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2017.05.01 Monday

【DUX編】鉛筆使い必携!ドイツ製ポケットシャープナー比較

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    突然ですが、鉛筆を削るのが好きです。

    万年筆やボールペンやシャープペンも素敵ですが、我々の筆記の原点である鉛筆。使った分だけ鉛筆そのものが減っていく、そのなんとも儚い筆記用具を陰で支えているのが鉛筆削り器です。しかしハンドルを回してゴリゴリ削る、あの大きな鉛筆削りを持ち歩くわけにはいきません。切れ味がよくて携帯できるものが必要です。

    今回は、そんな便利かつ最高に満足度の高いポケットシャープナーについて書いていきたいと思います。

     

     

    ふつう、ポケットシャープナーは1個あれば十分です。しかしなぜか1個、また1個と増えてしまうのがポケットシャープナー。今後も増え続ける予感がしてなりません。

    今回比較レポートするのは上の4個+αです。

    左から、KUMロングポイント、KUMウェッジツイン、DUXシャープナー、DUXシャープナー/ヴァリアブル。いずれも金属素材のポケットシャープナーで、KUMがマグネシウム製、DUXが真鍮となっています。最近店頭で見かけるものは軽量なプラスチック素材のものが主流ですが、どうせ使うならなんといっても金属製でしょう。こんなに小さいのに所有欲が満たされるモノはそうそうないです。

    まずは永久不変の逸品とされるDUXのほうから見ていきましょう。

     

     

    【DUX/DX4112・4322N】

    1908年、ドイツで初めて手動式鉛筆削り器が発明され、それ以降、形を変えることなく作り続けられている名作。一つ一つが熟練の職人の手作業によって作り出されているそうです。歴史も古いポケットシャープナーですね。もはや一生もんの鉛筆削りといえます。
    こちらはいずれも真鍮製。ズッシリとしています。そしてこの鈍い黄金色の輝きが何とも言えませんな。左のノーマルな方(DX4112)が33g、右のヴァリアブル(4322N)の方が35gです。2つの違いは見ての通りダイヤルの有無ですが、これにちなんで使用感も異なってきます。私はペンケースに入れて持ち運ぶ普段使いはDX4112で、自宅用&色鉛筆用として使うのがヴァリアブルのほうです。
    裏向けてみました。絵になりますねー。先に手に入れたヴァリアブルのほうに経年変化によるクスミが見られます。使うほどに黄金色が変化していくのが真鍮製品の醍醐味と言えましょう。
    寄ってみます。DUXのロゴと下には誇らしげなGERMANYの刻印。なぜかドイツ製品は日本人の心に刺さるものが多いんですよね。質感ですが、真鍮を削り出したままの風合いでツルツルはしておらず、かといって見た目ほどゴツゴツもしておらず、何とも言えない触り心地を生んでいます。素材を生かした仕上げで味があります。
    横には確かなホールディングを約束する凹凸処理がされています。この凹凸がついた本体の横幅と、絶妙にくぼませた形状が親指と人差し指にピタリとフィットします。ロゴの面に中指を添えれば、力が入れやすい三点保持の完成です。金属なのでひんやりとした感触も楽しめます。
    ヴァリアブルには削り具合い調節ダイヤルがついています。数字が1→3へ大きくなるにつれて、より鉛筆を尖らせることができます。個体差なのか私が持っているものは2の数字が若干ズレていますが、これも手作業がなせる味として楽しみましょう。
    ダイヤルはカチカチと音を立て、確かなクリック感があります。細かく刻まれたローレットにより操作性も抜群。1〜3のダイヤルにはそれぞれ3段階の溝が彫ってあり、溝の長さで削り具合いを調節する仕組みです。ちょっとした工夫ですが、これはなかなか画期的な機構ではないでしょうか。
    それでは、実際に色鉛筆を削って、削り具合い調節ダイヤルの性能とやらを見ていきましょう。
    当然ですが盛大に削りかすが出るのでティッシュを敷きましょう。シャリシャリと心地よい音をたて鉛筆が削られていきます。非常にスムースに削れ、削りかすも美しい!私が鉛筆を削るのが好きな理由に、削った時の香りがあります。削るたびに芳醇な木の香りとともに新しい木肌が顔を出す。鉛筆は書くことより削ることに美学があるように思います。
    削り方にも自分なりの美学があります。鉛筆をシャープナーに対して軽く押し込み気味に力を加えながら180°ずつ削っていきます。最後は力を徐々に弱めながら360°一気に回しきることで、芯先が折れず美しい仕上がりになります。
    DUXのブレードは2000時間の使用にも耐えうる堅牢な刃が使われているそうです。実際に買ってから2年ほど経ちますがまったく切れ味が衰えておらず、刃を替えたことはありません。まあ鉛筆一本削るのに要する時間は数十秒ですので、死ぬまで刃は替えずにいけそうです(笑)
    もちろん替え刃も手に入れることができますので、使用環境によって切れ味が落ちたとしても安心です。
    削った3本の鉛筆を比較してみましょう。左からダイヤル1〜3の順に並べてあります。色鉛筆向きなのは1でしょうか。2と3はほぼ同じように見えますが、ダイヤルの溝が深い3のほうが心がより長めに削られているのが分かります。硬度の高い芯だとピンピンに尖らせることができます。鉛筆の場合は芯の硬度によって2と3を使い分ける感じになります。
    ヴァリアブルはDUXシャープナーの上位モデルとなります。この削り分けができるのはポイント高いですね。
    そしてオマケではありますが…、
    ヴァリアブルのほうには専用の革ケースが付いています。なんとも豪華です!これは人によっては必要ないという方もおられるようですが、ペンケースの中で金属の削り器がペンや定規と干渉することを考えると絶対にあったほうがいいと思います。
    ヴァリアブルを入れてみます。専用ケースだけあってこのようにピッタリフィットします。私はこのケースに普段使いしているDX4112を入れてペンケースに放り込んでいます。
    以上、DUXのレポートでした。真鍮素材からくる確かな満足感、絶妙な形状による持ちやすさ、高品質なブレードの削りやすさなど、総じて非常に満足度の高いポケットシャープナーです。まさに一生モノ。鉛筆を常用する方であれば持っておいて損はありません!
    今回は長いので二編に分けます。後編(KUM)に続く。
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