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2019.05.08 Wednesday

天然素材とデザインの妙、ラミー2000 タクサス を買う理由。【LAMY 2000 タクサス レビュー】

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    皆さんこんにちは。今月から新元号「令和」になり新しい筆記具、すなわち新元号筆は何にしようかと考えている方も少なくないのではないでしょうか。新元号スタートにふさわしい記事は何が良いかと考えたところ、やはりずっと使いたい筆記具、相棒となる筆記具、一生ものの筆記具といった共に過ごしていくのが楽しくなる筆記具を取りあげようと思いました。

     

     

     

    ということで、最近手にした筆記具の中で断トツに満足度の高いボールペン。ラミー2000のタクサスをレビューしていきたいと思います。

    以前ラミー2000のペンシルを記事にしましたが、タクサスは通常のヘアライン黒樹脂軸+ヘアラインステンレスの美しさとはまた別の、上品かつ洗練された輝きを放つ西洋イチイの木軸+パラジウムコートされた真鍮のコンビネーションで非常に美しいボールペンに仕上がっています。

    それではラミー2000の上位モデルである「タクサス」をじっくり見ていくことにしましょう。

     

     

     

     

     

     

     

     

    【ラミー2000のデザインに天然素材が加わるとここまで美しい】

    ラミー2000といえばゲルト・アルフレッド・ミュラーがデザインした傑作なのですが、モノトーンなレギュラーモデルであるラミー2000に対して、軸に天然素材の西洋イチイが使われセピア色をまとった上位モデルがタクサスです。木軸のラミー2000は他にもグラナディラを使用したラミー2000ブラックウッドがありますが、いずれもラインナップはボールペンのみです。

     

    まず結論から言うと、タクサスは間違いなくずっと使い続けたいと思えるボールペンであり、令和と共に年を重ねていくボールペンとして最適です!

     

     

    流線型のデザインはそのままに、素材を変えるだけでここまで印象の違うモデルになるのかと驚きます。何よりタクサスを握った時の肌馴染みの良さ。日本人の手にこれほどマッチするボールペンは他に無いと言っていいくらい手と一体感があります。

    西洋イチイの色合いはライトブラウンという言葉がピッタリで、木軸の中でも薄い色合いをしています。それはまるで経年変化を楽しむ前の生まれたてのブッテーロレザーのような明るいブラウン。

     

     

    他の木軸のように光を強烈に反射するのではなく、光をマイルドに受け止め鈍く輝いているように見えます。西洋イチイは硬く水を通しにくいという特徴があることから、きめが細かく密度が高いことがうかがえます。どのような経年変化がこの先待っているのか楽しみで仕方がありませんね。

    この美しい西洋イチイの輝きが永続していくか、または色濃く変化していくのか。共に時を歩んだ先にしか答えはなく、非常に楽しみな一本です。

     

     

    西洋イチイの軸以外に特筆すべき点が金属パーツの表面処理でしょう。ラミー2000とえばエッジの効いたステンレスのヘアライン加工が頭に浮かびますが、タクサスの金属パーツ(ノック部・ペン先)は真鍮にパラジウムコーティングという木軸に最適化された表面処理となっています。

     

     

    このパラジウムコーティングのマイルドな輝きが木軸のツヤ感と実にマッチしていて、素晴らしいデザインの一体感を奏でています。色味はシャンパンゴールドのような色合いで本当に手によく馴染みます。男性が使っても女性が使っても似合うボールペンというのはそうそうありません。

    このあたりは何年経っても古くならないラミー2000のデザインと素材の妙ですね。

     

     

     

     

    【ラミー2000のデザインとスペックを比較】

    続いてラミー2000シリーズでスペックを比較してみます。

    手元にあるタクサス(ボールペン)と4色ボールペン、ペンシルを並べて全長と軸径と重さの違いをみていきましょう。

     

     

    同シリーズのため、一見まったく同じに見える3本ですが、細かく見ると様々な違いがあります。

    ペン先で合わせて全長を比較するとタクサス→ペンシル→4色ボールペンの順で全長が長くなります。といってもその差は微々たるものですが。

     

     

    同じボールペンでも単色と4色ではノック部分の長さに1mmの違いがあるなどわずかに違いがあります。また、通常のラミー2000ボールペンではクリップ横に刻印されている「LAMY」のロゴは、タクサスではクリップ裏になりレーザー刻印のロゴとなっているのが分かります。

     

    左からペンシル、タクサス、4色ボールペン。

     

    軸径はどうかというと、単色ボールペン(タクサス)とペンシルの軸径は同じで、4色ボールペンは少し太めになっています。これは4本のリフィルを収納しなければならないがゆえなのですが、4色ボールペンは太くて使いにくいという方でも単色なら手に馴染むということも考えられます。逆に4色ボールペンはこのデザインを維持しながら、よくこの軸径に4本のリフィルを収納したなと感心します。

     

     

