的にも、これを機に太軸の万年筆の方向へ目を向けてしまいそうです。

     

    今回で日本製万年筆は3本目になります。(セーラー×2、パイロット×1)

    こうきたらプラチナ万年筆も試したくなりますね〜。

     

    ではまた。

     

     

     

     

    伝統的シャープペンシルの魅力・後編 システム化【クロス/クラシックセンチュリー】

    2017.06.08 Thursday

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      前回に引き続き、今回は後編としてクロス/クラッシックセンチュリーをレポートしていきます。

       

      筆記具の歴史として古いクロス。その中でも創業100周年を記念して誕生したクラシックセンチュリーは代表的なモデルといえます。発表後約60年ほど経ちますがほとんど姿が変わっていません。

       

       

      歴史の長いクラシックセンチュリーは、今でも様々な種類がラインナップされています。

      一番スタンダードなクロームにはじまり、10金張、14金張、18金無垢、クラシックブラックなどラッカー塗装されたもの、ゴールドとシルバーのコントラストが美しいメダリスト、艶消し仕上げのブラッシュ。

       

      今回のレポートで使うのは一番スタンダードなクロームです。

       

       

      【クロスの記憶】

       

      一番最初に使った海外メーカーのシャープペンシルが、中学の時に母からもらったクロスのものでした。

      そのペンを気に入ってかなり長い間使っていたのを覚えています。(確か大学生の時くらいまで)

      軸は紺色で少しずっしりとしていて、しかし何のモデルなのか今改めて調べてみても分かりません。

       

      それ以降、海外メーカーのシャープペンは手にしていなかったのですが、クロスという名前だけは使いやすいペンという記憶とともに頭の片隅にありました。

       

      働くようになってから、自分で何か少し良いペンを買おうと決めたとき出てきたメーカーがクロスでした。

      そして、値段もそこそこリーズナブルでワイシャツのポケットに挿せる細軸、エレガントな回転繰り出し式、何より金属軸ということもありクラシックセンチュリーを選んだのです。

      これも何かの縁なのか、それ以降ちょくちょくクロスのボールペンを買い足しています。

       

      そんな私のクロスファーストボールペンでしたが、ある日ネットで「スイッチイット」なるものを知り、シャープペンシルへと姿を変えていくのでした。

       

       

      【クロス/クラシックセンチュリー】

       

      クラシックセンチュリーは昔から姿を変えないペンです。

      以前記事にしたものでパーカージョッターがありますが、このクラシックセンチュリーも負けていません。

       

      大まかなシリーズのバリエーションは前述しましたが、軸のバリエーションも多岐にわたります。

      バリエーションの主として、ロゴ(刻印)・素材に分けられます。

       

      ロゴは、クリップ部のcrossのメーカーロゴが筆記体のものやブロック体のもの、製造国がUSAのものやアイルランドのものなど様々です。これは作られた時代に由来しています。

      素材は、クロームやラッカー塗装、スターリングシルバー、金張りなど。

      クラシックセンチュリーの天冠には円錐の黒いプラスチックがデザインされていて、コニカルトップと呼ばれています。軸の素材が高級になるほど、このコニカルトップの部分の面積が少なくなるという面白い仕様です。

       

      この二つの要素が絡み合い、新旧含めてかなりのバリエーションが存在します。

      長軸やクリップ無しなどの変わり種を含めると相当な種類になるのではないでしょうか。

       

      私は今のところクロームと10金張りの軸しか持っていないのですが、収集癖があるのでこのバリエーションの多さにうずうずしてしまうのです。

       

      さらに、クロスと言えば永年保証。

      自然故障に関しては無償修理(もしくは交換)してもらえます。私も何度かお世話になっているのですが、現行の同等品と交換されて帰ってきます。これはかなり太っ腹な対応、そして商品に対する自信の表れといえます。

      ただし、ヴィンテージな軸をお使いの方はご注意。あくまで現行品と交換されるため、旧ロゴや旧デザインの軸を出しても現行品と交換されて帰ってきます。

       

       

      さて 前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

      通常クラシックセンチュリーにはボールペン・シャープペンシル・万年筆と種類があります。

      ボールペンとシャープペンシルは別々にラインナップされているのですが…、

       

      「スイッチイット」を使うと、ボールペンをシャープペンシルに変えることができるのです!

       

      これには感動しました。

      軸によって互換性はあるものの、クラシックセンチュリーについては規格が同じなためほぼ使えます。

      これは他の筆記具メーカーにもぜひ採用してほしい機構ですね。ペンのシステム化。

       

      では、どのようなものか見ていきましょう。

       

       

      キャップを引き抜くといつものボールペン芯の頭が姿を現します。それを時計回りにクリクリとねじって抜き、スイッチイットに差し換えるだけ。なんとも簡単です。青いほうがボールペンリフィル、黄色いほうがスイッチイットです。

       

      それでは、スイッチイット自体を詳しく見ていきましょう。

       

       

      先端はガイドパイプになっています。対応する芯は0.7mm。

      先端をつまんでバネ側にスライドさせると芯が出てきます。しかしクラシックセンチュリーはノック式ではなく回転式。

      おそらくキャップの回転時、軸側の内部構造と触れることで先端のユニットを動かし、芯を出していると思われます。

       

       

      続いて反対側です。消しゴムのユニット。

      こちらにもバネが付いています。本体にはこの黄色いユニットのネジで固定されますので、このバネの役割はガイドパイプ用のクッションと思われます。

      実際、ガイドパイプのみを繰り出した状態でガイドパイプを押すと軸内にバネの力で引っ込みます。

      しかし筆記時にはこのバネは働きません。落下破損防止のクッションでしょうか。

       

       

      黄色い消しゴムユニットには当然ですが消しゴムがついています。この黄色い消しゴム、指で撫でただけでも粒子が削れていくほど繊細です(笑)。消し字力には期待しない方が良さそうですね。

       

      消しゴムを外すと芯補充用の穴が見えます。かなり小さい穴で収納力は3本ほどでしょうか。 これはスイッチイットの構造上(細さ上)仕方がないですね。

       

       

      【芯の繰り出しかた】

       

      芯の出し方は回転式に準じます。

       

       

      こちらが何も出ていない状態。

       

       

      ガイドパイプが出た状態。

      キャップ部分を反時計回りにまわすと、まずガイドパイプが出てきます。

       

       

      芯が出た状態。

      一度キャップを時計回りに少し戻し、もう一度、反時計回りにひねると次は芯が1mmほど出てきます。

      この、ひねる→戻すの動作を繰り返して芯を出していきます。

       

      気をつけなければならないところは、最後までキャップを回しきった状態で保持していないと、芯がパイプに引っ込んでしまう点です。

      逆に芯をしまうときは少しキャップをひねり戻した状態で芯を指で押し込みパイプに戻し、そのあとさらにキャップを時計回りに回し戻して次はパイプを収納していきます。

       

      キャップを大きめに回転させることを「回す」、小さく回転させることを「ひねる」と表現しました。

      写真と文字では分かりにくくてややこしいですが…。実際手にしていただくと感覚でご理解いただけるかと。

       

      このようにクラシックセンチュリーが、まさに一粒で二度おいしいシステムペンへと変わるわけです。

      自宅にインク切れでしまったままのクラシックセンチュリーがある場合、スイッチイットでシャープペンシルとして復活させてみてはいかがでしょうか。

      また、スターリングシルバーやメダリストなどのお気に入りの軸に使うのもいいですね。

       

