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春は特殊効果の超望遠レンズで撮る!(Tokina Reflex 300mm F6.3 MF MACRO)

2021年5月19日

こんにちは。

もう梅の花が咲きました。まもなく桜前線が北上してくる頃でしょう。春といえば写真撮影の季節。茶色一色の風景に色とりどりの花が咲くのが本当に待ち遠しいですね。今回は、そんな花が咲き誇る春に向けて特殊効果で楽しめるおすすめレンズを作例とともにレポートします。



ISO100、SS=1/640

Tokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROの作例です。

 

今、あえてこのレンズです。色とりどりな花が待ち遠しいと言っておきながらモノクロで撮ってしまっていますが…。

 

Reflex 300mm F6.3 MF MACROはいわゆるミラーレンズと呼ばれるもので、通常の光学レンズではなく、鏡を利用して光を集めるレンズです。このミラーレンズの最大の特徴が、リング状に現れるリングボケです。

通常、ボケは絞り羽から作られる絞りの形に由来し、円形になるほどボケが綺麗とされます。イルミネーションを撮るときなどは玉ボケが綺麗ですよね。ミラーレンズの場合、入射光を撮像素子へと導くための副鏡が光の中心部を遮るため、真ん中が抜かれてリング状のボケになるのです。

 

それでは、OM-D E-M5 MarkⅡとの組み合わせでレンズをレポートしていきます。

 

 

正面から見るとこのようにミラーがででーんと構えています。レンズ奥の白く見える部分が主鏡で、中心部分が副鏡です。見るからにリングボケを作りそうな構造ですね。

最短撮影距離は80cmで、焦点距離が300mmということを考えるとかなり寄れるスペックです。絞り値は6.3固定と若干暗めですが、最近のカメラは高感度撮影面で優れるため問題ありません。全長はたったの6.6cm。鏡胴は金属製で質感も良くそれでいて298gという軽さ。総じてかなりフットワークの軽いレンズといえます。

実際、撮影に行くときに携行するサブバッグには必ずこのレンズが入っています。小さいっていいですね~。

 

マイクロフォーサーズの300mm超望遠レンズといえば、他にもLUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 / MEGA O.I.S.やM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROがありますが、それらとはまた違った効果を狙ったレンズとして活躍してくれますよ。

 

 

マニュアルレンズですのでピントリングは無限遠でストップします。デジタルレンズのくるくるとどこまでも回ってしまうピントリングに違和感を感じるたちなのでこの無限遠の安心感は大きいです。ただ、トルクがヌルヌルと柔らかめに動く(私のだけ?)ためピントはシビアです。星空の写真を撮る際はマスキングテープなどで無限遠固定をするほうがいいでしょう。

 

もうひとつ、このレンズのいい点は上質なフードが付属することです。

 

 

フードの内側には丁寧に乱反射防止の起毛処理がしてあります。ミラーレンズは逆光や横からの光に弱いためフードは必須といえましょう。決してコントラストが高いレンズではないですが、フードの使用にRAW現像やJPG編集でもある程度仕上がりをコントロールできますね。

 

 

フードをつけた場合の比較です。右のフードなしはレンズプロテクターをつけています。フードの表面はレザートーン調の塗装が施されていて、しっかりと厚みもあります。このフードは反対向きにかぶせることもでき、コンパクトに携行することができるのです。他にもフードをしたままでも使いやすいレンズキャップも付属します。

 

【作例】

ISO200、SS=1/640

シャボン玉での作例。少しわかりにくいですが、右寄りのシャボンにリングボケが発生しています。通常のボケと同じく、ピント位置から遠くなるほどにリングボケは大きくなります。中心のシャボンもしっかりと解像しているのが確認できます。

 

ISO500、SS=1/1000

MACROというだけあってマクロ撮影もお手の物。蜜を求めて来たミツバチを捉えました。背景のリングボケが少しうるさくなってしまいましたが、このようなボケを使った立体的な写りは得意なレンズです。

 

ISO200、SS=1/3200

頭上を飛び交うツバメを捉えました。逆光には弱いレンズのためフレアが盛大に出ています。35mm換算で600mmという焦点距離とマニュアルフォーカスで野鳥撮影にも向きます。小型軽量を生かして置きピン&手持ちで振り回すことも可能。軽いと素早い動きの被写体も簡単に追うことができますね。

 

ISO1250、SS=60秒 デジタルテレコン(×2)使用 ポラリエ使用

三脚を据えてポラリエ使用でオリオン大星雲を撮影。Tokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROは軽いためポラリエのようなポータブル赤道儀に装着しても安定します。赤道儀付き望遠鏡の写りとまではいかないものの、換算600mmは明るい天体の撮影であれば程度こなせます。プレアデス星団等明るい天体であればいけますね。ただしF値が6.3のため星雲の撮影は苦手なレンズです。

 

いかがでしたでしょうか。

今回はTokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROをレビューしました。ミラーレンズの特殊効果であるリングボケを生かせば面白い絵作りができそうですね。300mmのレンズとしては軽量&コンパクトで値段も3万円以下と安く手が出しやすいです。これから来る本格的な春に向けて軽量・コンパクトな超望遠レンズをカメラバッグに加えてみるのもいいかもしれません。

 

ではまた。

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