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アップデートで動作サクサク!【ONKYO DP-S1】

2024年2月25日

今回は久しぶりにガジェットカテの更新です。

最近、ONKYODAPDP-S1」に大幅なアップデートがありました。DP-S1は、コンパクトなボディに2.5mmのバランス接続や音質を向上させるアップサンプリング、Hi-bit32など音にもこだわった仕様が注目を集めるなか、UIについては賛否両論ありアップデートが待たれていたところです。

 

 

前回のアップデートでは曲名リストの右にバーが追加されるなど操作性の向上に関する改善が行われました。今回はe-onkyo music対応やレジューム機能が追加されるなど、UI意外にもWIFI機能を生かしたエンターテイメントな部分がブラッシュアップされています。

 

 

 

 

1や8については今回は割愛(MQA音源の曲がないm(_ _)mMac持ってないm(_ _)m)して、それ以外の項目で快適になったと感じる部分をレポートします。

それではそのアップデート内容を分解して見ていきたいと思います。

 

 

 

【UIと見た目の改善】

 

まず起動後のメニュー画面の違いですが、以前のバージョンと比べてホームメニューパネルがグレーっぽくなっています。また、WiFiの下にe-onkyo musicのショートカットが追加されました。(デフォルト表示で変更は可)

 

 

こちらはWiFIに接続した状態で押すとe-onkyo musicへのログイン画面になり、ログインすることで購入した楽曲をダウンロードできる仕様となっています。右下のアイコンはログアウトボタンです。

 

画面下にはレジューム中の楽曲が表示されています。

 

 

ホームメニューの6つのショートカット(写真の赤枠内)を変更できるというのも今回追加された新しい機能のひとつです。6つのショートカットとはMusicStreamingの下にある6つのアイコンのことで、長押しすることで変更可能です。

 

 

変更可能な項目として以下が用意されています。

 

e-onkyoダウンローダー(デフォルト)

・リピート

・シャッフル

・設定(デフォルト)

Wi-Fi(デフォルト)

Bluetooth(デフォルト)

・明るさ

・バランスモードの出力切り替え(デフォルト)

・ラインアウト

・ゲイン切り替え

・音楽ライブラリの同期

SDカードのマウント解除

・オーディオ調整(デフォルト)

・カスタムサウンド

・アップサンプリング

Hi-bit 32

・デジタルフィルタ

・ロックレンジアジャスト

・なし

 

以上の19項目。

再生中に音質をちょっと変えたい時などショートカットを変えておくと便利です。また、「なし」を選択してシンプルな構成にすることも可能となりました。

 

 

早くなった外部メディア読み込み

 

私的にはこれだけでかなり満足です。DP-S1はマイクロSDカードのダブルスロットを採用していますが、楽曲数が多いSDカードを読み込む場合、起動してからメディアの読み込みに時間がかかり音楽を楽しむまでに待ちの時間ができてしまっていました。スマートフォンのメディアプレーヤーアプリからの音楽再生に慣れていると、この読み込み時間にフラストレーションがたまります。

同じSDカードの読み込み時間として、アップデート前と後では体感で5分の1くらいの時間に短縮されています。(読み込みが気にならないくらい)これはかなり快適になったポイントです!

 

 

ちなみに今回のアップデートで、今までのマウント解除以外にSDカードのフォーマット機能にも対応しています。おまけの機能といえばそうですが、どちらかと言えばフォーマットもできたほうがいいという感じです。

 

 

動作の安定・高速化

画面の切り替わりの速度アップとメディア読み込み時間が短縮されたことで、全体的な動作のサクサク感がアップ。スマホになれている現代人にとって、以前の画面切り替わりのカクカク感やもたつきは耐え難いものでした。画面が切り替わる際のコマ数こそ変わりませんが動作が機敏になったことで目当ての曲までのアクセス時間が短縮されています。DP-S1は独自UIということで、他のDAPで当たり前のようにできていることができないという縛りがありましたが、ここへきてやっと練られたUIへと進化しつつあります。

 

次の項目の楽曲へのアクセスについても大幅な改善がみられます。

 

 

楽曲へのアクセス

フォルダ・プレイリスト以外の項目からの楽曲へのアクセスも改善しています。

 

 

アーティスト・アルバムアーティスト・アルバム・曲・ジャンルの項目については項目を選んで一覧を表示させた状態で、画面右端から左に向かってスワイプすることでインデックスが表示されるようになり、目当てのアーティストや曲にアクセスしやすくなりました。

こちらは日本語にも対応していて、スワイプでインデックスを表示させた後に上にスワイプすることで表示されます(ローマ字インデックスの下に日本語インデックスがある)。楽曲数やアーティストが多い場合は重宝します。

 

 

楽曲の早送り・巻き戻し

前回のアップデートで再生中の画面のバーをスライドすることで早送り・巻き戻しの機能が追加されていましたが、今回はサイドボタンの長押しでの早送り・巻き戻しに対応しました。

 

※本機はmusashinoレーベルのレザーケースをしています

 

これでポケットの中のDP-S1に対して、ブラインドで早送り・巻き戻しができるようになりました。早送り・巻き戻しの最中は無音の状態となります。

 

 

まとめ

今回のアップデートでDP-S1UIについてもかなり成熟してきたといえます。実際にほぼ毎日使っていてUIでのストレスがほぼ皆無になったと言っていいです。(他のDAPの操作性を知らないからかも知れませんが)音楽再生に特化した独自UIという意味では素晴らしく使いやすくなったのではないでしょうか。

個人的には動作のサクサク感・メディアの読み込み時間の短縮という部分が、今回のアップデートのメインといって良いくらい大きな改善だと感じています。DP-S1の大きさ、質感、音質に加えて、操作性がバージョンアップしたことでさらに愛着が湧く機種となっています。
 
独自UIが使いにくかったがために購入を躊躇していた方もそろそろ買い時かも知れません!
それでは今回はこの辺で。

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