       

      さて、2回にわたり伝統的なシャープペンシルをレポートしてきました。

      オレンズネロのようにハイテクなシャープペンシルが注目される中、このようなローテクでありながらも高い質感にこだわったもの、リフィルを換えることでペンとしての役割を変更できるものなど、伝統的なペンシルに再度目を向けるのも良いかと思います。

      新旧合わせれば星の数ほどあるペンシルの中から、自分とってコレ!という一本が見つかるかもしれません。

       

      ではまた。

       

      前回のクレジットはこちら

       

       

       

       

       

       

      伝統的シャープペンシルの魅力・前編 【ファーバーカステル/ギロシェ】

      2017.06.05 Monday

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        今回は久しぶりに筆記具のレポートです。

         

        最近、芯が折れないシャープペンシル「オレンズネロ」がぺんてるより発売され、空前のヒットとなっていますね。

        日本の筆記具というのは高性能で、常に新しいものが企画されています。

         

        対照的に、海外の筆記具は形を変えない伝統的なものが多いように思います。

        もちろん、海外メーカーも新商品は出してはいますが、値段の割に日本のものほど高性能な印象はありません。しかし、デザインや素材へのこだわりは海外メーカーに軍配が挙がると感じています。

         

        今回レポートするのは高性能な筆記具の方ではなく、伝統的な筆記具の方です。

        オレンズネロを検索してこちらにたどり着いてしまった方、申し訳ございません!


         

        シャープペンシルを使っていて芯が折れるということは、昔に比べて減ってきているように思います。

        芯自体が折れにくく進化したのか、はたまた己の筆圧が変わったのかは分かりませんが、中学・高校の時のようにポキポキ折れません。

         

        オレンズネロが爆売れしていることからも、一般的にはシャープペンシルの芯は いまだに折れやすいものなのかも知れません。しかし私にとって重要なのは芯が折れないことより、所有欲が満たされ書くモチベーションが上がるかどうかなのです!

         

        以前、ファーバーカステルのエモーションペンシルについて書いたことがあります。

        海外メーカーのシャープペンシルは、なぜこんなに所有欲を満たしてくれるのでしょう。

        日本製の高性能なシャープペンシルを好んでお使いの方にも、この海外製品の作り・魅力が伝わればと思います。

         

        それではさっそく、普段ペンケースに忍ばせているシャープペンシルから、

         

        ファーバーカステル/ギロシェ(ドイツ)

        クロス/クラシックセンチュリー(USA)

         

        の2本について書いていきたいと思います。

        ※ヤード・オ・レッドのヴィンテージディプロマットモデル(イングランド)も比較対象として出てきます。

         

         

        【ファーバーカステル/ギロシェ】

         

        持っているシャープペンシルの中で仕事・プライベート問わず、一番出番が多いのがギロシェです。

        ギロシェとはヨーロッパ伝統の波縞模様のこと。

         

        ファーバーカステルの高級ラインである「伯爵コレクション」の中でもエントリーモデル的な位置づけの本品。しかしながら、書きやすさや質感はまさに「伯爵コレクション」と呼ぶにふさわしいものです。

         

        ギロシェは軸のカラーバリエーションも多く、お気に入りの一本を見つけやすいのではないでしょうか。

        コーラル、インディゴ、ブラック、そして私が所有するコニャックと、人気カラーを大まかに網羅しているといえます。

         

        軸はプレシャスレジンで光沢あり。こちらも職人の手によって一点一点丁寧に磨き上げられているそうです。

        このレジン素材と波縞模様のコンビで適度なグリップ感がでており、プレーンなデザインの軸のように指が滑るようなことはありません。

         

         

        ギロシェを拡大してみると、今回比較に用意したヤード・オ・レッドのバーレイ模様とよく似ています。どちらも細かな波模様。同じような模様でも素材の違いで印象がずいぶん変わりますね。(ヤードの方は純銀)

         

         

        使いやすいと感じる要因は、軸の持ちやすさの他にこのペンをつまむポイントの高さと先細なデザインにあります。

        左がギロシェ、中がディプロマット、右がクラシックセンチュリー。

        三本を比べるとペンをつまむポイントが一番高いのがギロシェで、右のクラシックセンチュリーへいくほど低くなっています。

        ちなみに芯の太さはギロシェとクラシックセンチュリーが0.7mm、真ん中のディプロマットが1.18mm。

         

        ペンをつまむポイントが高くペン先が細いということは、書くスペースや書いた字の確認がしやすいということ。

        製図ペンの書きやすさも先端の細さが関係しているように、筆記面の見通しの良さというのは重要なようです。

         

         

        クリップ部はバネ式でポケットを傷めることなく装着ができます。クリップが開く角度も広いです。

        クリップを最大まで開いたときの幅は約3mm。冬用ジャケットの生地や鞄のポケットにもらくらく挿せますね。

         

         

        天冠部分にはファーバーカステルのエンブレムが掘られていて高級感があります。

        キャップのデザインも王冠のような気品に満ちた作り。王冠の先はローレットが刻まれており、真ん中は優しく凹んでいます。ここに指を置くとなんとも言えないフィット感。

         

         

        そしてこのキャップは他の一般的なシャープペンシルと同じように、まっすぐに引き抜くことができます。

        中からは交換も可能な消しゴムが姿を現します。キャップは少々固めですが、この消しゴムユニット付近の精密な作り。たまりませんね。

         

        キャップを反時計回りに90度ひねると芯が1mm繰り出されます。

        カチッカチッと手応えのあるクリック感。片手で操作するには固いので優雅に両手で持ってひねり、芯を出しましょう。

         

        続いて芯の補充方法です。

        先ほどのキャップと消しゴムを外して芯を入れるのではなく、先金を反時計回りに回すことでユニットを出し、芯を補充します。この辺が日本製と違い一手間かかる部分です。まあ、その手間が良いのですが。

         

         

        先金と一体となったユニットを外すとこのようになります。

        ユニットには芯の対応規格や補充可能本数などが書かれています。この辺のデザインにも抜かりがありません。

         

         

        さらにユニットの先の黒いキャップを外すと芯が入れられるようになります。

        芯は0.7mmで5本まで収納可。ここは同じファーバーカステル製を使いたいところです。

         

        さて、いかがでしたでしょうか。

        シャープペンシルとしてできることは日本メーカー製も海外メーカー製も同じです。

        ただ、それぞれにこだわって仕上げられた部分には差があります。

         

        今回のファーバーカステル・伯爵コレクションは持つ喜び・使う喜びにあふれていました。

        確かにシャープペンシルとしてはべらぼうに値が高いです。しかしそれに見合った価値が確かにあります。

        大袈裟に言うと、このシャープペンシルを使うたびに気分の高揚と、いい仕事をしなければという使命感に駆られます。使う人間の心を動かす、小さな道具ですが大きな存在感。それもまた筆記具の持つ魅力の一つなのかもしれません。

         

        ファーバーカステルのシャープペンシル、ギロシェのレポートでした。

        後編はクロスのクラシックセンチュリーです。

         

        ではまた。

         

         

        イヤホンの進化を実感する!ハイレゾ対応イヤホン 【JVC WOOD HA-FW01】

        2017.05.25 Thursday

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          こんにちは。

           

          前回、前々回よりDAP関連のレポートをしており今回で3回目、イヤホン編です。

          今回、ハイレゾ対応イヤホンを使ってみて、改めて昨今のイヤホンの性能の高さを目の当たり(耳の当たり?)にしました!

