ボールペン・万年筆・メカニカルペンシルなど、文房具好きの購入記を写真多めで比較レビュー。
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物欲のままに手に入れたアイテムをレビューしたりしなかったり。

FUTAGAMI 真鍮製ペーパーウェイト三角

2024年10月3日

みなさんこんにちは。
徐々に汗ばむ陽気の日も増えてきて、今年も早いもので夏がそこまで来ているといった感じです。
これからの季節は窓を開けて仕事や趣味を楽しむ方も増えてくるかと思います(梅雨時以外は)。窓を開けての作業はとても心地いいですよね!
 
そんな時に心配なのが風で不意に書類が飛ぶことではないでしょうか。
自身も資料を広げて仕事をしている際に風で机の上がめちゃくちゃになった覚えがあり、それ以来、アンモナイトの化石をペーパーウェイト代わりにして、幾つか机の上に置いています。
これはこれでいいのですが、はやり本格的なペーパーウェイトが欲しい。
 
もう少し重さのあるものが…。
 

 
という欲求に駆られるのは当然の成り行きではないかと思うのです。そこでいろいろ調べてみると、あるではないですか日本製のよいペーパーウェイトが。
ペーパーウェイトといえば金属製を思い浮かべていました。金属製といえば、経年変化が楽しめる真鍮製。コハナの真鍮製竹尺を購入したときもそうでしたが、日本製でこだわりのあるプロダクトに心惹かれる傾向にあるのです。
そして例外なく再び、真鍮製のデスクトップ小物を購入してしまうのでした。
 
今回は「FUTAGAMI」(フタガミ)の真鍮製ペーパーウェイト三角をレビューします。
 

 

【パッケージ】
 

 
ずっしりした真四角の小さな紙の箱。なんとも和風な匂いを漂わせています。
 

 
箱をそっと開けるとFUTAGAMIのブランド名が入った説明書がお目見え。
富山県の高岡で1897年に創業された真鍮の鋳物メーカー「二上」から生まれた真鍮の生活用品ブランドである「FUTAGAMI」。
 

 
真鍮は使えば使うほど表面の酸化が進み、独特の味わいが出てくる人と場所に馴染んでいく素材です。日常生活に真鍮の製品を置くことでモノと歩む日々が特別なものになり、愛着をもって末永く使い続けることができる。
 
やはりブランドコンセプトが素敵です。
 
説明書の裏側は英語表記となっていて、外国の方にも真鍮と暮らす日常の素晴らしさが伝わる仕様。
また、真鍮の経年変化の特徴である「緑青」についても書かれており、緑青が気になる方への対処方など、鋳物メーカーならではの手入れ情報を知ることができます。
 

 
説明書の下には和紙に包まれたペーパーウェイトが。
丁寧に巻かれた和紙を解くと、黄金色のペーパーウェイト三角が姿を現します。
 

 

【ペーパーウェイト本体】
 

 
掌に収まるちょうどいいサイズ感。本体はちょうどピラミッドを上下に二つ合わせたような形をしています。
どの面を置いても均等に重みが伝わるようにデザインされている、ありそうで無かったカタチ。
真鍮の重みと鈍く輝く表面は、手に持って見ているだけで楽しくなりますね!
スペックは、三角形の一辺が約3.8mm、重さは235g。
 

 
表面は加工無しのザラザラな面とヘアライン加工された面があります。ザラザラな面は鋳造されてきたそのままの質感で、金属の塊感がひしひしと伝わってきます。
 

 
ヘアライン加工の面と磨かれていないザラザラな面、二通りの手触りが楽しめる他、ザラザラ面はしっかりと紙を押さえる役割を担います。
二つある磨かれた面の片方の面にはFUTAGAMIのブランドロゴがひっそりと佇んでおり、ロゴもでかでかと入るのでは無く、小さく控えめながらもシンプルなロゴのため良いアクセントとなっているのです。
 

 
デスク周りにある真鍮製品と一緒に置いてみました。それぞれブランドは違いますがこの統一感。
そしてそれぞれが長く使うことで色変化して、味わいのある道具へと変わっていきます。
なんだか自分がデスクに座って仕事した時間が見た目として残っているようで嬉しくなりますね。
 
 
ということで、今回は日本の鋳物ブランド「FUTAGAMI」のペーパーウェイト三角をレポートしました。
FUTAGAMIのペーパーウェイトは「三角」以外にも「菱形」と「四角」もありますので気になった方は要チェックです。また、他にも箸置きや鍋敷きなど真鍮製としては珍しいラインナップもあり、揃えたくなります。
デザインも和風で品があり真鍮の素材と併せて、日本のわびさびを感じることができるでしょう。
 
それではまた。

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文房具

Posted by たにけん