    タクサス(単色ボールペン)とペンシルを比較するとクリップの裏の「GERMANY」刻印の後の数字に違いがありました。タクサスは「GERMANY 2」、ペンシルは「GERMANY 1」。4色ボールペンもタクサスと同様に「GERMANY 2」となっているので、おそらくはボールペンとペンシルのパーツの分別と思われます。

     

    最後に重さですが、タクサスが33g、4色ボールペンが21g、ペンシルが19gとなっています。タクサスは真鍮素材が使われていることにより単色ボールペンとしては重め。しかし一般的に使いやすいボールペンの重量は20g前後です(と私は思っている)ので4色ボールペンに人気があるというのも頷けます。

     

     

     

     

    【他の木軸筆記具と比較/木軸と金属の一体感を見る】

    さて、西洋イチイの軸ですが先述してきたように非常に上品なツヤがあります。その美しさは他の木軸筆記具とは一線を画しています。

    ここでは手元にある木軸筆記具との比較をしていくのですが、並べてみるとなるほど、それぞれの筆記具において木の素材と金属部分のカラーバランスの良さを知ることができます。比較に使うのはタクサス、カスタムカエデ、エモーション、パーフェクトペンシルです。

     

    左から、パーフェクトペンシル、タクサス、カスタムカエデ、エモーション。

     

    4本の筆記具を並べてみました。それぞれが木軸+金属のパーツで構成されているのですが、その色の組み合わせは様々です。

    タクサスはライトブラウンの木軸に金属部がシャンパンというこれ以上ない組み合わせだと言えます。もしタクサスの金属部のカラーが明るめのシルバーだったとしたら、ここまでの高級感は出せなかったことでしょう。

     

     

    カスタムカエデについても、赤茶く経年変化するイタヤカエデだからこそゴールドの金属パーツが使われているのだと改めて気付くことができます。ゴールドだからペン全体がまとまり落ち着いて見えるのですね。

     

     

    ファーバーカステルのエモーションはデザインシリーズではお馴染みのペアウッドとクロームの組み合わせ。ペアウッドのオレンジに近いブラウンは未来的なクロームパーツのデザインと相性抜群。このエモーションは当ブログを始めた頃に購入したもののため随分と深い色合いに変化しています。

     

     

    同様に、パーフェクトペンシルの場合も黒い木軸(またはブラウンの木軸)とシルバーのコントラストが美しい。パーフェクトペンシルは木軸のカラーに加えて、リブパターンやギロシェ模様といった表面加工でさらに高級感を上げています。

     

    並べて比較することで木軸+金属部のカラーの組み合わせによるデザインのまとまりを感じることができました。木軸の筆記具を選ぶ時はこういう部分にも着目するとより楽しめるかと思います。

     

     

     

    【ラミー2000タクサスの書き味とまとめ】

    ノックすると「スコッ」という大人し目なノック音が。ノック感は同じくラミー20004色ボールペンよりも少し浅いため軽いタッチで芯の繰り出しが可能です。

     

    リフィルは「LM16」が適合。書き味は最初がかすれることがありますが、書き出し以外はなめらかなボール滑りで快適に文字が書けると感じました。ラミー20004色ボールペンの純正リフィルの書き味が酷かった(書き始めは筆圧強めでガシガシ書かないとインク出ない)ため心配でしたが一安心です。

     

     

    書き味について万が一気に入らなければ、モンブランやパーカーと同じくリフィルアダプター(ラミー用はLM-16 ※LM16が純正リフィルで、サードパーティーのリフィルアダプターがLM-16。若干ややこしい)があるため他のインクも試すことができますが、LM16リフィルに関してはそれほど粘度の高い油性インクではないので、私はアダプター+4C芯の運用はせず容量が大きい純正のリフィルを使うことにしています。

     

     

    タクサスの、通常のラミー2000シリーズとの一番の相違点として重量が挙げられます。通常のラミー2000油性ボールペン(単色)が16gの重量なのに対して、タクサスは約33gと約2倍ほどの重さ。これはノック部・ペン先・胴軸内に使われている真鍮素材によるところが大きいのですが、ペンの重さは筆圧の助けにもなるのと見た目の高級感ともバランスが取れているように感じます。通常のラミー2000ボールペンに慣れていると相当重く感じるので軽めの軸がお好きな方は要注意ですが

     

     

    残念な点といえば、ボールペンしかラインナップにないこと。メカニカルペンシルを発売すればそれこそ日本ではニーズがあるのではないかと思いますが、その場合はもう少し軸を軽くする必要があるかもしれません。

     

    さて、今回はラミー2000の上位モデル「タクサス」をレポートしました。手に馴染む色合いと高級感のある重みで満足度の高いボールペンでした。令和がスタートし新たな気持ちで仕事に励みたい方や、共に時を経てゆく楽しみを味わうのに最適なボールペンではないでしょうか。

    今回は少し長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

    それではまた。

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