           

          昔からコンパクトなオーディオプレーヤーには高性能なイヤホンが付きものでした。

          以前のイヤホンを振り返りながら、新しいイヤホンのレポートを進めていきます。

           

           

          それではさっそく、注文していたJVCのハイレゾ対応イヤホンパッケージのレポートです。

          モデルは「WOOD HA-FW01」。

           

           

          なぜこのモデルにしたかというと、まず好みの素材(ウッド)、リケーブルできる、音についてもレビューで高評価だったこと。

          パッケージは高級感がありますねー。「日本製」というところが誇らしげです。

           

           

          パッケージを開くとこのような状態。様々なサイズのイヤーピースが同梱されています。右側のイヤーピースは低反発素材のものです。真ん中のCLASS-Sと書いてあるものはキャリングケース。

           

           

          【キャリングケース】

           

           

          キャリングケースを出してみました。

          なかなかの高級感です。内側は起毛素材でイヤホンを優しく包み込みます。ケースの中にはケーブルリールとクリップが付属。私は使いませんが…。

           

           

          イヤホンを入れるとこのようになります。コンパクトに持ち歩けそうですね。

           

           

          しかしながら、私が使うのは前回も登場したHERZのトランプケースです。純正のケースと対象的に四角いですが収まりはよいです。

          お気に入りの名刺ケースなどをイヤホンケースとして使うのもいいかもしれません。

           

           

          【イヤホン本体】

           

          では、外観のレポートです。

           

           

          WOODシリーズにはFW01FW03まであり、いずれもハウジングに木材を使用しています。

          金属と木のコンビが高級感を醸し出していますね。プラグはI型です。

          FW01の木はシリーズ中で一番黒っぽいのが残念ですが。適度な重さもあって装着感も上々。

          ケーブルが樹脂製ではないため絡まりにくいのもいいです。樹脂製のケーブルはいずれベタついてくるので、絡まりにくいベタつかないはうれしい仕様ですね。 

           

          デザイン的な唯一の不満点としてはでかでかと主張するJVCのロゴでしょうか。この辺のデザインは前モデルのHA-FX1100の方が洗練されていてよいかと。

           

           

          右は赤のライン、左は青のラインが入っています。ハウジングに対してイヤーピースが斜めに取り付けられているためイヤホン本体が外耳に干渉することが少なく、ナチュラルな着け心地です。

           

           

          左側のケーブルには小さなポッチがついていて、暗がりでも左右のイヤホンを見分けることができるようになっています。

           

           

          【音について】

           

          それではいよいよ音について書いていきます。

           

          そこまで音の技術についてや音質について専門ではないので、感じたままを書いてきたいと思います。

          ここでは、一般的に使われている方が多いであろうイヤホン「Apple EarPods」との間で感じた音質の違いをレポートしていきます。

           

          どちらかというと、私のように今まで何かの機器に付属してきたイヤホンでしか音楽を聴いたことがないかた、

          これからハイレゾ対応機器で音楽を聴いてみようかなというかた向けの記事かも知れません。

           

          そもそもApple EarPodsはカナル型ではないので仕組みから装着感から全く違うのですが、聴いてみた音の違いが素人の私にでもわかるので、今まで一般的なイヤホンでしか音楽を聴かれたことのない方の参考になればと思います。

           

           

          それでは私のイヤホン遍歴からお伝えしておきます。

           

          AIWAのステレオカセットプレーヤー(HS-P75)に付属のイヤホン

           

           

          ONKYOMDプレーヤーに付属のイヤホン(これは訳あって本体とともに友人へあげました)

          SONYMDウォークマン(MZ-N10)に付属のイヤホン

           

           

          ・第4世代ipod touchに付属のイヤホン

          BlackBerry9000(スマートフォン)に付属のイヤホン

           

           

          ipodのイヤホンが断線したので買い増し(現行のApple EarPods

           

           

          こう思うと故障を伴わないイヤホンの買い増しは今回が初めてですね。

           

          この中でまず鳥肌が立ったのが、BlackBerry9000に付属してきたイヤホンです。

          この時期になるとイヤホンとしての基本性能も上がってきているのかも知れませんが、低音の響き、音のクリアさが今までとまるで違ったのを覚えています。しかも私にとって初のカナル型イヤホンでした。

          カナル型を着けたときの外界音の遮断性、音楽没入感がなんとも言えず好きです。

          イヤホンプラグの形もかっこよくて気に入っていました。

           

          次に、現在まで使っていたApple EarPods

          これを使って初めて音楽を聴いたとき、全身の毛が抜けるかと思うほどの衝撃。低音から高音までひとつひとつの音がハッキリしていて厚みがある!と感じました。

          こちらはカナル型ではないのに耳底に届く感があり、さすがはAppleと言わざるを得ません。

           

          そして、今回のJVC WOOD HA-FW01。これはやばいです。イヤホンはここまで進化していたのですね。

          音質の感想は後述で。 

           

           

          どのような音楽を聴こうかと悩みましたが、アコースティックなサウンドがわかりやすいかなと思い、

          Mr.Children/ヒカリノアトリエ(今のところ唯一のハイレゾ音源)

          ・スキマスイッチ/DOUBLES BEST(アルバム:CDリッピング)

          ・BUMP OF CHICKEN/COSMONAUT(アルバム:CDリッピング)

          などJ-POPを聴いてみました。

          まだ2.5mmのケーブルを持ちあわせていないので付属の3.5mmアンバランス接続です。

           

           

          DP-S1側の設定】

           

          今回試したなかで一番気に入った設定は、

           

          ・カスタムサウンド:オン/イコライザはRockBass Enhancerは2

          ・アップサンプリング:192/176.4

          Hi-bit 32:オン

          ・デジタルフィルタ:SHARP

          ・ロックレンジアジャスト:NormalNarrowの中間

           

          レポートでは付属の3.5mmアンバランス駆動で聴いた感想です。

          ハイレゾ音源をDLした曲と、CDからリッピングした音源をそれぞれ聴いてみて、今までの音質との違いが一番わかりやすいのがCDリッピングした過去の音源。

           

          こちらも設定のアップサンプリング、Hi-bit 32あたりの恩恵を受けているのが分かります。格段に音が違いますね。各楽器の音の独立感、ヴェールが一つはがれたようなクリアな音質を再生できています。

           

          Bass Enhancerはオフにするかオンにするかでかなり印象が違ってきます。オフの状態だと素直にボーカルが前に出てくる感じです。オンにして2くらいに設定するとバスドラムの響きが効いてきます。この辺は完全に好みですが。

           

           

          【音質・臨場感の違い】

           

          音場が広いとよく表現されていますが、臨場感があるということでしょうか。

          歌い手のすぐそばで歌を聴いているような、クリアでまっすぐに伸びる声、ピアノの旋律、ギターの弦上を滑る指使い、音の厚み、すべてメリハリがありながらバランスよくまとまっている感じです。

           

          今までのイヤホンでは他の音に埋もれて聞こえてこなかった楽器の音を、文字通り聞き分けることができてしまうほど明瞭な音質です。ノイズを感じないと言いましょうか。

           

          特にピアノの音やギターの音など、アコースティックなサウンドがこれでもかと言うほど生々しい(笑)

