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見事に煮干しをアートに昇華させた【メタルナニボシ】レビュー

2021年9月11日

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さて、今回はかなり久しぶりにガジェットカテの記事更新です。

とは言ったものの、これはガジェットなのかという疑念がつきまとうガジェット()のレビューです。先日よりキタンクラブから「メタルナニボシ」なるものが発売されました。販売形態は1回300円のカプセルベンダー(俗に言うガチャガチャ)なのですが、その名の通り素材が金属製のニボシという若干わけがわからない商品なのです。

 

 

 

しかしながら煮干しファンとしては黙って見過ごすわけにはいかない商品であることも確か。実際にショッピングセンターに走りソッコーで全種類手に入れてみて、これは間違いなくガジェットでありアートでありニボシ好きの心のよりどころであると感じました。

それでは「メタルナニボシ」がどのようなものか見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

【そこにあるのは精巧なメタル製ニボシ】

まずはじっくりとメタルナニボシを見ていくとしましょう。

皆さんも煮干しは食べたことや煮干しで出汁をとったことがあるかと思います。もしくは理科の実験で煮干しを解剖して、生物の構造の何たるかを煮干しに体を張って教えてもらったことがある人もいるのではないでしょうか。そんな我々の生活に馴染み深い煮干しだからこそ、似ていなければ許せないですし、ディティールを見てみたいと思うのは自然な感情です。それでは涙をこらえてラインナップを見ていきます。

メタルナニボシのラインナップは全部で5種類。

 

 

▲左から、中羽(60mm)、小羽A(47mm)、小羽B(45mm)、カエリ(40mm)、チリメン(33mm

 

大きさもバリエーションも本物の煮干しさながら。微妙な背中の曲がり具合いや哀愁を感じる目など、まるで煮干しの息づかいが聞こえてきそうなほど(死んでますが)リアルに煮干しをメタル素材にフィードバックしています。

 

 

最大種の中羽と最小種のチリメンの比較だとこのような体格差。バリエーションがあることは嬉しいのですが、ガチャガチャを300円で回してチリメンが出てきたときの先の見えない絶望感。これは覚悟しておかなければいけないところです。まあ、それがガチャガチャの楽しみでもあるのですが…。

 

▲カエリとチリメンを拡大

 

拡大して見てみると浮き上がった骨の感じや水分が抜けて所々凹んだボディ、尻尾の形まで何一つ妥協することなく造られていることがわかります。そしてそれはそれぞれ5種類において単なる大きさ違いではなく、小羽は小羽、カエリはカエリのカタチを形作っています。一見ハズレにも思えるカエリとチリメンの出来が特に良く、お皿に乗せると一瞬本物かどうか迷ってしまうほど。

ちなみにカタクチイワシは出世魚で、チリメン(シラス)→カエリ→コバ→チュウバ→(オオバ)となります。ですので縁起物としてプレゼントにも向いているのかも知れません。

 

 

煮干し等身大サイズでありながら金属のため重さはズッシリ。このサイズ、この質感、持ったときの気持ちの高揚はまさしくガジェット!

※ガジェット(gadget)・・・目新しい道具、面白い小物、ちょっとした装置といった意味を持つ英単語。

 

 

 

【実際の煮干しと比較してみる】

それでは実際に煮干しとメタルナニボシを引き合わせて比較していきたいと思います。

 

 

比較に使うのは長崎産のカタクチイワシを使った商品、マルトモ株式会社の「食べるにぼし」。我が家のカルシウム補給でお世話になっている商品です。

 

 

並べてみるとさながらニボシのターミネーター。食べるにぼしのリアルな金属光沢に勝るとも劣らないメタルナニボシの全身金属光沢!メタルナニボシの説明書にも「この商品は食べ物ではありません。」とあるようにメタルな方は食べることはできませんが、袋の中に混ざっていたら口に運んでしまいそうなくらいリアルです。

 

 

「食べるにぼし」の中には、まさにメタルナニボシで見るような大きさの煮干しが入っていて、今までは食べながらこれは中羽、これはカエリ、というように意識して食べていませんでしたが、今後食べるときはサイズに注目しながら楽しんで食べられるようになりました。メタルナニボシはそんなチカラも秘めていたわけですね!また、メタルナニボシの形と完全一致する「食べるにぼし」を探すのも面白そうです。

 

 

 

【どのようにして使えるか模索してみる】

さて、それでは一度冷静になってこのメタルナニボシの利用用途を探っていきたい。

ただ眺めるだけや手中で転がすのも良いのですが、可能性は無限大の商品であるため考えていくと色々な用途がありそうです。

 

①目隠しをして利きニボシを楽しむ

 

 

これはただの遊びなのですが、一人でやってもなかなか楽しいのでお勧めです。目隠しをするか手元を隠して5種類のうちどのメタルナニボシなのか、または、リアルな煮干しなのかを当てます。

これがなかなか難しくて、中羽は一発で分かるとして、小羽ABやカエリとチリメンなどは区別が付かず、一気にゲームレベルが上がります。さらに先ほどの「食べるにぼし」のような本物の煮干しを加えると、もう何が何だか分からなくなってしまうのです。

 

 

②発泡スチロールに刺す

 

 

これはメタルナニボシをアートとして考えたとき、どのようにディスプレイするのが一番美しいのかを追求したときに生まれました。頭を上にして四角い発泡スチロールに横並びで刺すと、まるで煮干しの記念碑か、はたまた煮干しを弔う墓標のようではないですか。銀色の質感が神々しい感じにも見て取れ、思わず手を合わせたくなってしまいます。

 

 

③ペン置き、箸置きとして使う

 

 

これが一番実用的な使い方と言えそうです。筆記具がメインのブログですので万年筆などを休ませてみました。スターリングシルバー等の金属軸の万年筆にマッチし、筆記欲を高めてくれるアイテムと化します。メタルナニボシも静かに筆記を見守ってくれているような気がします。

ただ注意点として、カエリとチリメンはこの用途には向かないということです。

 

 

 

【メタルナニボシまとめ】

様々な角度からメタルナニボシを比較・レビューしてきました。ただただリアルな出来映え。

これほどまでに煮干しに敬意を払った商品が他にあったでしょうか。メタルナニボシはただのニボシフィギュアではなく、単なる素晴らしきアート、心震わせるガジェット、そして煮干しの記念碑であり墓標。まさに煮干しファン必携のアイテムではないでしょうか。

 

 

この記事で試したメタルナニボシの活用方法は氷山の一角に過ぎません。使い方は無限大でユーザー次第。この記事を読んで血が騒いだ方は300円を握りしめて走りましょう。

それではまた。

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