           

          ピアノの鍵盤に指を落とした時にかすかに聞こえるかん高いキーンという音。かなりわかりにくい表現ですが…、鍵盤からピアノを伝う金属音に似た振動音?まで聞こえます。

          はじめてピアノを触ったときにもこんな音してたなーという、懐かしい音を感じることができます。

           

          ギターの弦を滑る指使い。これは意図された曲中の効果的な場面のみで聞こえるのではなく、楽曲の全編を通して聞き取れます。ほんとうにそばで鳴らしている、歌っているその真ん前の特等席にいるような細かな楽器の音を楽しめます。

          私もギターを弾くので、この演奏中に弦を通じて常に出る音がよくわかります。

           

          また、音が木製の振動板を抜けてきているためなのか、低音がとてもまろやかに感じます。

          ズンズンと身体に響く低音ではなく、上品な暖かみのある低音。

           

          イヤホンにもエージングがあるようですので、今後どのように音が変化していくか楽んでいきたいと思います。

           

           

          いろいろ感じたままを書いてきましたが、HA-FW01は総じてDP-S1の性能を引き出すイヤホンといえるでしょう。

          いや、今回は付属の3.5mmケーブルを使っているため、リケーブルして2.5mmバランス接続した時の音が本当のHA-FW01とDP-S1の実力と言わなくてはなりませんね。

          こちらも非常に楽しみです。

           

          そして巷にはポータブルアンプと呼ばれるモノも存在しているということで、音楽の世界の奥の深さ(沼の深さ)を再認識して震えています。

           

          今後、また音楽関連で何かを入手することがあればレポートしたいと思います。

           

          ではまた。

           

           

          ボディジャケットと言うべき装着感!DP-S1専用プレミアムレザーケース 【武蔵野レーベル】

          2017.05.24 Wednesday

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            前回に続いてONKYO DP-S1関連の記事です。

             

            武蔵野レーベルの専用ケースを入手しましたので装着感などをレポートしていきます。

             

             

            DP-S1単体でも十分質感はよいのですが、傷防止とさらなる所有感向上のためにレザーケースを装着します。

            現在のDP-S1用のケースはレザーケースやスリーブケース、ポーチ型など様々ですが、ここはレザーでしょ、ということで。

            以前も人間を魅了する三大マテリアルについて書きましたが、DP-S1が.瓮織襦▲院璽垢▲譽供爾箸いΔ海箸如△△箸JVCのハイレゾ対応イヤホン WOOD HA-FW01(ウッド)が届くのを待つばかりとなりました。

             

             

            この武蔵野レーベルのレザーケースには、

             

            サフィアーノ加工本革レザーケース

            プレミアムレザーケース(キャメル)

            プレミアムレザーケース(ブラック)

             

            3種類があり、今回購入したのはプレミアムレザーケース(キャメル)です。

            サフィアーノ加工レザーケースは内側がブルーグリーンっぽい色でなかなかおしゃれでしたが、やっぱり外装は黒より明るい色合いのブラウン系がいいかな、ということでプレミアムレザーのキャメルに決定。

             

             

            それでは、さっそく届いたパッケージとケースを見ていきましょう。

             

             

            商品のパッケージはなめらかな手触りで高級感があります。プレミアムなパッケージ。

             

             

            横側から開くと本体が出てきます。これはDP-S1本体以上の、かなりの高級感を出してます!

            左には商品コンセプトが書かれています。

            緑豊かな武蔵野で誕生したブランドです。

             

             

             

            本体を出してみました。

            箱型で上下の面を織り込む仕組みになっています。

            かぶせ式よりも本体を覆う面積が多く安心感あり。裏面はスエード、表面はなめらかなさわり心地の本革です。多少傷が付いても指で揉み込めば消えてくれます。

             

             

            裏はこんな感じで、「musashino LABEL」のロゴ入り。プレミアムレザーケースでも、このキャメルのみ裏にステッチが入っています。いいデザインアクセントになっていますね。

             

             

            数日間本体ケースとしてお世話になったHERZのトランプケースとの大きさ比較です。本体にピッタリフィットする専用ケースだけあってレザーでありながら大きさ(厚み)もコンパクトにまとまっています。

            トランプケースは名刺入れに戻るか、イヤホンが来たらイヤホンケースとして使うとしましょう。

             

             

            それでは本体への装着感を見ていきます。

             

             

            ジャストフィットのため差し込む際は固めです。ゆっくりと差し込んでいきます。内側がスエードのため、出し入れの際に本体に傷がつくことはなさそうです。

            レザー調シボ加工のボディがリアルレザーの中に。

            今からどのような革色の変化を見せてくれるか楽しみです!

             

             

            ぐるっと一回りしてみます。

             

             

            本体の左側面です。プレイキー、曲送りキーはくり抜きではなくケースの上から押せる仕様。

            この無駄に穴を開けないところがいいですね。

            そして下部にはストラップなどを取り付けられるDカン付きです。

             

             

            下面は充電差し込み口の切り抜きのみ。シンプルです。

             

             

            右側面はホールドスイッチ穴にボリュームノブ穴。

            切り抜き幅が絶妙で、当然ですがケースを着けた状態でもホールドスイッチが押しにくいこともありません。

             

             

            上面はイヤホン差し込み口と充電ランプの穴。私が今使っているイヤホン(Apple EarPods)は難なく差し込めますが、他のケーブルが干渉せずにさせるかはやってみないとわかりません。

            I型のケーブルの形(ピンの幅)によっては干渉する可能性もあるため確認が必要です。

             

             

            最後はお約束、名刺との比較です。

            ほぼほぼ名刺と同サイズです。レザーケースを着けてもこのコンパクトさ!!

             

            しっとりとした手触り、ボディージャケット的な装着感など、かなり気に入りました。

            DP-S1で音楽を聴いた時間が、このレザーケースの色合の変化となって残されていくことでしょう!

            色違いやサフィアーノ加工レザーもまた気分転換に欲しいところです。

             

            以上、DP-S1専用レザーケースのレポートでした。

             

             

             

            名刺サイズの高音質DAP【ONKYO DP-S1】 外観編

            2017.05.22 Monday

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              こんにちは。

               

              今回は最近入手したDAP(デジタルオーディオプレーヤー)についてレポートします。

              ONKYOより発売されたコンパクトなDAP「DP-S1」です。

               

               

              まだハイレゾ対応のイヤホンが手元に届いていないため、今回は主に外観や使用感について書いていきます。

               

              まず、購入のきっかけは転勤により自宅から40kmの道のりを車(時に電車)で出勤することになったことにあります。

              1時間半の出勤時間をいかに快適に過ごすか。

               

              行き着いた考えとして車内空間の充実→音楽の充実でした。

              車ではもっぱらラジオを聴いていたのですが、車がAUX端子を備えていることもあり、ラインでつないでカーステレオでも楽しめて電車でも楽しめるDAPを導入しようと決定しました。

               

              スマートフォンでいいや!とならない性分なのでどうせならいいものを持とう、と。

              そして最近気になっていた「ハイレゾ」の音質を楽しめてかつコンパクトであることを条件に探し始めました。

              Twitterでアドバイスや情報をいただき、たどり着いたモデルがONKYODP-S1です。

              昔、ポータブルMDプレイヤーはONKYO製を使っていた時期もあったので音質については心配ないだろうと思っていました。

               

              決まればさっそく検索です。

              会社の福利厚生でお世話になっているベネフィットステーションを覗いてみると、あるではないですか。DP-S1が。

              ポイントがたんまりあったので即交換。

               

              ハイレゾ対応のイヤホンも相当迷いましたが、

              JVCWOODシリーズのイヤホンがあったのでこちらもポイントでポチリ。(こちらは次回以降にレポートします)

               

              晴れて念願のDAPを手に入れた訳であります。

               

               

               

              では経緯が長くなりましたが、本体を見ていきたいと思います。

               

               

              パッケージと開封直後はこんな感じです。

              同梱物は本体と取説、AtoBのケーブル、保護フィルム。

              本体メモリは16GBと少な目です。しかしmicroSDカードスロットを2基搭載しているので問題ないでしょう。

              スペックについてはメーカーHPをご覧ください。

               

              本体には保護フィルムが1枚付いていますが、あくまでオマケのため質がよくありません。

              したがって、ミヤビックスのアンチグレア保護フィルムを買いました。

               

              光沢のないタイプですのでスベスベしています。透過性は光沢フィルムに比べると落ちますが、画面で確認するのはほぼ文字のみなのと、画面の解像度がそれほど高くないこともありこれでよいかと思います。

               

               

              【本体外観】

              では本体をぐるっとひと回り見ていきましょう。

               

               

              本体はアルミブロック削り出しで軽くて強く、質感もあります。表面は梨地塗装ですべすべな触り心地。

              テム・レイの回路が好きな方は、この角ばったデザインが好きではないでしょうか(笑)

               

              重量は130gでスマートフォン等と同じくらいの重量です。個人的には重さはもう少し欲しかったところですが。

              低面の右側にはMicroUSBのポートがあります。

               

               

              右側面にはホールドレバーとボリュームノブ。

              ボリュームノブは他のレビューでも言われている通り軽めです。カチカチとクリック感はありますが、確かにもう少し硬くても良かったかなと思います。

               

               

              左側面は上部にプレイキーや曲送りキー、下部はMicroSDスロットを2基備えています。

              このプレイキーの使用感がなかなか優秀で、本体サイズが絶妙なため左手で持つと親指付近に、右手で持つと人差し指付近にキーがくるため非常に操作しやすいのです。

               

               

              上面は写真の左側から電源キー、充電インジケーター(小さい黒い穴みたいなの)、3.5mmジャック、2.5mmジャックです。

              今のところ3.5mmジャックしか試せてないですが、ハイレゾ対応イヤホンが届いたらリケーブルして2.5mmバランス駆動も試してみたいと思います。

               

               

              最後は背面です。

              裏面パネルはシボ感を出した樹脂によるアクセント。同時に滑りにくいデザインとなっています。

              左下には「ONKYO」のロゴ入り。

               

               

              手に持った感じです。

              コンパクトですが角ばっていてカッチリしたたたずまい。もともとスマホとの音楽のすみ分けを考えていましたのでDP-X1Aではなくコンパクトなこちらを選んで正解でした。UIも独自UIとなっており音楽に特化した作りです。

               

               

              【名刺と比較】

               

               

              ビジネスマンにも分かりやすく、名刺との比較です。

              このコンパクトサイズ。ポータブル機器であるからには携帯のしやすさは第一条件ですね。

               

               

              重ねてみたところ。この絵だけでもコンパクトなもの好きにはハアハアという感じです。

              大容量な名刺ケースにも収まるサイズといえます。

               

               

              名刺ケースとしても使っている「HERZ」のトランプケースに入れてみたところ、ちょうどでした。

              カッチリしたポータブル機器には革ケースがよく似合います。

              専用ケースが届くまではこのまま名刺を抜いてDAPケースとして使っていくとしましょう。イヤホン差さりませんけど。

               

              少しだけメニュー画面を見ていきます。

              先ほども少し触れましたが音楽を聴くためだけのシンプルな機器のため、構成もいたってシンプル!

              音楽を楽しむメニューは「Music」「Streaming」の2種類です。

               

               

              オレンジ色の枠にした画面がホーム画面です。

              上段には2種類のメニュー、下段は設定に由来するアイコンが並んでいます。起動中の機能アイコンは文字が黄色く変化。

              矢印の通りに画面が切り替わります。

              再生・停止中の楽曲がある場合は常に下の部分に表示され、再生画面に戻ることが可能。

              「Music」は本体及びSDカード1・2へのアクセス。「Streaming」を選ぶ場合はWiFiに接続した状態で行います。

               

              自宅ではJamboxにBluetooth接続してtunein radioをストリーミング再生しています。

              ついでにJamboxとの大きさ比較をしてみましょう。

               

               

              このようにコンパクトなサウンドシステムとなります。

              ボディの表面処理も似ていてなかなかのマッチング。

               

              Bluetooth接続ですが、ホーム画面のBluetoothアイコンのタップだけでは接続されず、設定のBluetoothの項目から接続先を選ばなくてはなりませんでした。

              もしかしたらJamboxが他の機器と優先的に繋がってしまうためか、DP-S1がスマートフォン・Jambox双方とペアリングしているからかも知れませんが…。

              それほど不便には感じないためそのまま使います。

               

              車ではカーステレオに繋いで音楽を楽しみ、自宅ではこのコンビで音楽を楽しみたいと思います。

              私自身、音楽再生に特化した小型プレーヤーを買うのはSONYのMDウォークマン以来なので、妙にテンションが上がりました。

              鞄に入れる荷物がひとつ増えた形となりましたが、専用機というのはいいですね!

               

              以上、DP-S1の外観レポートでした。

              ハイレゾ対応イヤホンやDP-S1専用ケースも、届き次第 順次レポートしていきたいと思います。

               

              ではまた。

               

               

               

              Huawei Watch OS2.0へアップデート!即レポ

              2017.05.12 Friday

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                待ちに待っていたHuawei watchandroid wear 2.0がリリースされましたので早速アップデートしてみました。

                 

                今回のOSアップデートではUIが変更となり、使い勝手が大幅に向上しています。

                もともとのアップデート予定が確か2月でしたので、3か月越しのリリースとなりました。ほんと長かったです…。

                いくつかの変更点がありますが、ひとまずはUIの変更点と一番気になっていた日本語入力とPlayストアの2点を即レポします。

                 

                 

                画面の画像はスクリーンショットです。

                比較イメージがわきやすいように比較画像がある場合は左側がOS1.5、右側がOS2.0

                 

                 

                 

                 

                まずOS1.5では画面右から左へのフリックがアプリ一覧表示だったのに対して、左右から画面中へのフリックがフェイス変更になっています。

                ちなみにOS1.5のフェイス変更はフェイスの長タップでした。

                慣れないうちは間違えて頻繁にフェイス変更画面にしてしまいます。これは慣れるしかないですが・・・

                 

                 

                 

                上から下へのフリックはメニュー表示です。今までページが分かれていた項目が一つの画面で確認・変更できます。

                これは便利になりましたね。なぜ初めからこうじゃなかったのか不思議です。

                 

                 

                ちなみにOS1.5はこんな感じでした。なぜか一画面ずつフリックで切り替え。

                下から上へのフリックは今まで通り通知の表示です。各通知もサイズ変更され見やすくなっています。

                 

                 

                 

                ところで、アプリ一覧へのアクセスの仕方がどうなったかというと、本体横のハードボタンで行います。

                これは自然な正統進化ではないでしょうか。非常に分かりやすいUIだと思います。

                 

                 

                アプリ一覧は画面に沿ってスクロールするようになり視認性がアップ!動きもヌルヌルでいい感じです。

                OS1.5はアプリが画面に3つまでしか表示できないため起動したいアプリを探すのが面倒でした。

                 

                 

                【日本語入力】

                今回のアップデートで個人的に一番期待していたのが文字入力です。

                今までは音声入力か絵文字入力しかできませんでしたが、今度はフリックでの日本語入力とアルファベット入力に対応しています。

                 

                 

                返信をタップすると音声入力か絵文字入力か日本語キーボードかを選択する画面になります。

                右側の日本語キーボードをタップ。

                 

                 

                日本語入力はフリックに対応。

                句読点や濁点、小文字に漢字変換ももちろん対応しています。

                 

                 

                アルファベットや数字・記号との切り替えも対応。

                自由に返信文を作れるようになっています。これはほんとありがたい!

                 

                 

                地球儀のアイコンをタップすると英語入力へと切り替わります。

                この英語入力がなかなか素晴らしく、文字の上に指を滑らせていくことで単語に変化します。

                説明が難しいですが、たとえば「android」と打ちたい場合、一語一語タップするのではなく、a→n→d→r〜という具合にアルファベットからアルファベットへつなげて指を滑らせていくだけで単語が入力できるのです。日本語のフリック入力みたいな感じでしょうか。

                指を離すと自動でスペースが入る親切設計。

                 

                 

                【Play ストア】

                もう一つの目玉としてWear単体でのアプリのダウンロード&インストールがあります。

                これでiphoneとペアリングしている場合でもアプリが入れられるようになるわけですね。 

                 

                 

                アプリ一覧には見慣れたショッピングバッグのアイコンがみえます。

                それでは実際にアプリを一つ入れてみます。

                 

                ウォッチの画面上でレビューなども読むことができます。タップでダウンロード。

                有料のアプリをダウンロードする場合はwearで入力する4桁のPINを設定する必要があります。

                スマートフォン本体との間でPINを決めて入力するとダウンロードの画面に。

                 

                 

                無事にインストールできました。

                こちらは時間とともに月齢が表示できるフェイスアプリです。

                 

                 

                今までデフォルトで入っていたアプリもwear単体で更新可能です。

                 

                ひとまずは気になっていた部分のみ画像メインで見てきました。

                日本語文字入力ができるようになり、通話に続く文字のコミュニケーションについても補完された形となります。

                何がなくともこれが一番うれしい機能追加と言えますね。

                 

                一日過ごしてみて気になった点としては、電池の持ちが悪くなったように感じることです。

                これはwear単体での通信など、利便性がアップしている代償かも知れませんが、

                単に今日一日いじくりまわしていたからかも知れません。

                 

                電池の持ちについてはもう少し様子をみてみたいと思います。

                ただ時計として使いたい場合は機内モードにすれば電池の減りも緩和できそうですね。

                 

                以上、Huawei WatchOS2.0アップデートレポートでした。

                 

                日本製万年筆への誘い 【セーラー/プロフィット21】

                2017.05.11 Thursday

                0
                  今回は日本製の万年筆について書いていこうと思います。
                  仕事でも万年筆を使うことがあるのですが、200文字程度のコメントや署名を書く際、一番書きやすく出番が多い万年筆がセーラー万年筆のプロフィット21です。


                  万年筆を使い始めてからはもっぱら欧州メーカーの万年筆ばかりを買っていたわけですが、ある日ふと、日本製の万年筆が欲しいと感じることがありました。
                  それはになにかというと、ペン先の太さです。
                  欧州メーカーの万年筆は軸が美しいものばかりで所有時の満足度は高いのですが、実際に書いてみると「ちょっと太いなー」と感じてしまうのです。そう感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
                  ペン先を裏返して書くという方法もありますが、力加減によってはペン先を傷める可能性もあるため、あまりその方法は使いたくありません。
                  私は自分が普段書く文字のサイズから、ペン先はFを選んで買っています。
                  画数の多い文字を書く際、ペン先が太いとどうも時がつぶれてしまい釈然としません。
                  一度デルタのペン先Mを買ったことがあるのですが、自分には太すぎてすぐに使わなくなってしまいました。

                  そのため、日本語を書くために生まれてきた日本の万年筆を試さないわけにはあるまい。と思った次第です。
                  いつもなら欲しいと感じた瞬間ポチってしまう性分なのですが、季刊誌「趣味の文具箱」やネットで調べるにつれじわじわと購入意欲が沸いてきて買うに至るという、9割方が衝動買いの自分にしては珍しいパターンでの入手でした(笑)
                  日本製万年筆の地味な(控え目な?)見た目に警戒したのか、初めてとなるオール黒軸の荘厳な雰囲気に呑まれたのか…。

                  ペン先の話が出たついでに、まずはニブを見ていきたいと思います。
                  【ニブ】


                  飾り模様に1911、セーラーの碇、14K、585にSAILORと続きます。大きめのしっかりしたニブです。
                  1911はセーラーが創業した年。そう思うと、もう創業から100年以上経っているわけですね。

                  サイドにはペン先の太さを表すH-F(ハード・ファイン)
                  この細さが日本語、特に漢字を書くのに適していて、画数の多い漢字や、止めはらいが目立つ漢字でも綺麗に書くことができます。
                   
                  【ナノインク】

                  セーラー万年筆を使う上で忘れてならないのが「ナノインク」です。
                  ナノインクはセーラー万年筆専用のインクで、粒子が細かく、耐水性に優れているのが特徴です。
                  色はブルーブラックともいうべき「青墨」と漆黒の「極黒」を使っています。

                  耐水性の比較。上がナノインク、下が一般的なインクです。
                  私は亀仙流ではないのですが、「亀」という字を書いてみました。もちろん鶴仙流でもありません。
                  水を文字に落とした後、1分待ってから拭き取っています。
                  このように、万が一 水がはねたとしてもナノインクで書いた文字に滲みはありません。
                  まあ、紙の方が痛んじゃいますけどね。

                  インクタンクはコンバーターとカートリッジの両様式。私はナノインクを吸うためにコンバーターをセットしています。コンバーターの操作性は回転がやや固めで正直使いにくいです。指先に力を入れるあまり多少手がプルプルしてしまいます(笑)

                  次に軸を見ていきましょう。
                  【キャップ〜軸】

                  これぞ万年筆!といった姿です。感触もなめらか。樹脂軸ですが、色は艶やかで所有感を満たしてくれます。
                  キャップの先とペン尻はゆるやかに細くなっていて、とてもスタイリッシュ。
                  そして、黒とシルバーのコントラストが美しくビジネス向けとも言えます。


                  キャップリングにはSAILOR JAPAN FOUNDED 1911の刻印。
                  タブルリングが高級感を演出しています。クリップも嫌みのないスタンダードな形状。
                  キャップはねじ式で機密性が高く、今のところ使っていてインクが乾いたことがありません。
                  仕事で出すとモンブラン?と聞かれることもありますが、確かに似ています。
                  似てるといえばプラチナの万年筆にも似てますね。この辺は他社の万年筆にインスピレーションを受けてデザインされているのかもしれません。
                  以上、プロフィット21のレポートでした。
                  総じて、見た目・書きやすさともに日本の底力を感じる完成度の高い万年筆です。
                  【比較/プロフィット21と四季彩・茜空】
                  こちらはプロフィット21の書きやすさに感銘を受けて買った、色彩シリーズの茜空(あかねぞら)。
                  私はわかりやすく赤インク専用万年筆として使っています。

                  この軸の色がまた絶妙で赤というよりは朱色に近い、北斎の赤富士を彷彿とさせる色合いなのです。
                  プロフィット21とは軸の長さ・軸径ともに同じ万年筆なのですが、所々が違う仕様となっているので簡単に比較していきます。


                  プロフィット21に比べるとニブがほっそりとしていますね。刻印もいたってシンプル。
                  ニブの素材はステンレスで筆記感は若干固め。Fというペン先の細さと相まってサリサリとした書き心地です。

                  クリップ形状は同じ。キャップの文字も同じですが、プロフィット21がダブルリングに対して四季彩がシングルです。
                  尻軸のリングは四季彩にはありません。
                  二本を比べると、14Kのペン先による書き味と軸の高級感はさすがプロフィット21といえます。

                  さて、いかがでしたでしょうか。
                  日本語が書きやすい万年筆。普段日本語を書くからこそこだわりたい万年筆でした。

                  セーラーの書きやすさを体験してしまったものですから、まずいことにプラチナとパイロットの万年筆も試したくなってしまいました!
                  またいつか入手したらお知らせしたいと思います。
                  セーラープロフィット21と四季彩・茜空のレポートでした。
                  ではまた。

                   

                  【KUM編】鉛筆使い必携!ドイツ製ポケットシャープナー比較

                  2017.05.03 Wednesday

                  0
                    こんにちは。
                    前回に続きドイツ製ポケットシャープナーを見ていきたいと思います。
                    今回はKUMです。
                    【KUM/ロングポイント・ウェッジツイン】
                    KUMは1919年にドイツで設立されました。精度の高い金属&プラスチックの加工技術でシャープナー等を生産しているメーカーです。
                    今回レポートするのは、現在主流のプラスチック製シャープナーではなく、少しレトロなマグネシウム製のシャープナー2品です。
                    私はどうしてもこのKUMのロングポイントが欲しくて仕方なく、探し回ったあげくやっと手に入れることができました。
                    今となってはなかなかにレアものですので、どこかで見かけたら購入をおすすめします。
                    一方、2穴シャープナー・ウェッジツインは今でも現役で買うことができます。
                    しかしこちらもなかなか見つけることができなくて、古びた文房具店のさびれた画材コーナーにてやっと見つけることができました。なので新品にも関わらずかなりくたびれた外観でのゲットでした。
                    そして翌晩、何気なく楽天のサイトを見ていると普通に同じウェッジツインが売られており、愕然としたのを今でも覚えています。
                    さて、前置きはこれくらいにしてロングポイントとウェッジツインの外観比較から見ていくことにしましょう。
                    まずは長さの比較です。先ほどのDUXしかり通常の金属製ポケットシャープナーの全長が約2.5cmに対して、ロングポイントは約3cmと5mmほど長くなっています。これはつまり5mm長く削れることを意味しています。
                    外観はどちらも薄汚れていますね。これは使用歴がDUXより長いことに由来していますのでご安心ください。
                    ブレードのMade In Germanyの刻印とKUMのロゴがデザインのアクセントとなっています。
                    マグネシウム製とあって見た目よりかなり軽量で、重さは約10g。DUXの3分の1以下ですね。
                    ただ安っぽい感じは微塵もありません。スタイリッシュな銀色+感触もひんやりとしていて確かな満足感です。
                    こちらもDUXと同様に側面が凹凸処理&適度にくぼんでおり、親指と人差し指でつまんだときのフィット感は申し分ありません。
                    それでは、ロングポイントで鉛筆を削ってみましょう。
                    当然ですが削りかすが長いです。
                    DUXに比べ削り音が高いような気がします。本体が軽いので力の入れ加減はDUXより難しいと感じます。
                    通常のポケットシャープナーで削ったものとの比較です。どちらも硬度Fの鉛筆を使用しています。
                    画像の通り左がロングポイント、右がノーマルです。
                    長さを測ると5mmロングポイントのほうが長く、鋭角に削れています。これによって筆記ポイントが5mm長くなり、書きやすさにつながります。紙と手の間に距離があるほど文字の視認性はアップします。
                    製図ペンが使いやすいと感じる方にはロングポイントの削り具合いはマッチするのではないでしょうか。
                    私がロングポイントを手に入れたいと思ったのはまさにこの5mm差の書きやすさにあります。
                    次にウェッジツインを見ていきます。
                    こちらは異なる2種類太さの鉛筆を削ることができる、一粒で二度おいしいシャープナーです。
                    左が通常サイズで、右が太軸用。綺麗な円錐穴です。
                    KUMはマグネシウム製の他に木製の2穴シャープナーも出しています。そちらもいずれ手に入れたいと思っています。
                    裏を向けてみるとこちら。このストライプにKUMのロゴ、そしてMADE IN GERMANYの刻印がなんともお洒落ではないですか!
                    この面を拝むだけでもウェッジツインを買う価値ありです。
                    ちなみに購入した当初はこの面のちょうど真ん中に値札が貼られており、ロゴは文字通りヴェールに包まれていました。
                    劣化した粘着のねちゃねちゃと格闘した末、出てきたこのロゴにひどく感動したものです。
                    実際にウェッジツインで鉛筆を削ってみようと思います。
                    それにしても、こんな中途半端な太さの鉛筆があるのか!と思っていたらありました(笑)
                    左が通常の太さの鉛筆、右が太軸鉛筆。
                    ファーバーカステルの111周年限定記念缶についてきた4Bジャンボ鉛筆がピッタリフィットします!
                    今のところこの鉛筆のためだけの穴と言えます。
                    2穴シャープナーの大きい方の穴ほど遭遇率の高くないジャンボ鉛筆ですが、お持ちの方はぜひ削られてみることをお勧めします。
                    KUMはマグネシウム製で軽く、値段もリーズナブルで手が出しやすいです。
                    ウェッジツインなどはデスクの引き出しに忍ばせておくと、いざという時に役に立ってくれるはずです。
                    【おまけ・スタビロ/スワン
                    冒頭で軽く触れている+αのシャープナーがこれです。
                    金属製ではないのですが、おまけレポートとしてスタビロのブランドロゴを模したスワン型シャープナーの登場です。
                    スタビロと言えば独特な形の蛍光マーカー、スタビロ・ボスが有名ですね。
                    私も蛍光イエローを使っていますが、ボトルが幅広で実に使いやすいです。
                    さて、そんなスタビロのシャープナーですが、かわいいスワンの形をしています。これはこれでお洒落ですね。
                    見た目はかわいいですが、実に気持ち良く鉛筆を削ってくれます。
                    スワンのボディをまじまじと見つめていると…、
                    実は製造がKUMだということが分かりました。
                    通りでよく削れるわけです。
                    スワンのボディですが、実際はもう少し濃い赤です。値段もリーズナブルですし、一つデスクに置いておくのも華やかでいいかもしれません。
                    【まとめ】
                    さて、今回は様々なポケットシャープナーを比較しました。
                    金属製ポケットシャープナーの魅力は感じていただけたでしょうか。
                    鉛筆のぬくもりを指先で感じる、シャープナーの金属の冷たさを感じる
                    鉛筆が削れていく音を楽しむ
                    芳醇な木の香りを楽しむ
                    削りかすを目で見て楽しむ、削った芯の色を楽しむ
                    鉛筆とシャープナーで五感(味覚以外)を感じることができます。
                    鉛筆を削る動作が好きな方は、削ることがさらに楽しくなることでしょう。
                    鉛筆を削る動作が面倒だなと思っている方も、シャープナーをひとついつもよりランクの高いものに代えてみると削る作業が楽しみに変わるかもしれません。
                    この先も増えそうな予感が拭いきれませんが、また新しいものや変わったものを手にしたときはレポートしたいと思います。
                    それではまた。良い文房具に出会えますことを。

                     

                     

                    【DUX編】鉛筆使い必携!ドイツ製ポケットシャープナー比較

                    2017.05.01 Monday

                    0

                      突然ですが、鉛筆を削るのが好きです。

                       

                      万年筆やボールペンやシャープペンも素敵ですが、我々の筆記の原点である鉛筆。

                      使った分だけ鉛筆そのものが減っていく、そのなんとも儚い筆記用具を陰で支えているのが鉛筆削り器です。

                       

                      しかしハンドルを回してゴリゴリ削る、あの大きな鉛筆削りを持ち歩くわけにはいきません。

                      切れ味がよくて携帯できるものが必要です。

                       

                      今回は、そんな便利かつ最高に満足度の高いポケットシャープナーについて書いていきたいと思います。

                       

                       

                      ふつう、ポケットシャープナーは1個あれば十分です。

                      しかしなぜか1個、また1個と増えてしまうのがポケットシャープナー。

                      今後も増え続ける予感がしてなりません。

                       

                      今回比較レポートするのは上の4個+αです。

                      左から、KUMロングポイント、KUMウェッジツイン、DUXシャープナー、DUXシャープナー/ヴァリアブル

                      いずれも金属素材のポケットシャープナーで、KUMがマグネシウム製、DUXが真鍮となっています。

                      最近店頭で見かけるものは軽量なプラスチック素材のものが主流ですが、どうせ使うならなんといっても金属製でしょう。

                      こんなに小さいのに所有欲が満たされるモノはそうそうないです。

                       

                      まずは永久不変の逸品とされるDUXのほうから見ていきましょう。

                       

                       

                      【DUX/DX4112・4322N】

                      1908年、ドイツで初めて手動式鉛筆削り器が発明され、それ以降、形を変えることなく作り続けられている名作。
                      一つ一つが熟練の職人の手作業によって作り出されているそうです。歴史も古いポケットシャープナーですね。
                      もはや一生もんの鉛筆削りといえます。
                      こちらはいずれも真鍮製。ズッシリとしています。そしてこの鈍い黄金色の輝きが何とも言えませんな。
                      左のノーマルな方(DX4112)が33g、右のヴァリアブル(4322N)の方が35gです。
                      2つの違いは見ての通りダイヤルの有無ですが、これにちなんで使用感も異なってきます。
                      私はペンケースに入れて持ち運ぶ普段使いはDX4112で、自宅用&色鉛筆用として使うのがヴァリアブルのほうです。
                      裏向けてみました。絵になりますねー。
                      先に手に入れたヴァリアブルのほうに経年変化によるクスミが見られます。使うほどに黄金色が変化していくのが真鍮製品の醍醐味と言えましょう。
                      寄ってみます。DUXのロゴと下には誇らしげなGERMANYの刻印。なぜかドイツ製品は日本人の心に刺さるものが多いんですよね。
                      質感ですが、真鍮を削り出したままの風合いでツルツルはしておらず、かといって見た目ほどゴツゴツもしておらず、何とも言えない触り心地を生んでいます。
                      素材を生かした仕上げで味があります。
                      横には確かなホールディングを約束する凹凸処理がされています。この凹凸がついた本体の横幅と、絶妙にくぼませた形状が親指と人差し指にピタリとフィットします。ロゴの面に中指を添えれば、力が入れやすい三点保持の完成です。
                      金属なのでひんやりとした感触も楽しめます。
                      ヴァリアブルには削り具合い調節ダイヤルがついています。
                      数字が1→3へ大きくなるにつれて、より鉛筆を尖らせることができます。
                      個体差なのか私が持っているものは2の数字が若干ズレていますが、これも手作業がなせる味として楽しみましょう。
                      ダイヤルはカチカチと音を立て、確かなクリック感があります。細かく刻まれたローレットにより操作性も抜群。
                      1〜3のダイヤルにはそれぞれ3段階の溝が彫ってあり、溝の長さで削り具合いを調節する仕組みです。ちょっとした工夫ですが、これはなかなか画期的な機構ではないでしょうか。
                      それでは、実際に色鉛筆を削って、削り具合い調節ダイヤルの性能とやらを見ていきましょう。
                      当然ですが盛大に削りかすが出るのでティッシュを敷きましょう。
                      シャリシャリと心地よい音をたて鉛筆が削られていきます。非常にスムースに削れ、削りかすも美しい!
                      私が鉛筆を削るのが好きな理由に、削った時の香りがあります。削るたびに芳醇な木の香りとともに新しい木肌が顔を出す。
                      鉛筆は書くことより削ることに美学があるように思います。
                      削り方にも自分なりの美学があります。
                      鉛筆をシャープナーに対して軽く押し込み気味に力を加えながら180°ずつ削っていきます。最後は力を徐々に弱めながら360°一気に回しきることで、芯先が折れず美しい仕上がりになります。
                      DUXのブレードは2000時間の使用にも耐えうる堅牢な刃が使われているそうです。
                      実際に買ってから2年ほど経ちますがまったく切れ味が衰えておらず、刃を替えたことはありません。
                      まあ鉛筆一本削るのに要する時間は数十秒ですので、死ぬまで刃は替えずにいけそうです(笑)
                      もちろん替え刃も手に入れることができますので、使用環境によって切れ味が落ちたとしても安心です。
                      削った3本の鉛筆を比較してみましょう。
                      左からダイヤル1〜3の順に並べてあります。
                      色鉛筆向きなのは1でしょうか。2と3はほぼ同じように見えますが、ダイヤルの溝が深い3のほうが心がより長めに削られているのが分かります。硬度の高い芯だとピンピンに尖らせることができます。
                      鉛筆の場合は芯の硬度によって2と3を使い分ける感じになります。
                      ヴァリアブルはDUXシャープナーの上位モデルとなります。
                      この削り分けができるのはポイント高いですね。
                      そしてオマケではありますが…、
                      ヴァリアブルのほうには専用の革ケースが付いています。なんとも豪華です!
                      これは人によっては必要ないという方もおられるようですが、ペンケースの中で金属の削り器がペンや定規と干渉することを考えると絶対にあったほうがいいと思います。
                      ヴァリアブルを入れてみます。専用ケースだけあってこのようにピッタリフィットします。
                      私はこのケースに普段使いしているDX4112を入れてペンケースに放り込んでいます。
                      本体自体の
                      以上、DUXのレポートでした。
                      真鍮素材からくる確かな満足感、絶妙な形状による持ちやすさ、高品質なブレードの削りやすさなど、
                      総じて非常に満足度の高いポケットシャープナーです。まさに一生モノ。
                      鉛筆を常用する方であれば持っておいて損はありません!
                      今回は長いので二編に分けます。
                      後編(KUM)に続く。